娘は、3年間、休学ニート生活を
していました。


本人は、

家族は嫌だったかもしれないけれど、
この時代が一番幸せだった

と言っています。


実は、家族も幸せでした。


休学を決めた前後が
一番苦しかったので…


自宅へ娘を連れ戻したときは
心から安堵しました。


娘が休学していた間は
学費の支払いに苦しむことなく、

サイパン島、テニアン島に
慰霊に行くことができました。


これは、長年の夢だったので
大きな役目を果たせた気がします。


私の少ない貯金は
全て無くなりましたが、

自分の夢の為に使ったので
スッキリしました。

これも、
娘が休学ニート生活だったからこそ、
タイミングと勢いで
行動に移せたのだと思います。


行動に移すことって
ずっと難しいと思い込んでいましたが
意外に出来るものなんですね。




娘も久々の海外旅行を満喫しました。


うつ病と診断された娘でしたが、

灼熱の陽差しが病を撃退してくれて
私が寝ている間も
積極的に行動していました。


英語を話せることで自信がつき、
休学ニート生活の間は
語学学習だけは頑張っていました。


受験生だった息子を
全力でサポートしてくれたのも娘です。




そして、主人。


いつの間にか、
髪の毛が増えていました。


芸能人のカツラが一目でわかる
自称カツラ評論家の主人は
(カツラ…古い言い方ですみません。)


おそらくですが、
家族に内緒で
増毛したと思われます。


主人にも夢は必要ですから、
家族は気付いていても
根掘り葉掘り、聞きません。







娘の心に余白ができ、
家族全員が穏やかに過ごせた日々が
懐かしいです。




子供達が無事に卒業できたら

また南の島に
慰霊の旅に行きたいなぁと

肌寒い朝に
コーヒーを飲みながら思いました。