前回、「バセドウ病」発覚の記事を書いた。

それについての補足。

 

 

▼ざっと、経緯はこうです

・長年の糖質制限が健康に良くないと気づいた

・3食お米と味噌汁(+おかず)をバランス良く食べる「お米生活」(柏原ゆきよ式を参考に)はじめた

・その間、その「お米生活」が推奨する「味噌汁3杯/day(昆布だし)」+海藻類おかずでヨウ素過剰摂取に

・1週間ほどして突如血糖コントロールがバグる(バセドウ症状出現)

・飛び込んだ病院の検査で、甲状腺抗体異常値(ホルモンはまだかろうじて正常)、バセドウ発症寸前と言われる

(※もともとバセドウ家族歴あり、遺伝子要因あり)

 

 

 

 

 

バセドウ症状の高血糖→反応性低血糖(血糖値スパイク)がおさまってきた

 

バセドウ診断後、いろいろ調べて「今回亢進したきっかけはこれだ!!」と気付いたのがヨウ素過剰摂取

とりあえず昆布系ヨウ素を控えて1週間強。

ようやく甲状腺からくる症状=血糖値の乱れがおさまってきた~!💦

 

いや~この血糖値スパイク期間、とっても食事が大変だった。。。

この高血糖症状についてはバセドウ症状の1つとはあまり有名ではなく、私も知らなかった。(てっきり糖尿病系の病気なんじゃないかと驚いて病院行ったら「糖尿は否定されて、甲状腺のほうだったの?!」って驚き)

 

引用:
バセドウ病は代謝亢進によって消化管からの糖の吸収速度を早めます。そのために、食後高血糖が起こりやすくなります

(中略)

このようにバセドウ病の方は高血糖や低血糖が交互に起こる血糖値スパイクを起こす方や、治療開始後に低血糖を起こす方がいます。

--

書籍「バセドウ病の食事法&レシピ: バセドウ病の栄養学と食事法 食事量や摂るべき栄養素がわかる」より

 

私はたまたまリブレ2で常時血糖値(グルコース値)を観察してたからわかったけど、主食(お米)を食べてない状態で、おかずに含まれるわずかな糖質などでも食後すぐに超スピードで170~180ぐらいの高血糖になってしまってた。💦主食食べようなら200超え。

そして、今度はまた超スピードでインシュリンも勢いよく出るので、血糖値がズドン!と下がり70を切った低血糖へ…と、ぶるぶる震えがくるほどのものすごいスパイクが起きた。

 

バセドウ症状が出てる時の糖の吸収率は、砂漠に水を撒いてるレベルなんだと思う。

そのぐらい糖吸収が早すぎて血中にドバーッと溢れて、それに対して出るインシュリンもめちゃくちゃ機能亢進してるからドバーっと出る感じ。

リブレ見てても思ったけど、脅威の血糖値乱高下スピードでしたわ…。

 

しかも血糖値スパイクの具合悪さ、眠くなるとかそういうやわな症状じゃなく、バセドウの症状がもろにありぶるぶる手指の神経がふるえが来て、顔の筋肉とかも突っ張る感じで、動悸・頻脈、胸のざわざわ・焦燥感など、ものすごいアドレナリン?が出てるような交感神経が刺激されている興奮状態の症状が出ていた。グラフを見ると、リブレの低血糖と相関していた。

だから、食事のたびにあまりにも酷くて、食事すること自体が恐怖で食欲が全く起きなかったぐらい。。。

辛かったえーん泣

 


 

 

 

ズバリ、「高血糖が出なくなると、低血糖は出ない」

 

ヨウ素制限してから徐々に糖の吸収速度がおさまってきたみたいで、リブレ2の血糖値観測ではスパイク(高血糖・低血糖(血糖値の乱れ))を起こしにくくなった。

ピリピリした震えや動悸は食事のたびに出なくなった。

 

結論から言って、高血糖が出なくなるとその反動で起こる低血糖は出ないことが判明。

だから低血糖症状が出ている時って、絶対に高血糖が絡んでいるはずだし、高血糖になることを恐れた過度な糖質制限はたぶんバセドウの人には相性が悪く、「糖質を吸収されにくい形で摂る」というのがミソなのだと思う。

なぜならバセドウ病の人は代謝亢進で糖新生も起きまくってるらしく、普通は肝臓に貯蔵された糖(グリコーゲン)から「糖」を作るものなのに、私みたいに長年糖質制限をしていて貯蔵糖がカラッケツだった人間は、筋肉・内臓・骨が優先して溶かされ「糖」を生成することになるので、あんだけ低血糖が酷かったんだなと、その仕組みを学んで体で起きていたことがようやくわかった。

 

過度な糖質制限は、健康リスク的には絶対NG!!!!

