2007.12.23
昨日橋で会ったイラン人のおじさんがお昼に迎えに来てくれた。
スペイン人のデイビッドも一緒。
イマーム広場の側のこ~~~~んな素敵なレストランへ!!キラッキラ
チェロウケバブ、スペシャルケバブ、ドルメ(ピーマンとトマトの中身をくり抜いた中に米や肉が詰めてあるもの。)
イランに入ってから一番美味しい食事だった!!(多分一番高いお店)
でも、おじさんはどうも何か友人以上のモノを求めている雰囲気が伝わってきて、
彼の発する言葉の端々にセクハラを感じ取って気持ち悪くなってしまった
デイビッドが一緒でよかった。
私はご馳走になるつもりはなかったけど、デイビッドは、
「いいんだよ、いいんだよ、この人ぜったいお金持ちだから。サンキュー!!サンキュー!!!イヒヒヒヒヒ」
って言ってさっさとレストランを出てしまった。
おじさんは全額払ってくれたけど、本当にいいのかなぁ・・・・
その後もどこかに連れて行きたいみたいだったけど、何だかやっぱり気持ちが悪くなっちゃったから、すぐに宿に送ってもらってバイバイした。
ごちそうさまでした・・・
夕食は、昨日のと~~~~~っても素敵なチャイハネに、デイビッドと今日来た短期旅行の日本人と一緒に食べに行った。
とっても楽しくていい夕食だった!!!!
なのに・・・お会計時、
「アーブグーシュートが2万リアル(約240円)で、チャイも2万リアル。」
「は??チャイが2万リアルってありえないでしょ~~~~~~~~!!!!」
(5つ星ホテルでも7000リアルだったのに)
昨日はイラン人に連れて来てもらって、全く同じ物を食べて飲んで4人で8万リアルちょっとだったのに。倍じゃん!
「昨日と全然料金が違うけど。」
そう訴えたけど、彼は全く引かない上に逆ギレして、すごい高圧的な態度
私もその態度に久し振りにめーーーちゃくちゃ腹が立って、プンプンして店を出てきた。
さてさて、その後はズールハーネへ。
ズール「力」ハーネ「家」、ズールハーネで「力の家」と言う意味で、
イランにはどんな小さな町でもズールハーネがあるらしい。
早速中に入ってみる。(10000リアル=約120円)
・・・・うっ。臭っ!!!
汗臭い。オトコ臭い。
ワキガ臭い~~~~~
せっかくイランの伝統スポーツを見に来たんだから、ガマンガマン。
壁中にズールハーネで鍛えた肉体を持つ男たちの写真。
十数人の男たちが現れて、おじさんが太鼓を叩きながら決して上手とは言えない歌を歌い始めた。
この歌は、歌かと思ったら詩やコーランを唱えているらしい。
格闘技かと思ったら、ひたすら自分の肉体の鍛錬をする道場と言う感じ。
腕立て伏せをしたり、20キロ以上もあるという棍棒を振り回したり、スーフィーみたいにくるくる回ったり。
臭かったけど、なかなか面白かった!
帰りにネット屋さんに行くと、隣の席のイラン人がポルノサイトを見ていてびっくりした!!
これだけ性に対して厳しいイスラムの国なのに、公園で男女がいちゃつくことすら禁止の国なのに、ポルノサイトに規制が掛かっていないなんてオドロキ。
イランみたいな国では一切そう言うものは禁止かと思ってた。
いやむしろ現実の男女交際が厳しいからこそ需要があるのか・・・?
今日も真夜中までドミのみんなと喋る。
楽しくて夜が遅くなっちゃうな。
2007.12.24
イランに入ってから、毎日毎日イラン人から親切にされている。
イランの人たち、大好き
その一方、毎日毎日、からかいも受ける。
からかってくるのは、ほんの一部の若い男の子たちだけなんだけど、それでも毎日毎日それが続くと我慢も限界になる
しかも、男の子と歩いてたら言って来ないくせに、女一人だと途端にからかって来るんだよね!
