今回はアトピーについて産婦人科的な視点でブログを書いてみたいと思います。
まず、アトピーを予防するために、妊娠中に食事制限をする必要はありません。
妊娠中にお母さんが小麦や卵を我慢したところで、子供のアトピーは防げないので、極端な食事制限をするのは辞めましょう。
では、妊娠中にどのような食事に気をつければいいかと言うと、キーワードは「プロバイオティクス 」です。
これは、乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌などのことを表しています。
こういった「プロバイオティクス 」によってアトピーが防げるかもしれない、という論文を見つけたので、ご紹介したいと思います。
こちらの論文では、2018年までに妊娠中の妊婦さんと、出産後の赤ちゃんがプロバイオティクスのサプリを摂取した場合を検証した、28の論文をまとめています。
その結果、プロバイオティクスを摂取することで、アトピーになるリスクを0.69倍に抑えることがわかりました。
ただし、妊娠中のみの摂取や、出産後の赤ちゃんだけ摂取するのでは、効果がないことがわかりました。
以上のことから、妊娠中からプロバイオティクスを積極的に摂取し、出産後にも赤ちゃんにプロバイオティクスを与えることで、アトピーになるリスクをある程度は下げられる可能性があると言えます。
また、こちらの論文では、プロバイオティクスの種類や期間について検証しています。
21の論文を検証したところ、単一のプロバイオティクスではなく、複数のプロバイオティクスが混ざったサプリが最も効果的であり、それを妊娠中、授乳中、そして赤ちゃんにも与えることで、アトピーのリスクが下げられる事がわかりました。
では、具体的にどのサプリをどの程度摂ればいいのか、というと、、、、残念ながらそれはまだわかっていません。
ただ、以前に早産予防のために乳酸菌を摂取するといいかも、というブログを書いているので、まずはそういったものから始めてみるのも良いかも知れませんね。