オヤジが死んだ~葬式X劇～教科書の落書きコンクール　艶なクイズはオールナイト日本

スケキヨのキン肉マンは全く関係なく…

今回は八月から書こうと思っていたうちの親父の葬式の話し

下書きの時点で長かったので、かなり省略をしたのですが、文章が（いつもながら）変だけど御覧になって頂けたら幸いです

辛口でもなんでもご感想が欲しいナ

『ガラパゴス＆GOLD井』　の復活にもつなげたいし

もちろん、最後には恒例の艶なクイズ　もありますヨ

しかし何もクリスマス前の日曜日にこんな事を書かなくてもネぇ…

一応、ちょっと明るめの絵などを入れながら

まぁ　メリークリスマスなんて気分は心にも無いけど

この絵は自作だヨ

（最近MYブームの教科書の落書き美術館より）

実際、この歳になると親が死んでも、悲しいと言う気持ちはもちろん在ったとしても、泣けもしないものである。

泣きたくなったのは、値段が張らないようにしたこじんまりとして葬式代のビックリな値段と、亡くなるまでの病院の入院費、坊さんに払う戒名が高かった事ばかりだ。

（後日葬儀屋に払ったお金）

ダメ押しに　遺産が残った訳でも無く……

死に目には病院に居ながら会えなかった。

この４日くらいほとんど病院で無言の親父と対面していた。
病院の先生が
『もう、そろそろですさかい』
ってな感じで言うし、見た目にも、今日か明日だと言うのが分かる状態だった。
金魚や鯉を飼った事がある人は、お空の星になる前の姿を思い出して頂ければ想像出来ると思うけど、水辺に上がって無表情で口をパクパクしているだけのあの状態が、酸素ボンベ越しに見えるだけ。
意識は無い薄目を開けてる。
無表情…

…て言うか、意識はすでに無い。

有休を取った昨日は、朝の４時に病院からの急変しましたとの電話で

『危篤だヨ　全員集合　』

結局、その日はそのままの膠着で終った。
銀の字はこの合間を見て、近所のファミレスを改造して出来た　　近代的シャレオツな近所の葬儀場に打合せに行って、値段の交渉をすでにしていた。

夜、病院から帰る間際、意識の無い親父におふくろが

『もう、頑張らなくて良いからネ…』

と、恐怖のウイニングショットを囁く

実はこの囁きはおふくろの恐怖の必殺技　で、ガンで苦しんで意識が消えた実兄、祖父の看病から帰る際に言っている。
そして、その言葉の魔力はあの世かこの世かさ迷っているであろう霊魂に、仏様か死神の代り進路案内を遂行しているのである。
で、確実に明日には訃報が届くオリックスバッファローズの糸井のタイムリーよりも確かなアベレージを誇る

その日も、朝の８時に病室に集合。
銀の字は９時半くらいに近くのデパートに朝食代りの家族のお弁当やらサンドイッチを買いに行こうと一時病院を離れて車を百㍍くらい出した辺りで電話が鳴った。

本当にちょっと目を離した瞬間

イク～っ……

　間違えた

逝ってしまった…

不思議な物で、ここまでの疲労が激しかったせいか、おふくろもみんなもサバサバして

『御苦労さん』

と言う顔をしていた。

（今年の初めに描いた年賀状代わりの新プロフィール画像

今年は年賀状が出せなくなってしまいましたので悪しからず）

銀の字はすぐに昨日の葬儀屋に電話をして、遺体を引き取りに来て貰う。
……で、霊安室で遺体をストレッチャーから葬儀屋さんと看護師さんが動かす際に、さっき組んだばかりの手が左右に一度大きくバラけた
さすがにその時は
『うわぉ～っ』　
と、怪異現象に怯えたが、よく考えたら死んでからまだ１時間くらいの話しなので、死後硬直もしている訳も無く、当然の事ですネ
…(^o^;)

（これも自作のクリスマスカード

実際にこのカードを渡した方も御覧になって頂いてますよネ

中に書いている言葉が格好良いでしょ）

さて、その足で遺体と一緒に葬儀場に
夏場と言う事もあり遺体は家に連れて帰れず、冷房が極限に効いた冷凍室ではない葬儀場の部屋に安置した。
打合せと値切り交渉を葬儀屋と終わらせ、その足で錦糸町のお寺に直行
お坊さん相手にお経と戒名の値切り交渉
しかも、お盆の坊さんの掻き入れ時に、宗派のかなり偉いトップの住職を引っ張り出す事に成功する。

(中略)

お通夜は２日後の金曜日
次の日の木曜日は車でおふくろや姪を連れてデパートで食料やらの調達
拙者は白いフォーマル用のYシャツが無かったので購入など
買い物が終り姪にラインで伝えると、何と水着売場でビキニの購入している

早速旅行の予定を立てたとか
実際、ボンレスハムみたいな体系なのにビキニとかかなり無理があるが…

しかし、今まで姪なりに我慢してたのだろう(笑)

お通夜は無事終了する。
特にここまで涙も出ず喪主としてやり過ごして来たけど、さすがに火葬場であの灰になった姿を見るのは辛くて泣いてしまうかも……
通夜の接待()でアルコールは入った物の、その夜は寝れそうに無かったのでDVDで『ゴジラ対デストロイヤー』　と言う映画を観る。

ファンなら御存知だと思うが、マニアから賛否両論のある作品。
平成ゴジラシリーズ第１クールの最終回でもあり、簡単に書くと、ラストシーンでゴジラが自分の体内の放射能で暴発して、死の灰を降らせながら幻想的に骨になり、やがて溶けて消える…

すると、さっきデストロイヤーと言う悪役怪獣に殺されたハズのゴジラJr.がその灰を浴びてバックライトの影だけながら、ゴジラの完全体になって復活してフィーナーレ

そんなエンディングの映画をこんな時に今一度、観たくなった。

この時の心境にはなぜか合っている感じ

（しかも意外な形で頓挫したハズのゴジラ名場面集が復活してるし）

葬式その物が終り、恐れていた火葬場へ

ここで銀の字が唯一のワガママの今は絶滅寸前の宮式の霊柩車を甦らせることに成功する。
今では見慣れなくなった、お祭りみたいな車ですネ

目の前にするとやっぱり日本の美が在って格好良い

車に乗りながらスレ違う人の何人くらいが親指を隠すかナと思ったが、皆無だった。
今時の人はそんな迷信は知らないんだネ

さて、焼かれて出て来た親父の骨である。
何と理科室の標本みたいに、ほぼ骸骨そのままの姿で熱を帯びながら目の前に戻って来たのですヨ
よく、焼かれて骨になった頭蓋骨にピンクや紫の色が着いていてビックリする事があるけど、親父もしっかりと着色されてました。
これは生前の脳内出血とかではなく、頭や顔の横には特に色鮮やかな花を散りばめて、そのまま焼くから色が着くんだって

その親父の股関節の上に、どういう訳か凄い太い骨みたいのがボンと在るのネ

骨なんだけどサ

それが、どう見てもポコチンの形と位置なんだけど