こんにちはニコニコ


11月23日より、日本・デンマーク外交関係樹立150周年を記念した展覧会「デンマーク・デザイン」が、4つ目の巡回会場となる東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて開催中。すでに、行ってきたよ!という方もいらっしゃると思います^^


デンマークの人々の暮らしに欠かせない、優れた同国の“デザイン”に特化した日本初の展覧会。本展では、デンマーク・デザイン博物館の協力のもと、家具や照明、テーブルウェア、玩具、ポスターや自転車といった、近代から現代にわたる約200点の作品が一堂に披露。筆者もオープン前日のプレス内覧会に行き、たっぷりとデンマーク・デザインの世界に浸ってきました。本日は内覧会と会場の模様をお届けします。

東京会場のオープニングを祝し、デンマーク大使館公使参事官のマーティン・ミケルセン氏が登場。東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館主任学芸員の江川均氏による解説を聞きながら会場を回りました。


デンマーク大使館公使参事官のマーティン・ミケルセン氏


ミケルセン氏は、「ヒュッゲ、コージーでパーフェクトなひとときを得るには、ディテールにこだわったデザイン、職人技が光るものでなければ。家具や照明など、デンマークのデザインは確かに高価かもしれませんが、デンマークの人は、最高のひとときを得るためにお金を貯めますし、デザイナーは、使い手に最高の経験を提供するために懸命に作ります。ぜひ展覧会を楽しんでください」と挨拶。最高のヒュッゲなひとときを得るために・・・デンマーク人のデザインへのこだわりが伝わってきます。

展覧会は、デンマーク・デザイン黄金期から現代まで、4章構成で時代を追いながら紹介。第1章では、「国際的評価を得た最初のデンマーク・デザイン」として、ロイヤル コペンハーゲンの「ブルーフルーテッド」をはじめとする磁器のテーブルウェアを披露。こういった磁器が広まったのは、白地に映える美しいブルーというデザインと、熱いものを入れるのにちょうど良いという機能性。より写実的な「ブルーフラワー」(写真下)というシリーズが美しく、目を引きました。


 


 

第2章は「古典主義から機能主義へ」ということで、人間工学デザインの先駆的存在であるコーオ・クリントの肘掛椅子やレ・クリントの照明が展示されています。さりげなく壁に展示されているアーネ・ヤコプスン〔アルネ・ヤコブセン〕のテキスタイルが美しく、心奪われました。オーガニックで心地良いデザインは必見です。


 


 

第3章「オーガニック・モダニズム ―デンマーク・デザインの国際化」は、本展の内容としてはメインとなる黄金期を紹介。家具は木材を主体としたもので、その代表的なデザイナーが、フィン・ユール、ハンス・ヴィーイナ〔ウェグナー〕、アーネ・ヤコプスン〔アルネ・ヤコブセン〕の3人。第2章の時代は直線的だったのが、よりオーガニックで体の曲線を意識した家具が誕生。また新素材が登場し、技術が向上したことにより、大量生産も可能になってきました。




アメリカのケネディとニクソンの討論会にウェグナーのチェアが使われるなど、デンマーク・デザインは海外へと認知されていきます。3人の巨匠の椅子を見比べることのできる空間も楽しい。
 

最も現代のデンマーク・デザインを伝えるのが、第4章の「ポストモダニズムと現代のデンマーク・デザイン」。70年代に入ると、デンマーク・デザインの輸出量は減りますが、ステルトンやボダム、ケーラーデザイン、ライトイヤーズ、ヘイ、ノーマン コペンハーゲンといった今のデンマークを牽引するブランドが紹介されています。また、デンマークの人々の暮らしに欠かせない自転車、モダンなデザインが目を引く数々の企業ポスターやイベントポスターの展示も楽しめます。


 

シンプルな美しさに機能性。時代を追うごとに改良を重ね、長く暗い冬を部屋の中で毎日快適に過ごしたいというライフスタイルから生まれたデンマーク・デザイン。会場の最後には、ハンス・ヴィーイナ〔ウェグナー〕の椅子に座れるコーナーがあります。こちらは撮影OKということで巡回先でも常に大人気。今なら、可愛いクリスマスツリーもあります。


デンマークの人々が共に歩んできたデザイン。本展で紹介されているのは200点以上。日本でこれほど多くのデンマーク・デザインが紹介されるのは初だとか。東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館での「デンマーク・デザイン」展は、12月27日(水)まで。関連企画として、北欧デザインに詳しいジャーナリスト、萩原健太郎氏の講演会(要申込)が12月9日(土)に開催されます。こちらもお見逃しなく!

※東京会場のあとは、山口県立美術館へ巡回し、その後もまだ巡回が予定されています。(詳細がわかり次第、北欧区でもお知らせします)


日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念
デンマーク・デザイン

会期:2017年11月23日(木・祝)~12月27日(水)
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
http://www.sjnk-museum.org/
時間:10:00~18:00 ※金曜日は19:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日(ただし12月25日は開館)
観覧料:一般1,200(1,000)円、大高生800(650)円、65歳以上1,000円、中学生以下無料
※( )内は前売りおよび当日に限り20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を提示のご本人とその付添人1名は無料。
被爆者健康手帳を提示の方はご本人のみ無料。
 

<講演会>「ヒュゲを愛する暮らしのかたち」
日時:12月9日(土)14:00~1時間程度(13:30開場)
会場:2階大会議室
講師:萩原健太郎氏(ジャーナリスト)
定員:100名
参加無料 
※参加希望の方は、こちらをご覧ください。
http://www.sjnk-museum.org/program/5062.html

<フォトギャラリー>





ミュージアムショップで、150社以上もの企業や団体のポスターを手がけた、1950年から1960年代を代表するデンマークのグラフィック&ヴィジュアルアーティスト、イブ・アントーニのグッズを発見!マグネットやポストカードもありました。

北欧区HP記事:http://www.hokuwalk.com/News/page/page_id/012017120400015001

 

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