2024.4.27
旅行2日目No.2 カソール・マニカラン
早速街歩き&朝ごはんを食べに出かけよう。
宿の目の前の通りには、食堂やベーカリー、お土産物屋さんが並ぶ。
この町、『ジャーマンベーカリー』だらけだな〜!!
『ジャーマンベーカリー』は、メジャーな観光地よりも、どちらかと言うと長期バックパッカーが集まるような地方の町にあることが多くて、
まだあまり美味しいスイーツやパンが手に入らない時代から、
ここではシナモンロールやチーズケーキなどが食べられたことから、世界中のバックパッカーに人気だった。
大抵一つの町に1〜2軒しかなくて、私にとってもジャーマンベーカリーはちょっと特別感のあるお店だった。
それがこのカソールには、
1軒・・・
7軒!!!(Googleマップを見たらあと2つくらいあった)
私が若かった当時から、どれがオリジナルでどれがニセモノかみたいな話もあったけど、いくらなんでも多すぎでしょ!
しかもこの町、めっちゃちっちゃいからね!!徒歩10分圏内にこれだけある感じ。
看板を見るとビミョーに名前が違うけど、実はチェーン店で、同じ場所で作ったものを各お店で出しているとか?
でも、覗いてみたら値段も種類もバラバラだったから違うな。
それとも、元々オリジナルの『ジャーマンベーカリー』があって、
みんな勝手に真似をして『ジャーマンベーカリー』って名前を付けて次々に店舗を出したのか、
それとも、『ジャーマンベーカリー』は固有名詞ではなく、“ドイツ風のベーカリーよ”と言う意味で看板に書いているのか。
いや、そもそもあれが本当にドイツ風のパンなのか、疑問・・・
ま、どー----でもいいか!とにかく多すぎて特別感がないわ〜。
私なら真似しないで全然違う種類のベーカリーにするけどね。
ジャーマンベーカリーの一つを道端からチラッと覗くと、ヒッピー風の西洋人たちが店内に溜まっていて、
そこからは強いガンジャ(マリファナ)の臭いが漂って来た。
実はこのカソールとその周辺は、マナリなどと同じくガンジャが有名で、それ目的で訪れる旅行者もとても多いのだ。
そして、ここカソールは『ミニイスラエル』とも呼ばれている。
ここを訪れる外国人旅行者の何と75%がイスラエル人だと言う。
兵役を終えたたくさんの若者たちが、ここを目指してやってくるらしい。
歩いていると、私にも「ガンジャ?ハシシ?」と売人から声が掛かった。
いやいや、私吸いそうに見えます?振り返ると・・・
雪山だ〜
さいっこう
朝ご飯はこのダバ(大衆食堂)にきーめた!
チャイ(20ルピー=約38円)と、チーズパラタ(80ルピー=約152円)をオーダー。
パラタはパラタでも、前回ケララ州で食べていた南インドのパラタと、この北インドのパラタは全然違う。
こっちのパラタはジャガイモやチーズなど、中に詰め物がしてあることが多くて、生地はもちもちしている。
一方南インドのパラタ(パロタ、ポロッタetc)は、パイみたいに層になっていてふわっサクッて感じ。
昔、南インドでパラタが大好きになった後、北インドでメニューにパラタを見つけて喜んでオーダーしたら、
全然違うのが出てきて「あれっ?」ってなった記憶がある。
では、いただきまーす!!!チーズがたっぷり入っていて、あっつあつ、生地はもっちもちで最高に美味しい!
チャイは甘さ控え目でジンジャーが効いていて、私好み。
このお兄さんが、生地をコネコネして作っているよ。
タンドールの中に手を入れて貼り付けるのは、熱そうだよね。
あ~美味しかった!ごちそうさまでした!