 

▼観察したのはこの機械にて↓(自費だから高い)

 

 

 

 

 

過去の低血糖症状もほぼ全部バセドウ症状

 

前回の記事にも書いてたけど、過去からこの低血糖症状が出てた。

今思えば、度々バセドウ症状が、過去、要所要所でけっこう出てた。

 

時々何等かのきっかけがあって甲状腺ホルモンが過剰気味に傾いた時は、バセドウ症状(動悸・頻脈・高血糖→反動の低血糖)が度々起きていたのが説明つく。

 

ただ私は本格発症しておらず、症状は常にじゃなかった。

亢進状態に行ったり、元に戻ったりみたいな??!

 

何かの刺激で甲状腺ホルモンが過剰になりバセドウ症状が顔をだしたり引っ込めたりの、潜在性の段階(軽症)だったんだと思う。


でも当時は低血糖と気づかず、「子宮筋腫があるので貧血ではないだろうか」と思ったりしてた。

ややこやしいことに、子宮筋腫の過多月経の易疲労感とかも重なっていたし(→これは実際手術してめちゃ元気になった)、鎮痛剤の副作用で胃腸も壊したりしてたし(→これも専用の治療でけっこう良くなった)、ありとあらゆる体調不良の総合デパート状態の時期だったので、具合悪いことが多すぎてなかなか1つの症状が際立って見えてこず、気付けなかったのもあると思う。

 

しかしながら、よく感じてきたこの動悸・頻脈・胸がざわざわする症状感などの交感神経が刺激されて出ている症状が、今回ようやく貧血ではなく低血糖症状だと紐づいたけど、これは過去もあって焦って行った病院によっては「メンタルの病気では?(パニック障害・過呼吸など)」ってヤレヤレ顔で誤診されたりもした。

 

 

それが奇遇なことに、こちらのチャンネルの人がパニック発作の様子をしょっちゅう動画にあげていたみたいなんだけど…

 

 

結局は甲状腺調べて「バセドウ病」って診断されたよう。

 

 

本人もこの辛い症状をこれまでパニック障害(メンタルの病気)と勘違いしてUPしてたんだろうけど、それだけ自分でも勘違いするぐらいに誤診されやすいんだなと。

症状は似ていても、起こる原因が違ってて別の病態で。

・パニック障害:精神不安・心理的な理由からくる

・バセドウ病:甲状腺ホルモンの刺激や血糖値乱高下の低血糖・自律神経症状から来る

だから、バセドウ病や低血糖症状をパニック障害と誤診されて、誤ったアプローチだから全然治るケもない人は実はいっぱいいるかもしれない。

※他、バセドウ病は症状から更年期障害とも間違われやすいらしいけど、私も当然そっちもお医者さんに疑われ済みニヒヒ💦(ホルモン検査で否定、違った)

 

今回も糖尿・甲状腺の内分泌科にかかってようやくわかったけど、そうじゃない所って「内科」なんかも案外わかってないしで、意外と甲状腺の病気って医師含めて無自覚で見過ごされてると思う。。。

 

 

 

過去のバセドウ症状のきっかけを振り返る

 

一般的にバセドウの発症原因や憎悪・再発原因とされるものは、

  • 過度なストレス・ライフイベント(離婚、死別、昇進、転勤等)
  • 感染症(コロナやEBウィルスと相性悪い)
  • 出産
  • 手術・事故・怪我・抜歯
  • アレルギー(自己免疫疾患の病気なので関係あるらしい)
  • ヨウ素過剰(今回私が症状強くなったきっかけ・笑)
  • 刺激物の飲食
などとされている。
つまり肉体or心に、過度な刺激が加わるとだめなようなのだ。
 
私も思えば、高校3年のときに1年間37.5度前後の微熱が続いたことがあった。
風邪ひいてないのになんでいっつも熱があって顔も真っ赤なんだろうなー?と不思議に思ってて。
卒業したら自然とおさまっていたけど、当時友人関係ですごい強いストレスがかかっていた時期で、今思えば強いストレスでバセドウ症状が顔を出し、代謝亢進のせいで顔真っ赤・微熱出てたんだろなーと、数十年を経て「そうだったのか!」と腑に落ちた。(笑)
 
(バセドウ病の症状に「微熱」ってあるのを見て、思い当たりがありすぎて、すぐ思い出した💦)
 
また、初コロナ感染時(2022年頃)も今回と似た低血糖症状が出た。
(私はてっきり貧血だと思ってたが…)
その時はもっとひどくて呼吸困難・蒼白・不眠(気を抜いたら呼吸が止まりそうで眠れない)状態で救急車呼ぶなどの事態になりやばかったのに、当時のコロナルールで陽性者の検査設備がなくわからずじまいだけど、症状が同じ系統なので「あれは甲状腺から来ていた亢進症状だったんだ!」と今回気付いた。
調べると、バセドウは自己免疫疾患なので、コロナやコロナワクチンで甲状腺の状態が悪くなる人の報告は多いらしい。。。
 
