アニマル
コミュニケーション
豆助くん
10歳、ボストンテリアの男の子
ご家族は、同じくボストンテリア7歳の女の子：小豆ちゃん、パパさん、ママさんです。
脳や目の病気があり、家族一丸で闘病生活を送っていましたが、2022.9.16お空組へ
前回は、こちら
ほぼ24時間付き添い、看病を続けてきたご家族。
しかしほんの少し離れた隙に、豆助くんはお空へ旅立って行きました。
「最期を看取れなかった…」
こちらの胸が痛くなるほどの大きな後悔を、ご家族は抱えていました。
豆助くんが旅立ったタイミングには、何か意味があるんじゃないか。
小豆ちゃんとお話している時、近付いてきてくれた豆助くんに、最期の様子を聞いてみました。
それは、ご家族にとって大切なメッセージでした。
赤文字→豆助くん
黒文字→ワタシ
なぜパパ・ママが近くにいない時を選んだの
ひとりで上がりたかった
初めてのことだし、みんなに見られてたら緊張するから
それに(最期の顔を)ずっと忘れられなくなるでしょ
(イメージが)元気なボクより、そのボクになっちゃうでしょ
それはイヤだよー
早く走って、ピョンピョン飛ぶボクが残ってほしい
豆助くんなりのプライド
うんうん、豆くんカッコいいね
じゃあ、お空に上がる瞬間のことを教えてもらえるかな
パパ・ママの声(気配)がしないから、近くにいないなと思って…
エイッ！
思いっきり飛んだんだ
そしたら(神様に)抱きとめられた
上手くいったー
練習しようと思っても出来なかったから、上手く出来て本当によかった
きっとかっこよく飛べてたと思う
以前、それに近い話をあるワンちゃんから聞いたことがありました
旅立つ瞬間、体から丸い小さな玉(自分)が眉間の辺りからポンッと飛び出たと
もっと一緒にいたかったけど、もう体が無理だった
いろんな方法を考えて、いろいろ試してみたけど、もう乗っていられなかった
体を"乗り物"のような感覚で捉えているようです
本当は(お空へ行くのが)もう少し前だった
でも、がんばって延ばしてみたんだよ
セッション終了
豆助くんなりに考え、見事達成した最期を、カッコイイと思いました
ご家族にも後日、彼のがんばりをご報告。
ママさんは泣きながら聞いてくださっていましたが、最後には笑顔も見られました。
きっと豆助くんもその様子を見ていて、ホッとしてくれたと思います
悲しみに大きな後悔が加わると、苦しさしかありません。
その後悔は、本当に必要なものですか。
答えは、見送った子が教えてくれるかもしれません
ありがとうございました
次回は、豆助くん家の女の子：小豆ちゃんのお話です