先日、観に行った映画…

 

『シライサン』の感想…

 

多分、レビュー的なヤツは他所にあると思うんで

 

原作(ノベライズ?)と絡めた感じで少し…

 

 

パンフレットの表記では原作なので原作で統一しますが…

 

原作と映画版では、中盤以降がだいぶ違います!

 

何が違うかと言うと…大雑把に言って…

 

〝シライサン〟と言う呪いの正体については語られていない…と言う事

 

この辺は…多分、尺と表現方法の違いが大きいのだと思います

 

尺的な意味で言うなら、これ以上足してしまうと

 

かなりカツカツでゆとりのない話になってしまうという事

 

瑞紀と春男のラブコメ的な展開を減らせば、もう少し足せたかも知れませんが…

 

ちょっと足すくらいでは言葉足らずになるのと

 

緩急をつけて恐怖シーンを盛り上げる意味を考えると…って感じですかねぇ…

 

表現方法の方で言うと、説明的な部分が多い上

 

〝今〟と関わりが薄いので、映像作品として考えると蛇足感が出そう…

 

実際、映画を観ても…この辺りの事を描かない事で

 

現在の〝呪い〟に集中出来て物語として破綻や説明不足もなく

 

良い出来だったと思います!(何様か(笑))

 

比べてしまうとアレですが…

 

去年、観た『貞子』のようにアレもコレもと欲張って作ってしまうと…

 

結局どちらの話も説明不足で、もやっと終わっちゃいますからねぇ…

 

アレも〝ユーチューバー〟の弟と姉の話か

 

貞子の〝依り代〟にされる少女の話か

 

どちらかに決めて、しっかりと内容を作れば面白い作品になったものを…

 

閑話休題…

 

そんな訳で、何でもかんでも詰め込み過ぎずに

 

適度にぼかす事で成功した映画のように思いました!

 

あと、昨今のホラー(特に、Jホラー)のように

 

キャーキャーと悲鳴が煩くないのも好感が持てましたね

 

 

そんな感じの映画版なので…

 

〝シライサン〟の誕生・呪いの本質・目的…等

 

詳しく知りたくなったら…

 

乙一さん名義で出ている原作を読むべし!(笑)

 

 

 

あと、多少ネタバレだけど…

 

瑞紀が思いつく〝呪い〟の回避方法…

 

日高由香さんの『ゴメンナサイ』って小説を思い出しました!(笑)

 

 

最後に…

 

映画本編が終了しても…

 

席を立たず…

 

エンドロールを注視してください…

 

思わずニヤッとする名前がありますよ(笑)