歩いていると、馬やロバが通ったり・・・
羊?ヤギ?の群れが通ったり・・・・
ドライヤーを探そうかな。この気温ではドライヤーなしでは無理だから、買うことにした。
あ、あのお兄ちゃんに聞いてみよう。
「あの~、ドライヤーを買いたいんだけど、どこで買えるかな?」
「ドライヤー?僕の店にあるよ!!COME!!」
と、連れて行ってくれたのは、二階にある小さなスマホ屋さん。
棚の一番上から埃だらけのドライヤーの箱を下ろして、見せてくれた。
「あ~。これはちょっと大きすぎるわ。旅行者だから、もうちょっと小さいのが欲しくて・・・」
インド人なら大抵ここで、
「ノー!ノービッグ!!グッドサイズ!!ベリベリグッド クオリティー!!テイク ディス!!」
って、こっちの都合は完全に無視した勝手な意見を言って、売りつけようとしてくる。
ところがこのお兄ちゃんは、
「あ~そうだよね。大きすぎるよね。うちにはこれ一つしかないんだ。」
「他に買えそうなお店はあるかな?」
「ノー。カソールで電化製品を扱うのはうちだけなんだ。隣のマニカランに行けばたくさん電化製品のお店があるから、そこで買ったらいいよ。」
めっちゃいい人
元々今日はマニカランに観光に行く予定だったから、もうこのまま行ってしまおう。
「バスってこの辺りで待ってればいいの?」
「うん、ここに停まるよ。でも、今日は雨の影響でバスがあっちから全然来ないんだよ。
普段なら30分に一本あるんだけどね。」
「そっかぁ。私が今朝来た時も道のコンディションがすごく悪くて、何度も渋滞してたわ。」
「あと15分くらい待ってごらん。」
そのお兄ちゃん(左)と両替屋のお兄ちゃんと色々お喋りしながらバスを待つ。
とーっても話しやすくて感じのいい二人
なんか、RRRみたい!!
ナートゥナートゥ踊って欲しい!
「今日マニカランに行って、明日はマラナ村に行ってみようと思うんだけど、一人で行くには結構お金掛かるんでしょ?」
「ここからジャリまでローカルバスで行って、そこからタクシーをチャーター。往復で2000ルピー(約3800円)、降りたところから歩いて1時間でマラナに着くよ。タクシーは最大四時間待ってくれる。」
「詳しいねぇ!2000ルピーかぁ。シェア出来る人がいればいいけど、一人だと高いね。ところでお兄さんたちは地元の人?」
「僕たちはダラムサラ出身だよ。」
「そうなんだ!この後行く予定だよ。いいところだよねぇ。ここからバスで行くには・・・」
「ここからブンタルまで行って、乗り換えてパランプールまで、そこで乗り換えてダラムサラまで行けるよ。」
「途中でカングラに一泊しようかと思ってたんだけど、カングラはどう?」
「あー、まぁまぁかな。行かなくてもいいんじゃない?」
などなど、何でも教えてくれて助かる!
「あれ〜?もう30分以上待ってるよね。バス、来ないなぁ。」
「歩いても40分で着くよ。歩いていって、途中でバスが来たら乗れば?こうやって手をパタパタさせれば停まるから。」
「そうだね、そうしてみる!お兄ちゃんたち、センキュー!またね!」
と、マニカラン方面に歩き始める。
すると、数分も経たないうちに後ろからバスがやってきた!!!
パタパタパタ
ちゃんと停まってくれて、無事乗車!
マニカランまでは7ルピー(約13円)
15分ほどでマニカランに到着!
地元の人々の服装が独特で素敵
細い路地には色々なお店が並ぶ。
あ!早速電化製品を置いているお店を発見!
小さくてパワフルなドライヤーがあった!ちょうどいい。
「おじさん、これいくら?」
「ちょっと待ってね、ええと999ルピー(箱に定価が書いてあった)だけど、950(約1800円)でいいよ!」
と勝手にまけてくれた。わーい。
隣の床屋さん。
この辺りの地元の人達は、こう言う帽子を被っていることが多い。
Kullu Hat(Kulluはヒマーチャル・プラデーシュ州の土地の名前)って言うんだって。かわいいよね。
さぁ、どんどん進んで行ってみよう〜!
続きはまた今度。
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