ちょっと前ですが、東京某所で中国の友人に中華料理をなりながら韓国の友人が責められた話。
結論は、「価値観の違いは相手を理解しようとする以外に解決方法はない」ということで。
これって、解決方法がないことに限りなく近い。
ダメじゃん。

男性器の大きさ等という調査統計結果が出て、韓国の友人が憤慨していました。
結果は覆りませんが、なんであんな数字を発表するのかについては日中韓全員が疑問符でした。
「大きさより雰囲気作り」と熱弁する彼に、私は一応同意しておきましたが。

いやいや、下ネタではなく。

春の園遊会に台湾の駐日大使が招かれ、震災支援に対する感謝のお言葉をかけられた話。
中国の友人も韓国の友人も、それぞれ文句を言っておりましたね。
その中で、韓国人がいかに日本人に支援をしたのか熱弁を振るっておりましたが、そうなると例の
話になるのは必然で。

例の話とは、ソウル衿川区の善意の話。
ここには60万の住民がいるといいますから、日本でいうと単独で政令指定都市になれる規模です。
韓国人だって年中反日活動しているわけではないし、全員が反日というわけでもありません。
当たり前の話ですが。

ですので東日本大震災の発生後、韓国も素早く日本支援に動いてくれたわけです。
震災翌日の12日には救助隊を派遣してくれましたし、韓国の赤十字社にも続々と寄付が集まった
のです。
ちなみに韓国の募金システムは電話一回で2000ウォンというARS方式をとっているとのこと。
多くの韓国人が日本国復興のため電話をかけてくれたわけです。
ありがたいことですが、問題はここから。
例の、ソウル衿川区。

区の職員約1000人の方が約1200万ウォン募金してくれたのです。
ところが3月末、日本の教科書に竹島は日本領との記述があるということでおかしな方向へねじ曲
がっていきました。
衿川区のシン・ジョンイル広報課長によると。

独島を自国の領土だという日本人は許せない。

そんな敵対国家に義捐金を送る必要があるのか?

義捐金の使い道をみんなにアンケートして決めよう。

結果
20%=義捐金として集めたのだからその通りに使おう
70%=独島守備活動に使おう
10%=その他

アンケートに従って義捐金を転用しよう

使い道
20%=本来の義捐金として日本国へ
70%=独島守備費用へ
10%=慰安婦問題団体へ

義捐金だろうとなんだろうと、どこに使おうが韓国人の勝手。気に入らないことをした日本が悪い、
という理論ですね。
この理論を当然と見るのか大人げないと見るのか。
その場では「小学生の喧嘩レベルの大人げなさ」ということになり韓国の友人が責められました。
「お前ら、こういう時だけ日中同盟結んで卑怯だ」と文句を言っておりました。
中華料理が美味しかったので、それ以上は文句を言いませんでしたけれど。

まあ、立場が逆で韓国のために集めた義捐金を、日本の団体が政治的理由で転用するか、というと
おそらくしないでしょう。
馬鹿正直だから。感情を理性で抑えるのが正義という価値観があるから。
まあ、そういう理由で、しないでしょうね。
これも価値観の違いです。

もっとも、最近の日本国の若者は少々違った価値観になってきております。
韓国で起こったようなおかしな転用を、これからの日本人はするのかもしれませんね。
そんな日本人にはなって欲しくないですけれど。
私は馬鹿正直が大好きです。

この時の話題で、国宝の話も出ており、興味深かったのですが、それはまた次の機会に。
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