朝、一人で靴屋さんがいっぱい入ってるビルに入ってブラブラしていた。
入り口付近のおじさんやお兄さん達は「サラーム!サラーム!(こんにちは)」
って大歓迎で笑顔で握手してくれて、いい気分で靴を見ていたら、
一軒の靴屋から若い従業員が二人出てきて私を見るなり、
「チンチョンチャンチンチョン~~~!!アチョ~~~!!あはははははは。」
ってからかいだした。いつものパターン。
この子たちにとっては東アジア人=全員中国人=全員ブルース・リーなんだろう。
別に中国人だと思われて「チャイナ!」とか「ニーハオ!」って声を掛けられるのならぜんぜん構わない。
でも、「チンチョンチャン」は明らかに見下してバカにしている言い方。
むむむむむむ・・・・ガマン、ガマン。
二人は私から10メートルくらい離れたところで長々と何か言っては私を指差して、
「あははははははははは~~~~!!」ってまた大笑い。
むむむむむむむむむむ・・・・ガマン、ガ・・・
プチン。←堪忍袋の緒が切れた音。
二人が店内に戻っていくや否や、私も二人を追って中に入っていった。
ギロギロギロギロギロ~~~~~。
って二人を睨み付けて
「ちょっと、あんたたち超失礼よ!」
二人とも目を逸らして、え?何のこと?みたいなとぼけた顔をしてごまかした。
私がもう一睨みして店を出て、ビルを出たところで、追いかけてきた彼らは又
「チンチョンチャン~~!ヤンゴン!!!アチョ〜〜〜!!!」
(↑ヤンゴンは今流行ってる韓国ドラマの主役らしい)
って大声で言ってきた。
ドッカーーーーン
クルリときびすを返してすごい勢いでツカツカと店内に入って行くと、
「誰が言ったの?あんた?それともあんた?すっっっっっっっっごく失礼!!!」
って言った後、
これを言えばイラン人はぜったい凹む、と聞いていたけどこれはやっぱり言っちゃダメでしょ。
って思いとどまっていたこの言葉を、とうとう吐いてしまった。
一人を指差して、
「YOU!!TERRORIST!!」
そしてもう一人を指差して、
「YOU!!TERRORIST!!」
それまでめちゃくちゃからかってた二人もその言葉に
「NO~~~~~!!」と言って、しゅんとした顔をして黙った。
イラン人は世界からテロ支援の国、危険な国、って思われていることをとても気にしている。
だから、テロリスト呼ばわりされるのは本当に凹むらしい。
あんたがもし外国を一人で歩いててそんな風に人種をネタにからかわれたら、どう言う気持ちになるか想像してみなよ!
彼らは謝らず、私のムカつきも収まらず。
様子を見ていた最初に親切にしてくれていたおじさんたちが、
「SORRY・・・THEY ARE VERY BAD・・・・」
って代わりに謝ってくれて、もう行きなさい、って私を外に出してくれた。
あんな一部のムカつく奴らはほっとけばいい、って今までずっとガマンしてきたけど、もう限界だったのよ~~
反論した事で自分も同じレベルまで落ちてしまったわ。あーくやしい。
それからイマーム広場に行ってモスクを見たりしていると、同じ宿のヨシに会って、一緒に歩いていると、
15歳の女の子の集団が声を掛けてきて、しばらくワイワイ喋る。
かわいい~~~~~~~~~~~!!!
女の子たち、ほんと人懐っこいんだよね。スクールバスの中から一斉に「ハーロー!!!キャーーーーー!!」って手を振ってくれたり。
嫌なことがあった後、また心がほっこりすることがあって、またイラン人が好きになる。
それの繰り返し。
そういえば、今日はクリスマスイブじゃないか!!
イスラム教のイランでは、クリスマスの飾りやツリーはどこにも見られない。
でもちょっとでもクリスマスっぽさを味わいたい。
キリスト教徒のアルメニア人地区に行けばクリスマスが味わえるはず!!
って誰かの提案で、アルメニア人地区のヴァーンク教会へ行ってみることにした。
入場料は30000リアルと高かったけど
、中の壁画がめちゃくちゃ美しく、素晴しかったこれは見る価値あり。
隣のミュージアムにも行ってみよう。
第一次世界大戦時のトルコのアルメニア人大虐殺についてのビデオがあって、衝撃だった。
150万人も殺されているのに、私、この事実をこの時まで知らなかった。
日本で普通に生活していると、自分が何を知らないのかに気が付かないことが多い。
旅に出ると、知らなかったことに自然と出会う機会がたくさん訪れて、自分の無知さに改めて気付かされる。
このミュージアムには他に世界最小の本(0.7グラム、14ページの聖書)や、聖書の言葉が書かれた髪の毛があった。
ケーキをいっぱい買った!!クリスマスイブだからね!
楽しいクリスマスイブ
次回は「アチョー」って言われたら「アチョー!」って身振り付きで返せるくらいの大人の余裕を見せたいです
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<本日の出費>
宿 40000
夜 40000
ネット 8000
みかん 4000
ズールハーネ 10000
タクシー 4000
計 106000リアル=約1267円
宿 40000
モスク 4000
昼食 8000(サンドイッチ)
チャイ 5000(ハージュー橋チャイハネ)
教会 30000
タクシー 3000
夕食 26000
ケーキ 7000
計 123000リアル=約1470円