そして、EBウィルス(2010年頃)!これの感染時も私は死ぬかと思うほどけっこう状態が悪くなって緊急入院、10日も入院する羽目となったのだった。
このウィルスもかなりバセドウ憎悪と関係性が高いらしく、バセドウ病のWikiにも沢山その研究内容がつらつらと長く書いてあるのでBINGOすぎた。
 
その他も思えば。。。
ライフイベントの変化・ストレスなども影響が強いらしいけど、ここ数年、母が亡くなったり、子宮筋腫という激痛による毎月の体のストレス、子どもが警察沙汰起こしたり、そしてつい最近は子宮筋腫全摘手術等、体もしくは心へのストレスは度々あった。相関するように、体調はたしかに悪かった。
 
個人的に、年々気を病む・落ち込むことがなくなってきていて(数日寝て起きたら忘れるニヒヒ)、メンタル的に来てなかったから全く気づかなかったけど、起きてきた事象を思い返せば、実は無自覚なままけっこうなストレスがかかってたのか?ポーンと思ったり。
 
…ここまで無自覚って怖い(笑)
 
今回はさすがに、前回の記事に書いた通り完全に「ヨウ素摂りすぎた」というなんともおバカなきっかけで急性症状が出たけど、バセドウの遺伝的抗体があるために、こんな風にちょっとした何かあるたびに代謝のアクセルが踏まれやすい状況は整っていたんだーー!!!って、40代にしてはじめて自分の体の新発見。。。。
 
ずーーっと隣り合わせだったバセドウ病…
…ほんと無自覚って怖い(笑)
 
 
 

それでもまだ続く、自律神経症状

 

血糖値の乱高下が幸いおさまってきたものの、、、

バセドウから来てるであろう自律神経症状がまだ残っている。

  • ちょっと動いただけで息切れ。
    喋ったりしてるだけでも最後の方息切れ。

    スマートバンドの記録を見ると、やはり調子が悪くなってからデータ的に見ても心拍数の平均値が1割ぐらいあがってた。
    運動・筋トレしようと思ってもやたら息が切れて力が入らない時は「症状出てんのかも」と思って無理してない…
  • お風呂入った日の夜の不眠、中途覚醒
    体はつかれていて眠たいのに、寝落ちようとすると体がぶわっと「寝させまい!」と交感神経が働きギンギンな感じ(興奮・覚醒状態になる)。
    甲状腺ホルモンが過度に交感神経を刺激する病気なので、お風呂で高まった交感神経が、夜副交感神経への切り替えがうまくできずに、そのままギンギンでいるみたい(T_T)
  • 手指の脱力や、顔の筋肉の引きつり感
    時々襲う、自律神経症状?神経症状?っぽいのがまだある
    こわいよー

甲状腺が自律神経を刺激するという作用機序からして、今は自律神経症状が強く出ているって感じがする。

 

これらの不快症状に関しては、対症療法として漢方が効くのかなーと思って、近々漢方薬局へ相談へ行こうと考えている。

※家にあった「抑肝散」は不眠には今の所効いてるニコニコ

 

 

 

一過性でまた終わるのか、本格発症するのか?!未知

 

お医者さんにはバセドウ本格発症寸前かも?と言われており…

またこれまでのように一過性で自然と戻るのかわからんけど…

 

これから果たしてどうなるんだろう…オエーオエーオエーはてなマークびっくりマーク

 

いやでもそもそも、これまで無自覚に過去何度もバセドウ症状気味なのを繰り返してきていたように、もし今回も一過性のもので済んだとて、また今後何か刺激が加わると同じことの繰り返しなんだろうなー。えーん

 

それはバセドウ本格発症前だろうが後だろうが、みな同じだ。

私の姉もそうだけど何回も何かのきっかけで再発する一生の病気でエンドレス。

 

今後はバセドウの人が苦手とする過度な刺激には気をつけて生活することにした。

 

やっぱり「食事」は一番気をつけて…

あとはゆったりリラ~ックス!

 

と行きたい所だけど、人生はいろいろ、予想外のことは日々あるからね~

また時々出るんでしょうなこの症状。

 

なお、次回の再検査が、京都旅行前!!!

その頃には症状も落ち着いて一過性で終わっててほしい泣き笑い泣き笑い泣き笑い

祈るしか無い!!!神様仏様ー!!!🙏

 

 

▼京都旅行(神仏)に呼ばれた話。