こんにちはニコニコ
 
12月上旬、駐日欧州連合代表部にて、メディア向けにEU加盟国が一堂に集まるツーリズムイベントが開催されました。セミナーでは、参加国18カ国のクリスマスをはじめ、旅に関する最新情報を知ることができる機会となりました。

リトアニアの首都ヴィリニュス

日本とEU諸国は、2019年に発足する重要な協定を結ぶことが決定しており、ますます交流が盛んになることが予想されます。駐日欧州連合代表部代表・駐日欧州連合特命全権大使のパトリシア・フロアさんは、「小さい頃から両親に連れられて、よく旅をしました。ツーリズム(観光)は、その国・文化を知ることができる良いきっかけとなります」と話し、観光が一般旅行者だけでなく、ビジネス面にも良い影響を与えていることにも触れました。

2018-12-05-00-26-04.jpg
駐日欧州連合代表部代表・駐日欧州連合特命全権大使のパトリシア・フロアさん

セミナーで、明るく軽快に各国の魅力を発表してくれたのは、モデル・タレント・プレゼンターとして活躍する太田エイミーさん。各国のクリスマスの伝統のや魅力など、とても興味深かったです。2018年は日本とスウェーデンが外交関係樹立150周年でしたが、スペインも150周年。また、来年ハンガリーが外交関係樹立150周年を迎えるそうです。
 
PhotoGrid_1545113769212.jpg
プレゼンターの太田エイミーさん

北欧区では、今旅行スポットとして、密かに足を運ぶ人が増えているというリトアニアを中心に、エストニア、フィンランド、スウェーデン各国の“推し”を紹介。リトアニアとエストニアは注目のスポットやエリアを、フィンランドとスウェーデンはライフスタイルに触れたり、その国ならではの体験をおすすめしています。皆さんはドコに行きたいですか?
 
■リトアニア(首都:ヴィリニュス)
2018年で独立100周年を迎え、多数の行事が催されました。4年に一度、国をあげて盛大に開催される「歌と踊りの祭典」は、独立100周年と重なり、首都ヴィリニュスやカウナスで、6月30日から7月6日まで盛大に行われました。世界遺産の街、そして多くの教会が並ぶ首都ヴィリニュスのほか、杉原千畝と縁が深く、2022年の欧州文化首都に選出されたカウナスなど、ますます注目が集まっています。
 
リトアニア独立100周年 
※バルト三国の独立の経緯:バルト三国は1918年にロシア帝国から独立。しかし、1940年にソ連、翌年の1941年にはナチス・ドイツが占領。1944年にソ連が再び占領し併合されますが、バルト三国は1991年に独立回復を宣言。1991年、三国の独立が承認されました。
 
<歌と踊りの祭典(4年に一度)>
4年ごとに開催される、大規模な伝統的行事「歌と踊りの祭典」。リトアニアだけでなく、ラトビア、エストニアにもある伝統的行事が人類遺産の傑作として認められ、2008年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。※バルト三国の「歌と踊りの祭典」は100年以上続く伝統文化。リトアニアは4年に一度、ラトビアとエストニアは5年に一度開催されます。
 
<カウナス>
リトアニア第二の都市「カウナス」は、600年以上もの歴史のある街。24もの高等教育機関のある学園都市で、若者が多い街でもあります。「カウナス・ハンザ・デー」はユネスコ世界遺産リストに掲載されているお祭り。また、カウナスには70年間ほど続く「BCジャルギリス」というバスケットボールチームがあり、バスケットボールの首都と呼ばれるほどバスケットボールが盛ん。
 
杉原記念館
第二次世界大戦時、約一万人のリトアニア、ポーランド、ドイツ系ユダヤ人の命を救うため、「命のビザ」を発給したことで知られる外交官・杉原千畝の記念館。1階は杉原の生涯についての展示、2階はヴィタウタス・マグヌス大学のアジア研究センターがあります。日本に関心のある大学生たちによるサークルもあり、日本の伝統やポップカルチャーのイベントも開催されています。

<料理・お酒>
リトアニア料理でおすすめなのは、黒パンをくり抜き、それを器にしていただくスープ料理。また、リトアニアはビールも名物の一つ。お酒にも伝統があり、色々なリトアニアのお酒を試飲できる「ストンブラス博物館」があります。

