世界一周ブログを手直しして再投稿しています。
2007.7.11<本日の移動>
ゴールデンテンプル10:00→→バススタンド10:30→→11:30 アタリ→→ワガボーダー→→ラホール新市街
7:30起床。みんなまだ疲れが取れなくてしんどそう・・・
ドネーション制の巡礼宿、私は50RS(150円。普段の宿代の半分くらい)をドネーションボックスに入れて出発。
シーク教のみなさん、お世話になりました!!
バススタンドまでの無料送迎バスもあるなんて、ほんと何から何まで・・・
ゆなちゃんが撮ってくれてたサイクルリキシャに乗ってる写真右が私。
自分じゃ撮れないこう言う写真嬉しいよね!背負ってるのはゴミ袋じゃないよバックパックだよ。
私は急遽予定を変更してパキスタンに行くことにしたから、まだ9000RS(約27000円)くらい持ってた。
これはバックパッカーにとっては大金だ。下手すると1か月近くインドに居られる。
困ったことに、インドルピーは国外に持ち出しが禁止。
でも、私はまたすぐインドに戻ってくるからそのまま持っていたい。
もしイミグレで見つかって没収でもされたらたまらない、と、
昨夜から色々考えて折り紙の束の中、封筒の中、パンツの中とかに分散して隠して、ドキドキしながらイミグレを通った。
結果、一切チェックなし。
荷物も一切開けられずスムーズにインドから出国することが出来た
13:00パキスタン/インドの国境へ。
これから行くパキスタンは私の大好きなインドの敵国。
1947年、英領インドは、インドとパキスタンにそれぞれ分離独立。
(この時点ではパキスタンはインドの東西に国土を持っていて、このうち東パキスタンが1971年に独立してバングラデシュになった。)
インドは政教分離国家、パキスタンはムスリム国家として出発することになった。
よりお借りしました。
パキスタンとなった地域に住んでいたヒンドゥー教徒とシーク教徒はインドへ、
パキスタンとなった地域に住んでいたヒンドゥー教徒とシーク教徒はインドへ、
インドとなった地域に住んでいたイスラム教徒はパキスタンへ、
両国あわせて1400万人もの人々が移動したと言われ、
この移動の過程で、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒が各地で衝突を繰り広げ、
100万人近い人々が殺害されたと言われている。
インドとパキスタン両国が領有を主張しているカシミール問題も未だに解決していない。
そんな歴史を持つインドとパキスタンの国境は、さぞ緊迫した空気が漂っているのだろうと想像していたら、
全くそんな感じではなくてのんびりしたものだった。
青い服に身を包んだインド側の荷物運びの男たちが一斉に国境線まで向かって行く。
緑の服に身を包んだパキスタン側の荷物運びの男たちが国境線まで荷物を運んでくると、
それを国境線のちょうど真上でインド側の男たちに受け渡す。
元々一つの国だったインドとパキスタン。
この男たちは毎日こうやって力を合わせて荷物を運んでいるのか。
ここではインド人とパキスタン人が直接触れ合ってるんだ。
言葉だって交わしているのかもしれない。
この光景を見ていて、なんだか私はじーーんんと胸が熱くなってしまった。
この白い線が、線が・・・・
そもそも国境って一体何なんだ???変なの!!
バイバイインド、しばしのお別れよ
さぁパキスタンに入るよ〜!!!って思ったら、イミグレに到着した途端停電
停電=パソコンが動かない=入国手続きが出来ない=電気が来るのを待つしかない
「まぁ10分待て」
イミグレのおじさんも暢気なもので、
「まぁこれでも吸って。」とフッカ(水タバコ)を勧めてくる。
「ほんとに10分ね?」
「ドンウォーリー、ノープロブレム。」
木陰に入っておじさんとフッカを吸いながらウルドゥ語講座を開いてもらう。
木陰に入っておじさんとフッカを吸いながらウルドゥ語講座を開いてもらう。
ウルドゥ語は、殆どヒンディーと一緒だけど文字は全く違う。
「日本人は何で口髭を生やさないんだ?うちのワイフは俺と寝る時にこうやって俺の口髭をカミカミするんだ。でへへ」
と嬉しそうにワイフの真似をして口をパクパクさせながら言ってくる。
イミグレのおっさんの夜事情なんて興味ないわ!!
