軽音楽を「鉄」に  ~それが、どうしたと言うのだ。良いではないか。~  とはいえ,ここは,松田聖子

親父の青春とは何だ!!
軽佻浮薄な音楽独り言。
巷の話題にも無責任に首をつっこむ「中高年日記」


テーマ:
昨日のNHK SONGS

今井美樹を久々見ましたが、
おりしも
全曲ユーミン(荒井由実及び松任谷由実)をカバーした新作アルバム
が好評発売中。
 

 
聞く前から,
今井美樹の透明な歌声は,
ユーミンのメロディや歌詞にマッチすることを確信。
 


Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics-/EMI Records Japan

¥3,150
Amazon.co.jp
 
 

試聴したら,イメージ通り。
 
昨今,カバーアルバムばやりですけど,
これは,今井美樹のオリジナルアルバムといっても差し支えない出来でした。

★★★★☆ 














 

NHK SONGS
その中から、何曲か紹介する番組であります。
 

本人曰く、

 宮崎の田舎から出たかった。
 そこが東京だったのは、大好きなユーミンが描く街だから
 
みたいなことを話していましたね。


拙者とほぼ同年配の九州人。


都会にあこがれるというよりも、
TVでリアルタイムで見ている都会と比較してあまりにも違う田舎から出て行きたい
そういう田舎はいやだ
 
という気持なのだろうと思います。


その行き先が、東京なのか、博多なのか、それぞれの県庁所在地なのかの違いですね。
 
九州における博多は、
おそらく東北における仙台と一緒で、

最も手近にある大都会。


博多が大都会になってしまって、大阪や名古屋との違いがないように感じられるので、
博多の次は、大阪とか名古屋を飛び越えて東京。


 
ここらへんが、九州の田舎人の頭にある都会のヒエラルキー。


 
でも、親の世代だと、集団就職先は大阪か名古屋。
九州人が多いのも大阪、名古屋なのですが、
われわれの世代では、

県庁所在地 → 博多 → 東京

なのです。

でも
東京といいながら、現実の東京暮らしは、
23区どころか、
一都三県。
 

今どこで働いているの?


----うん。東京の方・・・・・・実は、今は千葉なの。
  千葉って言っても、京葉線ですぐだよぉ~~



ふ~~ん!!  千葉って東京じゃん。
すごいね。


-----(絶句)



こんな会話が、お盆と正月のたびに繰り返されるのが、田舎です。






が、拙者。
東京にはあこがれないし、博多にもあこがれず、
人生の大半を地方都市でのたくっています!!



なんでだろな?
自分の意思とは別に、親の仕事と、自分自身の転勤で、
東京で3回に分けて通算10年くらい住んでいたし、

今でも、仕事で訪れる街のベスト3に、
博多、東京があるからかもしれないです。


あこがれる前に、そこに都会があっただけのことだろうと思いますね。



もし、田舎だけに住んでいたならば、


おら。東京さいぐだ!

と熱病のように東京に行きたがっていた同級生を目の前にして、


お構いねぐ。

と無視できずに、一緒に都会に行って、

そのまま都会に潜伏するか、
返り討ちにあって帰郷したか

だったろうと思います。





あこがれの街を持ち得ないのは、いいのか?悪いのか?



最近の若い人は、

東京に行かず、
博多にも行かず、
日帰りできるくらいの地方都市、県庁所在地くらいの街にあこがれて住みたがるそうです。




地方にこもる若者たち 都会と田舎の間に出現した新しい社会 (朝日新書)/朝日新聞出版

¥798
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気鋭の学者が
地方都市の典型、岡山をベースに研究した成果だそうです。

地方都市っていうけれど、岡山は十分大都会に感じるのですけどね。 

一読して、
なるほどと思いましたね。
 

なんだか、30年前の自分がいるみたいな・・・

 


その今井美樹。
今や、東京を通り越してイギリスに住んでいるそうです。


拙者もどこかで人生が違っていたら、
イギリスで紅茶を飲んでいたかもしれないのですな。








さて、今回のカバーアルバムで取り上げられた曲は、
全て「昭和」の曲。
 

今井美樹とか拙者のようなアラフィフ世代にとって、
ユーミンの青春は、確かに昭和限定。




[収録内容]
01. 卒業写真
from the album “COBALT HOUR"(1975)
02. 中央フリーウェイ
from the album “14番目の月"(1976)
03. あの日にかえりたい
from the single(1975)
04. 人魚になりたい
from the album “SURF & SNOW"(1980)
05. やさしさに包まれたなら
from the album “MISSLIM"(1974)
06. シンデレラ・エクスプレス
from the album “DA・DI・DA"(1985)
07. ようこそ輝く時間へ
from the album “PEARL PIERCE"(1982)
08. 霧雨で見えない
from the album “ダイアモンドダストが消えぬまに"(1987)
09. 青春のリグレット
from the album “DA・DI・DA"(1985)
10. 青いエアメイル
from the album “OLIVE"(1979)
11. 手のひらの東京タワー
from the album “昨晩お会いしましょう"(1981)
12. 私を忘れる頃
from the album “VOYAGER"(1983)

