こんにちはニコニコ

先月、チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に出展、フィンランド・オーランド島生まれの注目チョコレートブランド「メルセデスショコラトリー」のショコラティエ、メルセデス・ウィンクイストさんが来日。インタビューをアップしました!

【特集】フィンランド・オーランド島「メルセデスショコラトリー」のショコラティエ、メルセデス・ウィンクイストさんインタビュー


メルセデスさん(左)と夫ペーテルさん(右)

サロン・デュ・ショコラで大人気だったという、ハートのチョコレートたち

南米ベネズエラ出身のメルセデスさん。遠く、文化も気候も異なるオーランド島へ来たときのことや、ショコラティエになろうと思ったきっかけなど、彼女自身のことやチョコレートのこと、オーランド島の魅力などをお聞きました。

また、かつて名窯アラビアの器など、数々の陶芸作品を手がけてきた、陶芸家で夫のペーテル・ウィンクイスト(Peter Winquist)さんにも、日本人にとってまだなじみのないオーランド島についてたずねてみました。

メルセデスさんのそばに寄りそう夫として来日しているペーテルさんですが、実はフィンランドではものすごい有名な陶芸家(Peter Winquist:1967~74年までデザイナーとしてアラビアに在籍。1974~83年まで、デザイナー兼アートディレクターとしてペンティックに在籍。小花柄が人気のファエンツァ(Faenza)シリーズなど、検索したらたくさんペーテルさんの作品が出てきます!)。このブログでは、ペーテルさんご自身のお話をちょこっとご紹介しますね。


 
幼少時代、フィンランドでもスウェーデン語圏の地域に住んでいたペーテルさん。スウェーデン系フィンランド人として経験した苦い経験や思い、また、オーランド島について話してくれました。

お父さんが牧師さんということもあり、ペーテルさんの家はいろんなところを転々としていたそうです。6歳の頃、病院へ行くと、自分はスウェーデン語しか話せないのに、病院はフィンランド語のみ。泣きながら病院の人に一生懸命伝えようとしても全く伝わらず、とても不安で怖かったと、今でもよく覚えているといいます。フィンランド語を話せないからと差別されたり、からかわれたりしたことも。
 
ラップランドに15年間住んでいたこともあり、今ではフィンランド語が話せるそうで、「オーランド島の人よりは、(考えなど)フィンランド寄りかな」というペーテルさん。
 
「精神面ではフィンランド本土の人と同じだと思うけれど、文化的な面ではかなり異なる。私たちはスウェーデン語を第一言語とする、人口6%以下に属するマイノリティ。残念なことは、マジョリティがマイノリティをリスペクトしていない」と厳しい表情。今日でも少数派のスウェーデン系フィンランド人にとって住みにくいと感じることがあるよう。
 
それでも、魂はフィンランド!(かなり強め)
たとえば、スポーツの試合。オーランド島の人々は、相手が宿敵スウェーデンとなると、かなり熱くなるそうです。(ノルウェー対スウェーデンでもノルウェーを応援するとか!笑)
 
ちなみにオーランド島の学生はスウェーデン語が通じるということもあり、ウプサラやストックホルムといったスウェーデンの大学に進学する確率が高いそうです。フィンランド語は中学・高校と習うようですが、ドイツ語などと並んで第3外国語扱い(第2外国語は英語)。スウェーデン語圏のオーランド島の人にとって、フィンランド語の習得はかなりハードルが高い模様。

スウェーデン語を使うけれど、スウェーデンとは違うし、フィンランドに属しているけど、フィンランド語は読めないし、話せない。でも、マインドはフィンランド。

オーランド島にしかない、素晴らしい風景のように、オーランド島独自のユニークな文化が存在しているようです。

メルセデスさんのインタビュー中、ペーテルさんが声をひそめて、「ちょっと話のじゃまして申し訳ない。隣の席の男性がベビー連れでビジネストークをしている。素晴らしい光景だ!」と感激していました。

横をチラっと見ると確かに!なかなか日本ではレアで素敵すぎる光景でした!・・・それにしてもペーテルさん、よく気づきましたね(笑)

そう言えば、私もベビーカーで取材に行ったり、ベビー連れで打ち合わせさせていただいたりしました。それもこれも、一緒にお仕事をさせていただいている方々のご協力があってのこと。本当にありがたいことです。子供たちには一緒にお仕事したんだよと話しています^^



最後にペーテルさんはオーランド美術館で回顧展をしたときのパンフレットを見せてくれました。70歳のときに開催したという回顧展です。50年間、陶芸一筋!くりくりとしたキレイな瞳が印象的。好奇心旺盛なペーテルさん。今度またぜひ、陶芸のお話をもっと詳しくお聞きしたいです。
 
数々の器を手がけてきた陶芸家の夫と、ショコラティエの才能を開花させた妻。
これからも二人三脚で素晴らしい芸術を生み出していただきたい!

▼メルセデスさんのインタビューはこちら!じっくりとどうぞ!
【特集】フィンランド・オーランド島「メルセデスショコラトリー」のショコラティエ、メルセデス・ウィンクイストさんインタビュー

▼「ショコラフィンランド」としても参加!
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取材協力:ラクシアトレード、フィンランド大使館商務部