北欧ナイフでお気軽アウトドア

北欧のナイフの話題や、それらを使った気軽なアウトドア、ブッシュクラフトについて書いていきます。

Kindle用電子書籍『北欧ナイフ入門 ~モーラナイフからストローメングナイフまで~』好評発売中。どうぞよろしくお願いします。


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※追記
2016年 7/8にバトニングとナイフの破損の問題を扱った記事も書きました。
そちらもご覧頂ければと思います。 →ブッシュクラフトとバトニングの問題



今日は、ブッシュクラフト寄りのアウトドアの話題。

ブッシュクラフトでは、必ずといっていいほど「フェザースティック」という言葉が出てきます。
それと同時に、「バトニング」という言葉も最頻出のキーワードでしょう。

バトニングとは、ご存じのかたも多いとは思いますが、改めて書くと、「斧や鉈ではなく、ナイフを木で叩き、マキ割りをする技術」ということになります。

たいていの場合、割るべきマキの上にナイフをあてて、ナイフの背を木などで叩き、食い込ませ、最終的には割ってマキにする、というプロセスをとります。


私は、そもそも、そのバトニングに関してはちょっと懐疑的でした。
というのも、「ナイフを痛めるのではないか?」「ナタを持っていけばいいのではないか?」と思っていたからなのです。

しかし、「積極的にバトニングをする理由」を示してくれるサイトを見つけたので、あらためてバトニングについて考えてみたくなったのです。


今回の記事を活かしながら、『ブッシュクラフト入門』という本もリリースしました!


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バトニングの問題も、この記事や、その後仕入れた情報を踏まえ、より詳細に論じています。
また、「ブッシュクラフトとは何か」(bushcraftとは)という、基本からブッシュクラフトを考えて、すぐに実践出来るアイデアやヒントを載せておきました。


簡単に言ってしまえば、「ブッシュクラフトのクラフトは工作の意味ではありません」
英語の場合、接尾語の「craft」はむしろ「技術」に近い意味を持っており(辞書があれば引いてみてください)、つまりブッシュクラフトとは(bushcraftとは)「野外でやっていくための技術(や知識の総体)」という意味となります。


この点、基本として誤解なさらないようお願い申し上げます。



■メリットとデメリット

バトニングについて書いてあるサイトは、海外の「MORE THAN JUST SURVIVING」というもの。
日本語にすれば、「ただのサバイバルを越えて」とか、「ただのサバイバル以上」といった感じでしょうか。

当然、海外サイトですから英語で書かれているのですが、有益な情報が満載のサイトです。


ともあれ、そのMORE THAN JUST SURVIVINGに、「The Complete Guide To Batoning」という記事があり、バトニングが基礎から解説されています。

この記事が優れているのは、ちゃんとバトニングをすることのメリット、デメリットを書いてくれている点です。
まずは、メリットを見てみましょう。


・チョッピングより簡単で、労力が少なく綺麗にマキが割れる。

・チョッピングよりはるかに少ない経験で、マキが割れる(=簡単)。

・チョッピング道具を忘れてもマキが割れる、ハンディなテクニック。


と、だいたい、このようなことが書かれています。
ご覧のとおり、「チョッピング」との比較でそのメリットを示しているわけです。

チョッピングというのは、「chopping wood」なんて言葉で検索すればわかるとおり、「斧」を使った薪割りのことです。





こんな動画をみつけたのですが、確かにこれはパワーや、経験、技術が必要でしょう。
ちょっと、割るべき木が大きすぎる気もしますけれども。。


また、ハンディなテクニックというのも非常に魅力的です。
大きな斧を持ってフィールドに行かずとも、マキが割れるのなら、それに越したことはありません。


一方で、バトニングのデメリットは、


・湿った(濡れた)木では、やりづらい。

・ナイフが壊れたり、ダメージがあるケースもある。


ということになります。
もっとも、「適切に行えば、そうした問題やナイフのダメージを減らすことが出来る、とフォローされています。



■問題の対策は?

記事によれば、


・角度をつけず、垂直にバトンをふり下ろす。

・石やレンガをつかわず、木をバトンにする。


これで、問題を避けることが出来、少なくとも被害を最小限に出来るそうです。


また、「野球のバットの短いようなもの」がバトニングに適したバトンだということです。
もちろん、堅い木で作ったものですよ。


さらに、やはりフルタングのナイフを使うことが好ましいようです。
確かに、北欧ナイフに多いナロータングですと、バトンで叩くと、内部の木をタングがえぐってしまったりして、ガタがおきそうなんですよね。


となると、プーッコやモーラナイフでバトニングをするのは避けておいたほうが無難かもしれませんね。もちろん、割りやすい、小振りのものでしたら全然大丈夫だと思います! 

最終的には、割ろうと思っているものと、自分のナイフを見比べて、「無理はしない」のが一番でしょうね。



よく、ナイフの先端のほうをバトンでたたく動画などを見かけるのですが、このガイドによれば、それは危ないようです。たしかに、先端付近がポキンと折れて、飛んでくるかもしれませんからね……。ナイフの根本のあたりを叩くのが安全だそうです。

もし、万が一、バトニングをしてナイフを折ってしまい、それが飛んできたら……。
これは非常に危ない事態でしょう。こうしたテクニックは「絶対に無理をしない」というのが原則です。


やはり、ですので、私は今でもアウトドア、ブッシュクラフトにおいて、「バトニングは必須」だとは考えていないのです。

ただ、適切にやれば、いざというときに役に立つ、ということは十分わかりました。


とにかくマキを割るだけということであれば、手斧を持っていく、というのが一番スマートな解決法かもしれませんね。
これなら、ナイフを破損させたりしなくてすみますし、「斧」という新たなギアの扉も開けてきます。


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これは、めちゃくちゃ売れてるハスクバーナの手斧。
アウトドア、ブッシュクラフトの界隈でももうお馴染みといってもいいでしょう。


ハルタフォースの斧もかなりカッコいいですよ。


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■まとめ

アウトドア……とくにブッシュクラフトでは色々なテクニックがあり、広く紹介されるようになってきました。

バトニングもその1つです。


バトニングは「適切」に行えば、メリットがいくつもあります。
しかし、適切に行わない場合、あるいは行えない場合には、怪我をするリスクもある危険性を持ったものでもあるのです。

小さく割りやすいものなら、そこまで気にすることはないのでしょうけれども、「絶対に無理をしない」、というのが大事です。


今回は、The Complete Guide To Batoningを部分的に訳してみることで、バトニングについて改めて考えてみました。

興味があるかたは、是非、More Than Just Survivingの元の記事を、チェックしてみて下さいね。


2016 1/11 → 「バトニング再再考 ~より高い安全性をめざして~



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