保育士が時間を取られているのは事務作業である。
保育士の待遇を改善するために国や自治体が行った調査によって判明しました。
業務効率化を図るためには、事務作業の無駄を省き、効率を高めていくことが解決の糸口になると考えられています。
保育のICT化を図るため、ですね。
小規模保育園を運営する上では事務作業だけが保育時間を圧迫しているわけではないんですけどね。
何でも屋さんにならないといけないので。
閑話休題。
保育に時間を割くための対策として考えらる業務効率化は次のように言われています。
ミーティング時間の短縮
会議を始める前に議題を周知し、進行役がテーマから脱線しないようにコントロールするだけでも無駄が省けるとのこと。
一度決まったことが覆ることのないようにルールを固めておくことが大事です。
国から働き方改革が叫ばれる最中、海外に比べると日本は会議に費やす時間が長いといわれています。
それは保育業界でも同様。
周知をすることをすべてタブレットなどで共有しておき、情報を確認することをルール化しておけばかなりの業務効率化につながるでしょう。
惰性で朝礼とかやるのは・・・ほらガラス戸の向こうから保護者と子どもたちがのぞいてますよ。
手書き書類をできるだけ電子化
保育業界はアナログな作業が多いです。手書きで書類を作ることも、連絡帳を手書きすることもあります。
意外と若い保育士さんでも普段からパソコンに触れる機会がなかったとして機会自体に強い苦手意識を抱いている方も少なくありません。
とはいえ、パソコンやタブレットで書類を電子化すると、一度書いた文章をコピーして貼り付けたり、複数に反映させたりできるので、手間が激減します。
雛形・テンプレートを作っておけば0から作る必要もなくなるでしょう。
連絡も電子化してリアルタイムで共有する
紙媒体で配布する園だよりや献立表は、保育士が作って配る手間がかかります。
保育士が配り忘れていたり、保護者が紛失してしまったりというトラブルも発生しがち。
ホームページに保護者向けの連絡ページがあったり、連絡事項をメールで一斉送信できるようにしていたりすると、送信履歴が残るのでこれまでの水掛け論も不要になります。
保育士も保護者もデータが残るので、紛失することなく、時間も場所も縛られず確認できるので、双方にとってメリット大。
だいたい災害などの緊急時に電話連絡したり、紙で連絡手段を確認している余裕はないのです。