長い間、ピル を飲んでいるけど、生理を移動させる方法を知らない人が意外と多いので、今回はピルを飲みながら生理を移動させる方法について説明したいと思います。



まず、そのピルが一相性か三相性かによって、少し話が違ってきます。


一相性とは、1シート内のすべてのピルのホルモン量が一定のもの、三相性とは、1シート内でホルモン量が3段階に分かれるものを言います。



一相性の場合は、休薬期間もしくは偽薬(何の効果もない粒)を飛ばして、そのまま次のシートに入ってもらえれば、1回分の生理を飛ばす事が可能です。



三相性の場合は、最後の1列もしくは偽薬を飛ばして、次のシートの三列目の実薬を飲みます。それによって1週間ほどは生理を遅らせる事ができ、飲み終わったら、1週間休薬するか、偽薬を飲みます。


この場合は、次のシートの三列目だけ飲んだことになるので、1〜2列目は捨ててもらって大丈夫です。



このように、ピルを飲んでいる最中でも比較的簡単に生理を移動する事ができます。


イメージとしては、休薬したり偽薬を飲むと生理が来るので、直前まで飲んでいたのと同じホルモン量のピルを次のシートから持ってきて継続する、という感じです。



時々、生理を1ヶ月飛ばしても大丈夫なのか心配される方もいますが、ピルによっては3〜4ヶ月生理が来ないようにするタイプもあるくらいなので、1回生理を飛ばす事くらい、全く問題ありません。



もし、ピルを飲んでいて、生理を移動したいことがあれば、ここで説明したような内容を参考に試してみてくださいね。