【ダグラスDC-7C】(パン・アメリカン航空塗装。1/400) | 仙南飛行俱楽部

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【ダグラスDC-7C】
(パン・アメリカン航空塗装。1/400)

初飛行:1953年 3月18日
乗員:2名
座席数:最大75席 ...
最大速度:563km/h
航続距離:2,776km

アメリカン航空が、ロッキードL-1049G機に対抗できて、アメリカ大陸の無着陸横断飛行が可能な新型機の開発をダグラス社に依頼したことがきっかけで開発が開始された。

1953年8月、北米国内線のアメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空などの路線に就航した。
しかし、当時の旅客機は、航続距離の長いものが多く、DC-7では、航続距離の性能不足が指摘された。改良型DC-7B。
さらに、DC-7Cは、航続距離を伸ばして、大西洋無着陸横断路線が可能となった。DC-7は、パンアメリカン航空や日本航空などの大手航空会社の主要路線に就航した。
肝心のエンジンの信頼性に苦しめられただけでなく、客室内における振動と騒音が酷かった。さらに、1952年には世界初のジェット旅客機であるデ・ハビランド DH.106 コメットが就航し、空のジェット時代が到来した。その為DC-7は受注が伸びなかった。
単に、デ・ハビランド DH.106や、ボーイングB707を受領するまでの、つなぎ機体として、各航空会社は使用した。
ダグラス社においても、ジェット旅客機DC-8の開発を進めていた。
また同時期には、より高速で騒音の少ないターボプロップ機の開発が進められていた。ターボプロップエンジンに改装したDC-7Dの開発も検討された。
しかし、後継機となるジェット機のDC-8の生産が1959年に始まったことから、DC-7は、わずか5年間で生産を打ち切られた。この間、計338機が製造されるに留まった。