1月5日 | 膵臓癌と戦う祖母へ

膵臓癌と戦う祖母へ

25年12月 祖母が急に入院
膵臓癌の末期、余命三ヶ月

それを知ってからの祖母との思い出を残していきます

今日でお正月休みも終わりだ。

朝九時ごろ起きて、さて何しようかなの状態だった。

そこに母から電話。

ばあちゃんのとこに行ってみようと言われたので急遽病院へ行くことにした。

旦那は実家に泊まって一日遊んでくるらしい。

病院に着いて三人でご飯を食べた。
二階の食堂は平日のみの営業だったのでコンビニで買った。

食べ終わって病室に行くと、ばあちゃんが居ない。というか、ベットが綺麗になっていて見当たらない。

看護婦さんに聞くと観察室というフロアの病室に移されたらしい。

部屋に入るとじぃちゃんが来ていた。

そして、ばあちゃんを見るとびっくりした

自分で起きるどころか話す事さえほぼ出来ない状態。

息もやっとしている状態だった。

数日前に会ったときは会話出来ていたのに…


お母さんとじいちゃんが一生懸命足を揉んだ。

身の置き場がないような感じで足や手をやっとやっと動かしていた

震える手がじいちゃんの手に触れた

じいちゃんが握り返した

刻々と近づいている終わりの時。

ばあちゃんは何か予感したのだろうか



15時前、母がばあちゃんに水をあげる

やっとやっと口に含んだ

飲み込めないようで辛そうだった

水を飲むかと聞いても、返事も何もできないような状態

母が仕事だからまた明日来るねと言い、凛がまたねーと言うとハイと言った。

何度もばあちゃんにタッチ。

またくるね、ばあちゃん。
私が言った。


家に帰り夕飯の支度。
旦那に早く帰ってきて欲しいという。
明日から仕事だし、食事や入浴は早くしたかった。

夕飯を済ませた19:00過ぎ、ケータイが鳴った

母からだ。

ばあちゃんが危篤状態、すぐに病院へ行くように、と。

子どもと旦那を乗せて20分。

病院へ着いた。

急いで病室へ。

廊下に母。

「母ちゃん、亡くなっちゃった」

1月5日、午後19:49分、ばあちゃんは天国に逝ってしまった。