こんにちはニコニコ

2019年は、日本・フィンランド外交関係樹立100周年ということで、今年もすでに記念イベントがいくつか開催され、お祝いムードを盛り上げました。来年はいよいよ、その年がやってきます。12月中旬、可愛いクリスマスデコレーションとフィンたんが迎えてくれる駐日フィンランド大使館にてプレス発表会が行われました。
 

左から)照明デザイナーの石井幹子さん、女優の小林聡美さん、ピアニストの舘野泉さん、ペッカ・オルパナ駐日フィンランド大使、アイドルの藤咲彩音さん、ミナ ペルホネンのデザイナー皆川明さん
 
「日本とフィンランド間の文化芸術交流は伸び続けていますが、2019年はこれまでに見たことのない数のフィンランド人が往来する予定です。私は妻パオラと3カ月前に来日しましたが、日本を“ソウルメイト”だと感じています。控えめなところも似ていると思います。普段は控えめなフィンランド人ですが、来年度はちょっぴり派手にやりますよ(笑)」と来年への楽しみを膨らませてくれる挨拶は、ペッカ・オルパナ駐日フィンランド大使。

その記念すべき“日フィン100”の親善大使として、照明デザイナーの石井幹子さん、スキージャンプの葛西紀明さん、女優の小林聡美さん、ピアニストの舘野泉さん、でんぱ組.incで活躍するアイドルの藤咲彩音さん、ミナ ペルホネンのデザイナー、皆川明さんという、著名な日本人6名が発表され、任命状や記念品が贈呈されました(※)。任命状はなんと、フィンランド産の白樺で出来ているとか!親善大使の皆さんも興味深そうにのぞき込んでいました。(葛西選手はシーズン中のため欠席)
 
※任命状は、フィンランドの会社bircheが白樺を印刷用木製材へと開発し、作成したもの。記念品は、イッタラの日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念コレクション「バード バイ トイッカ コアジサシ」のペアバード(フィスカース ジャパン提供)。
 

石井さん(左から2人目)と舘野さん(左から4人目)は、ムーミンの原作者トーベ・ヤンソンとフィンランドで直接会ったことがある数少ない日本人。舘野さんはトーベとご近所さんで、たくさん話をしたという思い出も。なんでも、「あなたはスナフキンのようね」と言われたそうです。
 
<フィンランドとの思い出、関わりは?>
■フィンランドの女性の活躍に勇気づけられた/石井幹子さん
石井幹子さんは、1960年代にフィンランドで照明デザインの基礎を学び、東京タワーやレインボーブリッジの照明を手がけてきた照明デザイナー。初めての海外、そして照明を学びたいと向かったのがフィンランドでした。照明デザイナーとしてのキャリアをスタートしたきっかけとなったそうです。フィンランドで女性が活躍しているのを目の当たりにし、こんな国もあるんだと勇気づけられたとか。

■毎日を豊かに暮らせているかと問いかけてくる国/小林聡美さん
いまだ根強い人気を保ち、日本人がフィンランドを旅行するきっかけとなっている映画『かもめ食堂』。主演を演じた小林さんは、湖水地方のロケで、美しい大自然に圧倒されたと当時を振り返りました。人が心地よく、生活を大切にしている国。毎日を豊かに暮らせているか?と問いかけてくる国だと感じたそうです。2019年に向けて、文化芸術面でもっと学び、仲良くなっていけたらと話していました。

■自分のことに打ち込むことができる場所/舘野泉さん
1964年にフィンランドに移住し、フィンランドと日本を行ったり来たり。左手のピアニストとして知られる舘野さんは、約55年前、ドイツやイタリアでなく、なぜフィンランドへ?と周りから尋ねられました。どうしてもフィンランドに行きたかったのは、静かで、孤独でいられて、日本とも欧州とも良い距離感を保てると思ったから。自分のことに打ち込むことができる場所。良い関係はこれからも続くと思うと舘野さん。2019年は、全国を巡り、記念演奏会を実施する予定。

■焦らなくても大丈夫だと教えてもらった/藤咲彩音さん
でんぱ組.incのピンキー!として活躍し、2018年にフィンランド人姉妹とアイドルグループ「ピンキー!ノーラ&ペトラ(ピノペ)」を結成。大使館スタッフと踊った動画も話題となった藤咲さん。ユニット結成時はドキドキしていたそうですが、2人と過ごすにつれ、焦らなくても大丈夫だと教えてもらったといいます。まだフィンランドへ行ったことがないので、現地でデザイン家具やセレクトショップを覗いたり、プッラを食べたり、ノーラ&ペトラとMVを撮りたいと2019年の抱負を語りました。

