2000年、私が23歳の頃の話です。

 

 

南インドのタミルナドゥ州のチェンナイと言う街に滞在していた時の事。

 

 

朝10時ごろ一人で歩いていると、インド人の少年に声を掛けられた。

19歳でスレーシュと言う名前らしい。

 

 

「インターネット屋さんを探してるんだけどどこにある?」

 

 

と聞くと、連れて行ってくれた。

 

 

歩いてる時、スレーシュはこう言った。

 

 

「ラジニカーントの事知ってから会わせてあげるよ。」

 

 

えっ??ラジニカーントって、ムトゥ??ムトゥの????」

 

 

「そうだよ。」

 

 

「えーーーーーーっ????」

 

 

ムトゥ=踊るマハラジャ。

(日本では98年公開)

 

 

 

 

これで初めてインド映画と言うものを知った日本人は多いんじゃないかな?

 

 

私もその一人。今までに見たことのないへんてこりんなインド映画は衝撃的で、

親と一緒に借りて来たビデオをゲラゲラ笑いながら見た記憶がある。

 

 

この映画の公開以降インドへの日本人観光客が増加したり、

南インド料理店が日本で増加したり、大きな影響を与えたそう。

 

 

ラジニカーントは、タミル地方で絶大な人気を誇り、

スーパースターキラキラと呼ばれている程の人だ。

 
 
タミルナドゥ州はチェンナイのあるこの辺り。
 
ラジニカーントの映画の最初に必ず流れるSUPER STARのロゴ。

 

そんな人とこんな少年が知り合いなの?

 

 

「取り敢えずメールしたい。」 と言うと、スレーシュは終わるまで待っててくれて、

 

 

その後は、スペンサープラザと言うショッピングモールで一緒にアイスを食べながら

待ち合わせをしていたゆうじさんとトモミさんを待った。

 

 

ゆうじさんとトモミさんとは、

チェンナイの前のマハーバリプラムと言う町で仲良くしていて、

一緒にチェンナイまでやって来たのだった。

 

 

「ねぇねぇ、この子がラジニカーントの

家に連れて行ってくれるって言ってるけど、どうします?」

 

 

って二人に聞くと、

 

 

「ラジニカーント??ほんまかいな??」

 

 

って疑いつつも、取り敢えず行ってみようかってことになった。

 

 

到着してみると、本当にラジニカーントの家だった!!画像お借りしてます。

 

その時表に警備員が居たかどうかは覚えてないけど、

スレーシュと一緒に私達もあっさり中に入れてくれた。

 

 

スーパースターなのに、こんなにあっさり入れてくれるの??

スレーシュも何者??

 

 

中に入って緊張しながら待っていると、

出て来たのはラジニカーント!

 

 

 

 

 

ではなく、奥様だった。

 

 

残念ながら本人は2、3週間仕事で家を空けているそう。

 

 

奥様はとても丁寧に応対して下さり、私は緊張して殆ど話せなかったけど、

 

 

「日本でもムトゥがすごく流行って、ラジニカーントはとても人気があります。」

 

 

ってゆうじさんが言ってくれた。

 

 

そこまでラジニカーントのファンと言う訳ではなかったけど、

もしスーパースターの本人に会えたらすごい体験になったのになー。

居なくて残念!!!

 

 

その時奥様が1枚ずつラジニカーントの名刺を下さって、

私はずっとそれを大切にとっておいたはずなのに、

さっき探したけど失くしちゃったみたいアセアセ

 

 

一旦宿に戻って休んでから、

夕方スレーシュとまた待ち合わせをして二人で出掛けた。

 

 

男の子と二人でビーチに行くのは気がすすまなかったけど、

彼がすごい誘って来るから、マリーナビーチへ行くことにした。

 

 

彼は19歳と言っていたけど、

私から見るとすごく子供っぽくて、まぁ大丈夫かなと。

 

 

ご飯を食べるわけでも、映画を見るわけでもなく、

薄暗いビーチに座って延々と喋り続けた。

 

 

そのうち、スレーシュは女の子の体のことや、性について色々質問をしてきた。

 

 

イヤだな、とは思ったけど、いやらしい感じではなくて本当に知らないみたいで

ビックリするようなとんでもない間違った知識を持ってたりしたから

 

 

「インドではそういう情報が入りにくいから仕方ないのかな。」

と思い、真面目に正しい知識を教えてあげていた。

 

 

そしたら、段々スレーシュの息が荒くなって来て、

「何だか興奮して来ちゃった。」

と言い始めるではないですか!!驚き

 

 

「僕としてくれない?」とか言い出すから「何言ってんの!?そんな気ないわ!」

 

 

って彼の方を見ると、薄暗い中でもはっきりと、ズボンから出したものが見えた。

 

 

おええええええええええゲロー

 

 

「何やってんのよムキーッムキーッムキーッ

 

 

って私がブチ切れると、スレーシュはすぐにジッパーを上げて

「Sorry・・・Sorry・・・・・」

って素直に何度も何度も謝って来て、

 

 

「テレビで映画やるから急がなくっちゃ。」

 

 

と言って、そそくさと帰って行った。

 

 

なんだあいつ!!ムキー

子供だと思ってなめてたわ~~~!!

 

 

インドで男の子について行くなんて、

しかも夜にビーチなんて、ダメ!!

絶対にダメ!!!!

20年前の私のこの行動はほんっとうに

バカ!!バカ過ぎる!!!

 

 

と言う、ラジニカーントには会えないし

変なおまけまでついてきた1日でした!

 

 

チューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジチューリップオレンジ

 

 

つい最近、ラジニカーントのPETTAと言う映画を見た。

私はバンバン撃ち合ったり殺し合う映画が苦手だからイマイチだった。

 

すごく若々しかったから、随分前の映画

かと思ったら、昨年の作品だった。

 

 

実際のラジニカーントは69歳で、

カツラなしだとこんなおじいちゃん!!

普段はハゲを隠さない所がいいよねラブラブ

 

彼が人気があるのは、気さくな人柄だけ

ではなく、学校や病院などを建設したり、

貧困者などを支援する社会活動や災害への寄付も積極的に行ってるからなんだって。

好感持てる〜ラブラブ

 

 

おまけ。

私のおススメのインド映画キラキラ

RAINBOW(DHANAK)

 

盲目の弟の9歳の誕生日までに目が見えるようにしてあげると約束した、弟思いでしっかり者の姉。

 

 

ある日、角膜提供を呼びかける大スター

シャールクカーンのポスターを見つけ、

彼に会うために300キロ離れた町まで

弟を連れて旅に出る。

 

道中色んな人に出会って危ない目に

遭ったり、助けられたり・・・・

とっても心温まるいい映画キラキラ

2回見ちゃった。

 

 

インド映画好きじゃなくても楽しめること間違いなし。Netflixで見れます!

 

 

皆様のお陰で現在世界一周ジャンル一位!

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