さらに、アフリカ太鼓によるドラムサークル「ハートビート」という活動を行っている。みんなで輪になってジャンベを叩くもので、プロの音楽家ブラウンさんとその家族がリードする参加型の演奏会だ。
この活動は、ブラウンさんがある障がい者の音楽会に飛び入りで参加したところ、多くの障がい者が、彼を慕って取り囲み、特別の親近感を示したことをきっかけにはじめた。そういう雰囲気をかもしだす方は、めったにいない。
お子さん達も大きくなり、ご夫婦の血を引き継ぎ音楽センスがすばらしい。一家には、何よりもいやしと明るい雰囲気がある。
私は、相談サポート活動を通じて、当事者の苦しみや悩みがあると同時に、社会全体が抱えるいびつな構造問題があると感じた。それが、小さな子にも、大人にもストレスを与えている。そしてそのストレスは増幅されている傾向を知った。従って、当初は、障がい者への音楽によるサポート活動として考えたが、誰もがストレスを感じている今日、健常者や障がい者の区別がない定期演奏会を開催し、また各種施設等への訪問演奏も行っている。音楽を通じたいやし、解放、共感をねらいとしている。
ハートビート IN 「札幌雪祭り特設会場」
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