【ここまでのルートをおさらい】
神戸→→中国→チベット自治区→
ネパール→インド→パキスタン→インド→バングラデシュ→インド→パキスタン→中国新疆ウイグル自治区→キルギス→カザフスタン(素通り)→ウズベキスタン→トルクメニスタン→イラン→トルコ→シリア→→イエメン→→ヨルダン→イスラエル→ヨルダン→エジプト→スーダン→エチオピア→ケニア→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ナミビア→南アフリカ→→アルゼンチン→チリ→ボリビア→ペルー→エクアドル→コロンビア→→グアテマラ→メキシコ→→キューバ(日本を出てもうすぐ2年)
2009.3.24
<本日の移動>15:30カンクン→→ハバナ18:30
キューバ!キューバ!
ワクワクしながらパッキング。
三週間だけだから、また戻ってくるこの宿に荷物を置かせてもらって、二人で一個のバックパックを持って行くことにした。
清算をしてチェックアウト。
生まれたての猫の赤ちゃん、戻ってくるまで元気で居て欲しいな。
11:00エアポート行きのバスに乗って、30分で空港に到着。
クバーナ航空のカウンターでチェックインをして中に入るとすぐに免税店に出た。
「あれ?イミグレ通ってない。出国スタンプもらわなきゃ」
って、係員に聞きに戻ると、
「メキシコは出国スタンプは押さない。」
んだって!そうなの?そんなの初めて。
14:37発の予定だったのに、
飛行機を目の前にしてバスの中で30分以上立ちっぱなしで待たされて、出発したのは15:30。
こんなにボロくて古い型の飛行機は初めてだ~~。
大丈夫かなぁ・・・・・・
しかも、右3列、左3列、縦20列しかなくて、
後ろの18、19、20列目の座席は全て乗客のチェックインバゲージで埋め尽くされていた。
こんなの見たことある?
チェックインバゲージの意味・・・結局機内に運ばれてるじゃん
私のチケットに書かれた席は18列目で荷物で埋まってしまっていたから、最後に空いていた別の席に座った。
チケットの座席番号の意味・・・
さぁいよいよ離陸体制!!
レッツゴ〜〜〜!!!
と思ったら、
床から白い煙がモクモクと出てきた。
え!!
ちょ、ちょっと、煙出てます
「これ大丈夫なの??」
って焦りまくる私たちを、ニコニコしながら見ている周りの人たち。
キューバ人たちは慣れっこなようだし、この煙は大丈夫なやつらしい。
こんな感じ。10秒動画。
どうやらこれは燃えてるんじゃなくて冷気らしい。
白い煙がなくなった後も足元から冷気が吹き込み続けて寒かった。
着陸時もまた煙がモクモクしてたけど、無事に1時間後にホセマルティ空港に到着。ホッ
メキシコとの時差は+1時間だけど、今はサマータイムで+2時間。
日本との時差は-13時間。
降りる時に、自分のチェックインバゲージのバックパックが目の前にあったから、
「これ私のなんだけど、持って行っていい?」
って聞いたらダメだって。目の前にあるのにもどかしい。
その後、バゲージクレームでめちゃくちゃ長い時間待つ羽目になった。
キューバ人が国外から持ち帰ったらしい電化製品や荷物が次から次へと大量に出てきて、なかなか私の荷物が出てこない。
そりゃ飛行機の座席まで荷物で埋まるわけだ。やはりキューバは物資が不足してるのかな。
入国審査は、今までで一番って言うくらい簡単だった。
けど、一つだけ気を付けなければいけないことが
アメリカ入国が出来なくなる可能性がある為、または別室送りになる可能性がある為、
パスポートに入国スタンプを押されてはならない(2009年当時)
基本、みんなパスポートではなくツーリストカードに押されるらしいけど、万が一ってことがあるからね。
念の為、係員のお姉さんに、
「NO STAMP POR FAVOR!!」
って言うと、満面の笑みでツーリストカードの方にスタンプを押してくれた。
ホッ。よかった~~~
って思って後で見たら、
しっかりパスポートに押されとるよ~
ポルケ~~~~~??
「NO STAMP」の「NO」が聞こえにくくて「STAMP POR FAVOR!!」に聞こえた???
