第五百六十回 税理士業務を考えるブログ~エアアジア日本撤退その1~ | ほはば こんな会社です!

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今日のテーマは「エアアジア日本撤退その1」

マレーシアを拠点とする東南アジア最大のLCC、エアアジア・グループが日本事業から撤退となりました。

世界的に渡航制限が敷かれグループの経営が悪化していることや、日本市場の回復が見込めないためです。

新型コロナ危機によりエアアジアの業績は悪化していて、2020年4~6月期の連結決算は四半期として過去最大の赤字を計上。

事業の足を引っ張っていたのが日本やインドなど東南アジア域外の旅客事業。19年12月期の税引き前の損益(調整前)をセグメント別に見ると、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイといった東南アジア事業は黒字を確保しているが、日本やインドは赤字を計上しています。

日本と同様に厳しいインド事業は中長期的に見れば旅客需要の拡大が見込めるため、粘ればチャンスはあるかもしれませんが、国内競合の壁が厚く、市場が成熟している日本では、低迷に耐え続けたとしても大きなリターンは見込めません。

新型コロナ危機で収益の見通しが立たなくなり、投資家や金融機関に支援を仰がなければならなくなった状態で、いつ実現するかも知れない黒字化を信じて日本の路線を維持する理由はありません。

しかし、今回の撤退は、エアアジアが追い詰められた結果だけではないようです。

ほはば飯塚