「パキスタニーメン ストロング」
はいはい、インドでも耳にタコが出来る程
「インディアンメン ストロング」
って聞かされてきたわ。
やっぱ元は同じ国民だな!!!
やっと電気が通って、イミグレを通過、カスタムでも椅子で居眠りしちゃうくらい待たされて、15:00にやっと全て終了~~~
イミグレを通過するのに2時間も掛かってしまった。
さぁ、ここからはバスに乗ってラホール市内に向かうよ。
「新市街でゲストハウスをやってるんですけど、よかったら泊まりませんか?」
と声を掛けられた。客引きか~。
私たち4人はパキスタンは初めてだったしラホールはとにかく泥棒宿が多いことで有名でもある。
信用出来そうなこの日本人女性について行ってみることにした。
真ん中にこんな金網があって、家族でも分かれて乗る。
女性サイドに入ることが出来るのは車掌さんのみ。
「ロミオとジュリエットみたいでロマンチック」
って言った友だちも居たけど、そんないいものでもない。
布で頭や顔を覆ったムスリムの女性たちはもっとシャイだと思っていたら、
バスの中でいろんな人に話しかけられたり携帯で写真を撮られたりしてすごく意外だった!!
って聞かれて、
「今日インドから来たばかりでまだわからない。」
って言うと、 突然眉間にしわを寄せて
「インド??あなたインド好き?」
と露骨に嫌な顔をされたけど、もちろん堂々と
「Yes! I LOVE INDIA!」
って答えた。
インドでは誰かにムカついたりすると冗談で「チョロ パキスタン!!」(パキスタンに行っちまえ!) って言う。
インドでは誰かにムカついたりすると冗談で「チョロ パキスタン!!」(パキスタンに行っちまえ!) って言う。
パキスタンでも「チョロ インディア!」って言うのかしらね?
泥の川で水牛たちが水浴びをしていたり、子供たちが遊んでたりと、のどかな風景を通り過ぎると、
今度は洗練された大都会が現れて、マックや大きなデパートに驚く。
車もインドと違って、ホンダやトヨタなど日本の中古車が多い。
さて、私たちを自分のゲストハウスに連れて行こうとしているこの日本人女性、
「あれっ??こっちだったかしら?このバスだったかしら??」
って迷いに迷ってた。
おいおい
ほんとにラホールに住んでんの?
おいおい
ほんとにラホールに住んでんの?
頼りな~~~~~~。
移動でヘトヘトに疲れてる私たちは、「も~勘弁してよ。」ってイラッとしてしまった。
移動でヘトヘトに疲れてる私たちは、「も~勘弁してよ。」ってイラッとしてしまった。
17:00 やっとのことでオアシスゲストハウスに到着。
ドミ200RS(400円)と高いけど、清潔だし冷蔵庫が使えるのが嬉しい!!
19:00頃夕食へ。
インドではノースリーブで平気で歩いてたけど、パキスタンでは半そででもいけないらしく、
めちゃくちゃ暑い中、布を掛けての外出。耐え難い暑さだ。
私は胃の調子が最悪で、夜ご飯もアイスミルクの中にゼリーや甘い練乳が入ったもので済ませる。20RS(40円)
部屋の中はまるでサウナ
ラホールのこの暑さ、尋常じゃない!!
でも、ずっと来たかったパキスタンに来れて本当に嬉しい!!
明日からも楽しみだ~~~~。
パキスタンもかわいい子供がいっぱい。
パキスタンもかわいい子供がいっぱい。
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<本日の出費>
バス (アムリトサル→アタリ)15
リキシャ(アタリ→ワガ)5
インド 計 20RS(=約60円)
宿 200
水 24
ミルク 20
マンゴー1キロ 40
胃薬 5
ヨーグルト200g 7
歯磨き粉 22
バス(ワガ→途中)8
バス(途中→Jail Road)12
ミニバス(→宿)7
パキスタン 計345RS=約690円