晩秋の一日。
どうしても11月4日で終了してしまう鶴ヶ城の禁門の変展示をみておきたくて、
何とか時間を捻出し
会津までいって参りました。
当日は雲一つない秋空
何度も訪れた鶴ヶ城ですが、
昨日は青い空に赤瓦と白壁のコントラストが眩しくて、
ひときわ美しく感じました
夜明け前に出発し、鶴ヶ城には朝一番で到着。
朝日の中の鶴ヶ城がとても素敵でした
今回の会津行きの目的はこの「禁門の変」展示。
図録の中の図版や解説がとても素晴らしかったのと、
嶋田魁さんの日記や禁門の変についての覚書などが展示されるとあって、
是が非でもみておきたいと思っていました。
夢が叶ってうれしい…
「禁門の変」展示はお城の1層で行われていました。
今回は実際に京都で天王山や御所など禁門の変にまつわる史跡を訪ねた記憶もまだ鮮明で、
展示の史料一つ一つをじっくりと拝見しました。
孝明天皇や松平容保公関連の史料、何度みても心を打たれます。
また、今回のお目当てであった嶋田魁さんの日記。
「こんなハンディなサイズだったのね。」
とか
「少し堅い感じの整った綺麗な字で書いてあるから、
生真面目な面がある方だったのかな。
それで終生歳三さんや仲間のことを弔い続けていたのかな…。」
など感慨深く穴のあくほど眺めてしまいました。
展示物は霊山歴史館所蔵のものが多く展示されていましたが、
改めて会津の史料とともに展示されていると、
霊山歴史館で拝観するのとはまた違った印象です。
やはり機会を逃さず行って良かったと思いました
展示を拝見した後は、上層へ登ります。
空気も澄んでいて、最高の見晴らしでした。
天守より北側を眺めると、雪をまとった三山が…。
磐梯山もくっきり。
磐梯山のあたりは紅葉のピークは過ぎた印象でしょうか。
そして、小田山。西軍が鶴ヶ城めがけて砲撃した場所です。
城内は紅葉真っ盛り。銀杏の黄色や紅葉の紅色が鮮やか
まだ早い時間で人も少なかったので、
ゆっくりと会津を見渡すことができました。
天守から出て振り返ります。
表門である鉄(くろがね)門。
くろがね門を見越したアングルでも美しい鶴ヶ城。
山門を 見越して見ゆる 春の月 (豊玉)
ならぬ
鉄門を 見越して見ゆる 鶴ヶ城 ですね^^
しつこいくらいに写真を撮ってしまいました
この後は、西軍が砲台をおいた小田山へ…。
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その弐へ続きます