アメリカ入れないじゃん
このせいで、メキシコに戻った後パスポートの更新をする羽目になった。期限も近かったからいいけどね。
このホセマルティ空港では、チェ・ゲバラの限定SWATCHが買えると聞いて探してみたけど見つけられず。
空港からはアメリカ人の女の子と5人でタクシーで市内に向かった。
アメリカ人でキューバに来てるなんて勇気あるね
国にバレたらやばいから、出入国の記録は勿論、キューバからのお土産類は一切持ち帰れないって言ってた。
まず気が付いたのは、キューバの人はよくタバコを吸うなぁってこと。
あっちでもこっちでもみんな吸ってる。
ハバナの旧市街の中心にあるカピトリオ(旧国会議事堂)で降ろしてもらって、
情報ノートでおススメされていたCAPITOLIO HOUSEと言うCASAへ向かった。
CASA(CASA PARTICULAR)とは、民泊のこと。
キューバにはホテルは高級ホテルしかないから、
バックパッカーたちは一泊1000~1500円程度のCASAに泊まることが多い。
このマークがCASAの目印。
CAPITOLIO HOUSEのセニョーラは、
「今日は満室なのよ。」と友人のウーゴさんのお宅を紹介してくれた。
ウーゴさん宅は、観光客でいっぱいのオビスポ通りからすぐで場所もいいし、
ウーゴさんは英語がペラペラだったのが本当に助かった!!
お蔭でキューバの事を色々教えてもらうことが出来た。
ウーゴさん宅にはパソコンがあったから、今日はキューバのインターネット事情について教えてくれた。
国際的なサイトへのアクセスは、作家、ジャーナリスト、芸術家、一部の医者、政治家など
一部の人のみに許可が与えられるそう。
ウーゴさんがヤフーのトップページを開いて、
「ここまでは開けるけど、例えばここに〇〇〇と入れて検索してみると・・・・ほらブロックされるでしょ?」
って見せてくれた。
ほんとだ〜!
社会主義国だから、やはり情報規制が厳しいんだな~~。
一般の人でコネがある人も違法に回線を引くことが出来るけど、月に120時間の契約で1万円と高く、
平均月収が1600円ほどと言われる一般のキューバ人には手が届かない。
だから、インターネットが家で使える一般家庭は殆どないらしい。
Eメールだけは電話回線のみで一般の人も送ることが出来るって言ってたけど、
ウーゴさんは、メールアカウントを作ることが出来ないから、
友達の友達のアカウントを内緒で3人で使わせてもらってるって言ってた。
その人が開ける前にチェックして消すとかなんとか言ってたけど、
アカウントの持ち主が知らない所で別の2人がこっそり共有しているなんて、日本ではあり得ない話。
ウーゴさんは特に悪いことをしている意識もなさそうで、キューバでは普通の事なのかもしれないね。
キューバの通貨制度もとっても特殊。
と言うのも、CUPとCUCと言う二種類の通貨が流通しているから。
CUPは人民ペソで1CUP=約4円。
ペソクバーノやモネダと呼ばれる。
CUCは兌換ペソで1CUC=1USD=約100円。
クックやセウセと呼ばれる。
この時点でややこしいでしょ??
基本的にはCUPはキューバ人向けの安いお店や商品に使われ、
CUCは、宿や外国人用バスの支払いや外国人が行くようなちょっと高めのレストランなどで使われる。
つまり、安く旅行をしたかったら、CUPを手に入れなくてはいけないと言うこと。
数年前(2009年の数年前)までは外国人によるCUPの使用は禁止だったから、闇両替でCUPを手に入れるしかなく、
騙されるトラブルも多かったらしいけど、
今日は正規の両替所で普通に問題なくユーロ→CUC→一部をCUPに両替して貰うことが出来た。
慣れるまでややこしそうだ。
CUCとCUPでは価値が全然違うからうっかり騙されないようにしないと。
キューバは興味深いことばかりで面白い国だ~~
キューバ編は是非読んで欲しいな
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<本日の出費>
タクシー 5CUC
宿 10CUC
パン 5CUP
計 15CUC+5CUP=約1520円