12月1日~1月7日までの5週間、大聖堂広場にてクリスマスマーケットが開催されます。昨年、「世界で最も美しいクリスマスツリートップ15」に選出されました。© www.vilnius-tourism.lt

バロック建築が美しいヴィリニュス旧市街の街並み。© www.vilnius-tourism.lt

■エストニア(首都:タリン)
エストニアもまた2018年で独立100周年を迎え、多数の行事が催されました。これは、来年、再来年の2020年まで続く予定。2019年は、5年ごとに開催される大規模な伝統的行事「歌と踊りの祭典」(7月4日~7日)の年にあたるため、夏は観光客で賑わうことが予想されます。エストニア・リトアニア・ラトビアのバルト三国における、この伝統的な歌と踊りの祭りは、2008年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
 
ヨーロッパで最も美しいクリスマスマーケットの一つであるタリンのクリスマスマーケットは、旧市庁舎広場にて1カ月以上も開催されます(今年は11月24日~1月5日)。マーケットでは、職人による木製の飾りや手の込んだ靴下など、この時期でしか手に入らないものが並びます。

おすすめの観光スポットは、生きた博物館と呼ばれる「Kihnu(キフヌ島)」と、スモークサウナが特徴的な同国南部に位置する「Setomaa(セト地方)」。どちらも無形文化遺産に登録されています。今でも古くからの工芸や伝統文化が残っているため、他国にはないものが体験できるのが魅力。※エストニア北中部では、スチームサウナが中心で、南部にあるセト地方はスチームのほかに、スモークサウナがあるそうです。
 
■フィンランド(首都:ヘルシンキ)
2019年は日本・フィンランド外交関係樹立100周年ということで、2月1日公開の映画『雪の華』や3月16日にオープンする「ムーミンバレーパーク」ほか、美術展やイベントなどが予定されており、両国ともに盛り上がることが予想されます。

フィンランドとしては、ここ数年推し続けている「サウナ」、そして「オーロラ」を日本の人に楽しんでもらいたいとのこと。日本でプチブームとなっているサウナは、向こう2年にわたり、キャンペーンを展開していく予定。また、オーロラは特に、8月下旬から10月に見られる“秋のオーロラ”がおすすめだそう。寒すぎず、ホテルも比較的取りやすい時期でもあるとか。
 
■スウェーデン(首都:ストックホルム)
スウェーデンの2019年のテーマは「デザイン」と「食」。スウェーデンにとって、デザインとは、恵まれた一部の人のものだけでなく、より多くの人に届く、平等なものでなければならないという考えがあり、ファッションやインテリアなどにも強く影響を与えています。

また、コーヒータイムや休憩を意味する「FIKA(フィーカ)」という言葉が日本にも少しずつ浸透してきています。お菓子と一緒にFIKAすることにより、ていねいな暮らしや豊かさへの気づきを、北欧の観点から提案していく予定。2019年NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』 もまた、FIKAがキーワードとなっており、日本とスウェーデンを結ぶ、心温まる交流は必見だとか。また、スウェーデンのお菓子にインスパイアされた菓子メーカー「ヨックモック」が50周年を迎えるということで、今後コラボ企画も発表される予定。

PhotoGrid_1545121924962.jpg
●左上から反時計回りに、リトアニアのクリスマスビスケット「クチュケイ」。ポピーシードが香ばしく素朴な味わいの豆粒のような丸いビスケット●リトアニアの代表的なクリスマスのお菓子「ジャガレレイ」。軽い食感で甘さ控えめの揚げパイ。ツリーのように重ねて高く積み上げて皿に盛り付けると、テーブルが華やかに●フィンランドの黒パン「マッラスレイパ」。西フィンランドや南西部沿岸地方の甘味の強い黒パンは、小麦粉とライ麦にモルト、シロップや砂糖が練りこまれています●乳製品の美味しい国、エストニアの「ルバーブ入りチーズ」。コクがあって美味!●エストニアのチョコレート「カレフ」。首都タリンの街並みが可愛いチョコウエハース。ラムがきいています!
PhotoGrid_1543936306740.jpg
パイやビスケット、クッキーにケーキ、パンなどなど。各国のお菓子がずらり!いろいろつまみたかったのですが、意外とお腹に入らないものですね(涙)

ツーリズムイベント参加国(アルファベット順):
ベルギー、クロアチア、チェコ共和国、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、リトアニア、ルクセンブルク、オランダ、スロヴァキア、スペイン、スウェーデン、英国(全18カ国)