 


 

番組では,このなかから,
 

中央フリーウェイ
青春のリグレット
卒業写真

の3曲を披露。

 

今井美樹曰く,

中央フリーウエイをバスで走ると,
いつでも
「右に見える競馬場、左はビール工場」
と呟いてしまう。

これって,彼女に限ったことではないはず。
この歌以来,
府中競馬場とサントリー武蔵野工場がワンセットで
ユーミンファンの聖地になってしまった。
 


拙者
この3曲の中では,世間的には有名ではない
「青春のリグレット」
の歌い方,アレンジが気に入りましたね。


今井美樹。





中央フリーウエイや卒業写真は、昭和50年ころですけど、
青春のリグレットは、その10年後くらい(昭和60年)。 


拙者世代の青春が終わってしまうくらいの時期です。

 
 
ボサノバ調のギターと小じゃれたコード進行
そして
ミディアムテンポ
なのが、
青春のおわり、大人の始まりを感じさせますな。




歌詞の内容も実際に青春が終わってしまい、
リグレットだけが残るという内容。
 


ほんの3ヶ月前までつき合っていたのに、
夏のバカンスが終わったと思えば、
他の男としゃあしゃあと「普通に結婚してゆく」女のお話。
 




そういう湿度と粘度の高い内容を
さらりと歌うのが、大人の歌ですね。



演歌みたいに未練たらたらじゃなところが、
松任谷・今井路線なのだろうと思うのであります。




  笑って話せるね
  そのうちにって 握手した
  彼のシャツの色が まぎれた人混み
  バスは煙残し
  小さく咳きこんだら
  目の前がにじんだ黄昏



♪ 笑って話せるね 
の入り方が、よい。


目の前が涙でに滲んだということは、
別れに関して、自分の方に非があることを認めているという
良心の呵責があったという一応の言い訳をしているのですな。
泣くことが免罪符だという、小ずるさを感じるのであります。



  あなたが本気で見た夢を
  はぐらかしたのが苦しいの
  
  私を許さないで 憎んでも覚えてて
  今では痛みだけが 真心のシルエット



本気の夢を否定せず、はぐらかして、時間稼ぎをし、
最後は、ハシゴを外して、自分だけ結婚していくわけです。

こういう大人の悪女をさらりと歌わせたら
ユーミンの右にでるものはいないかもしれないです。





  ほんの三月前は 指絡めた交差点
  今も横を歩く気がする   
  
  夏のバカンスを胸に秘め
  普通に結婚してゆくの


 
夏に盛り上がって、
秋には終わる。

だけじゃなくて、
夏のバカンスを胸に秘めつつも、

他の男と「普通」に結婚する。

 

「普通」のはずがない。
異常である。人の道にもとるのだが、

それだからこそ、
ユーミンは、
敢えて
「普通の」という言葉を、
人生で何回もない「特別」な結婚の形容詞にした。
 

「普通」というワーディングは秀逸!!


その彼女も、普通じゃないことを悔いてはいるのだ。
そこに、彼女の良心をかいま見せて
少しは正当化して
歌の聴き手の気持ちも解放しようという意図なのだろうな??




  
  私を許さないで 憎んでも覚えてて
  今でもあなただけが 青春のリグレット

  私を許さないで 憎んでも覚えてて
  今では痛みだけが 真心のシルエット

  笑って話せるの それはなんて哀しい
  だってせいいっぱい愛した あなたを愛した




許すわけにはいかない。
憎む。
したがって、さっさと忘れたい。

なのに、
 
  憎んでも覚えて
 
実に虫がいいではないか!

相手がずっと覚えているくらい、憎まれることで、
自分が免罪されることを期待しているからだ。


相手が覚えているという苦痛が継続することが
自分の免罪とは、
利己的すぎやしないか?
 


そこが、ユーミンの勘所なんだろうな?

さすがである。
ボサノバに秘められた罠である。












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