低金利の長期化で利ざやが縮小し、地方銀行など一部の金融機関の業績が悪化するなど影響が出ています。債券市場をみていると新発10年物国債の売買が終日、成立しない
状況があるようです。国債の売買を仲介する日本相互証券によると、取引不成立は日銀が大規模な金融緩和を始めてから徐々に増えているとのことです。2014年~16年は1回ずつだったが、17年は2回、18年は今回で5回目となっており、投資家からすれば日本国債に投資する魅力がなくなっている
一方で、アメリカはトランプ大統領が今回の米朝首脳会談でリーダーシップを発揮して強いアメリカを強調している。ドル高で輸入製品を安く仕入れることができる状況下となり、アメリカ国民にとって消費が
拡大する。アメリカの経済指標である雇用統計・失業率・ISM製造業景況感指数ともに好調で、堅調な経済情勢を背景にアメリカは政策金利の引き上げを推し進めている。アメリカの利上げはマイナス金利政策をとる日本との日米金利差を広げるため、これらの流れが保険商品にも反映しており、ドル建ての商品拡大は個人向けだけにとどまらず、法人向け商品にも広がっています