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ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう!というブログ。
今日のテーマは「木田バルブ・ボール」
石油のパイプラインや食品製造プラントなど、さまざまな配管に採用されているボールバルブ。あまり馴染みのない言葉ですが、一度は目にしたことがあるようなバルブです。
そのボールバルブの内部で、液体を止める役割を持つのがバルブボール。
ややこしいですね。
木田バルブ・ボールは、このバルブボールに40年以上前から特化しており、国内産のボールバルブに使われるステンレス製バルブボールではシェアなんと60%。
特色は、素材加工から切削、研磨、検査まで一貫して自社内で行っていること。
球面切削、研磨加工の技術を蓄積してきました。
加工精度は真球制度1μm以下、表面粗さ制度Ra0.03。
実感は湧きませんが、高い球体加工技術を持っているので、人工股関節の部品等にも球体製品が採用されています。
また、球面加工専用機も自社開発しており、あらゆるサイズのバルブボールが生産でき、単品から量産まで柔軟に対応し、試作や球面加工のみも可能。
台湾メーカーと提携し、標準的なロット品は現地生産品を輸入販売することで低コスト化を図るなど対応の幅を広げています。
バルブボールの将来性を確信して特化にかじを切った経営判断。
先見の明と言えそうです。
ほはば飯塚