■日本とフィンランドの美意識が重なり合う年に/皆川明さん
ファッションブランド「ミナ ペルホネン」の創設者であり、デザイナーの皆川明さん。祖父母が家具輸入の仕事をしていた関係で、19歳の時にロヴァニエミを初めて訪問。-35度の気温の中、学校へ通う子供たちがいるという日常の姿に感銘を受けたとか。現在もフィンランドとの縁が続いており、アルテック社とは2019年も共に活動する予定。2019年は、日本とフィンランドの美意識がさらに重なり合う年になると思うと話しました。

■次の100年も両国がもっと繁栄していきますように/葛西紀明さん
スキージャンプ界のレジェンドと呼ばれ、先日放送されたテレビ朝日の番組のアンケート調査で、「フィンランドで最も有名な日本人」に輝いた葛西紀明選手(6位は舘野泉さん)。昔からフィンランドで合宿があったり、監督もフィンランド人(所属する土屋ホームのコーチがフィンランド人)ということで、ずっと縁のある国。今後の100年もまた、両国がもっと繁栄しますようにとビデオメッセージで語りかけました。(札幌の自宅にサウナを作ったという情報も)


ビデオメッセージで語りかける葛西紀明選手 photo by フィンランド大使館
 
他にも、2019年に予定されている主要な関連事業がいくつか紹介されました。フィンランドを舞台にした映画『雪の華』(登坂広臣・中条あやみ主演、2019年2月1日公開)や、来年3月16日(土)に埼玉県飯能市にオープンする「ムーミンバレーパーク」、日本各地を巡回予定の大規模なムーミン展など、楽しみな催しが盛りだくさん。
 
■2月1日公開!映画『雪の華』
橋本光二郎監督は、ロケで訪れたラップランド地方の壮大な雪景色の、厳しさ、荒々しさも含めた美しさが印象的だったと話し、また、フィンランドの夏の濃いグリーンにも圧倒されたとか。礼儀正しく、あたたかいフィンランド人の国民性も感じたそうです。『かもめ食堂』から、また新たなフィンランドを本作で知って、行ってみたいと思ってもらえたらと話していました。

▼映画『雪の華』とは?

【2/1公開】夏と冬の美しいフィンランドが舞台!ていねいに描かれた純愛物語『雪の華』

 

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■3月16日開園!ムーミンバレーパーク
この日、ムーミンバレーパークの入園料決定が発表されました。大きく4つのエリアに分かれており、「はじまりの入り江エリア」にはまず、エントランス、パンケーキレストラン、グッズショップなどが入り、「ムーミン谷エリア」には、ライブエンタテインメントが楽しめるエンマの劇場(入場料のみでOK)、体感型アトラクションの海のオーケストラ号は別途1,000円(税込)、本格的に再現されたムーミン屋敷のガイドツアーも別途1,000円(税込)必要になります。
 
また、「おさびし山エリア」では、飛行おにのジップラインアドベンチャーが1,500円(税込)、展示施設の「コケムスエリア」は、巨大ジオラマやレストラン・カフェ、大規模なグッズショップ、ヘルシンキ美術館と提携した常設展・企画展が催される予定。

前売りは、2019年1月中旬より、メッツァ公式ウェブサイトにてスタート!
 
<ムーミンバレーパーク入園料>
おとな(中学生以上)1,500円(税込)
こども(4歳以上小学生以下)1,000円(税込)
※3歳以下は無料


ムーミンも駆けつけてくれました!
 
ほかにも、日本各地を巡回予定の大規模なムーミンの展覧会「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」が、4月9日より、森アーツセンターギャラリーにて開催されます。初来日の作品もあるとのこと。東京の後は、大分、名古屋、岩手、大阪、札幌、熊本、静岡へ巡回予定。また4月14日に、フィンランド大使館が一般開放され、食や文化が体感できるフェスティバル「Feel Finland」なども開催予定!
 
2017年のデンマーク、2018年のスウェーデンに続き、2019年はフィンランド。特設サイトのイベントカレンダーにはすでに、100周年関連行事が掲載されており、今後も随時アップされるそうです。要チェック!
 

▼日本・フィンランド外交関係樹立100周年公式ホームページ
https://www.japanfinland100.jp/