妊娠初期にどうしても困る症状として「つわり」があります。


全く無くて逆に不安になる方もいれば、本当に水一滴も飲めなくて入院が必要になる方も。


また、上の子は大丈夫だったのに、下の子はきつかったり、その逆もあったり。


なかなかスッキリ良くする方法がないので、婦人科医としてもツラいところなんですが、いくつか改善につながるであろう方法を見つけたので、ご紹介したいと思います。







こちらの論文では、つわりに対してショウガ、カモミール、カルダモン、ザクロ、スペアミント・シロップ、レモンが効果的だったとしています。



また、35〜500mgのショウガはビタミンB6と同じくらいの効果が認められたのですが、60日以上となると、ビタミンB6の方が効果がありました。



その他には、ショウガ・ドキシラミン(日本では未発売の薬です)・ピリドキシン(ビタミンB6)を組み合わせた場合と、カリン・ビタミンB6とを組み合わせた場合も、同じような効果がありました。




https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/28629250/



この論文では、ショウガ、ビタミンB6、プラセボ(薬としての効果がないもの)を比較しています。



対象となったのは、妊娠6週から16週のツワリのある妊婦さん。



28人がショウガは500mgを1日2回、26人が40mgのビタミンB6を1日2回、23人がプラセボを1日2回とし、4日後に症状の変化を比べました。



その結果、どのグループでも内服後に吐き気は明らかに改善していましたが、ショウガが最も効果的で、次にビタミンB6が効果的でした。



以上の論文から、まずショウガとビタミンB6は最初に試して良さそうです。



また、他にもカモミールやザクロ、ミント、レモンなども試してみる価値はありそうですね。



妊娠初期はバランスよく食事を取るのが難しいですし、ゼリーでもアイスクリームでも、食べやすいものを食べてもらうのが一番です。



そういった中に、ここで説明したようなものも取り入れてみてくださいね。