避妊目的だったり、生理痛がひどかったり、生理前に調子が悪くなったり・・・
そんな方におススメしているのが、いわゆるピルという薬なんですが、どうしても副作用を気にされて、二の足を踏む方が多いです。
なので、今回はピルの副作用の最も大きいものと言える
血栓症
というものについて、掘り下げてみたいと思います。
以前、ピルの血栓症はとても確率が低い、という説明をしました。
今回は、その血栓症のリスクを上げる原因について説明したいと思います。
よくある原因としては、
肥満
喫煙
高年齢
片頭痛
があげられます。
肥満
BMIというのが基準になってくるのですが、試しにご自分のBMIを計算してみてください。
BMIというのは、体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)で計算できます。
身長は単位がmなので、160㎝の人は、1.6を掛けてくださいね。
それで、
BMI=25以上だと、血栓のリスクが2倍
BMI=30以上だと、血栓のリスクが5倍
にもなります。
喫煙
現在喫煙している人がピルを飲むと、血栓のリスクが2倍になると言われています。
また、35歳以上で1日に15本以上吸っている人は、心筋梗塞になるリスクも高くなるので、ピルは飲めないことになります。
高年齢
35歳以上では、血栓症のリスクが4倍、40歳以上では5倍になると言われています。
片頭痛
前兆を伴う片頭痛、具体的には、頭痛が来る前に目の前がチカチカしたり、見え方がおかしくなったりするタイプの片頭痛の場合には、ピルを飲んじゃいけないことになっています。
以上、比較的ケースが多いパターンを説明してみました。
上のケースに当てはまっている人は、ピル以外の治療法を考えるか、解決できる原因であれば、そこから解決していってくださいね。