第五百十四回 税理士業務を考えるブログ~近江鉄道の全線存続~ | ほはば こんな会社です!

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今日のテーマは「近江鉄道の全線存続」

2018年12月に経営難を表明した近江鉄道。
滋賀県彦根市などを走る鉄道会社です。

経営難を受けて1年4か月の議論を経て、バスなどに転換せず鉄道のまま存続することが決まりました。

1994年に赤字転落しましたが、そのあとの経営努力によって利用者は2002年度の369万人から2017年度には479万人に大幅増。
無人駅を増やしたりワンマン運転を導入するなど人件費も圧縮し、イベント列車やイベント開催、キャラクターグッズの販売などさまざまな取り組みを行っています。

ただ、沿線人口は減少傾向で、開業から120年以上経つため設備の修繕や更新費用が増加。
親会社の西武鉄道から人的支援や車両、レールなどを格安で提供されているが、それでも黒字化の見通しが立たない状態でした。

それでも鉄道存続となったのは、自治体負担額が最も安いのが鉄道だったという試算によります。

バス転換になることが考えられますが、今回は運転手不足の懸念や道路拡張整備の必要性、ラッシュ時の需要が大きいため大量のバス車両の確保が必要、といった点から鉄道の廃止よりコスト増との試算に。

近江鉄道の独特な輸送環境の結果かもしれませんが、他の鉄道の存廃問題にも響きそうな結果となりました。

黒字化して継続できるか。
もう一歩の経営努力が必要なようです。

ほはば飯塚