石川秀美すなぁ。今は薬丸の嫁。
当時、関西の片田舎の中学生だったわたくしは、湘南と鎌倉と江ノ島がぶち近くにあるなんて、知りませんでした。
そんなわたくしが４０の坂を越えて、自転車で江ノ島まで行くようになるとは、誰が想像し得たでしょう、いや無理。
そんなわけで行ってまいりました。久々の物欲党走行会in江ノ島。
おりしも前日は土砂降りの雨で、当日の決行も危ぶまれたのですが、かなぴん☆さんの提案で、出発を一時間後にずらしてみたら……あら不思議、だんだん路面が乾いてきたじゃ、あーりませんか。
さすが、かなぴん☆師匠のご慧眼には、あいた口が塞がらんでぇ（ちょっと違う）
そんなわけで連光寺坂上で、かなぴん☆さん、akiさんと合流。
尾根幹をひた走って、境川へ向かいます。つーか、境川へは今まで一度しか行った事がなかったですが、何とか迷わず来れました。
そしてここからは未体験ゾーンです。下流へ向けて、針路を取ります。
……。
…………。
………………うーん。
……走りづらい。
道幅が多摩サイより狭いうえにブラインドカーブが多く、かてて加えて歩行者も自転車も結構多くて、あまり気持ちよく走れません。
特に町田駅近辺は、ロードで走るところじゃありませんな。ラブホだらけやん。
そして２４６と境川が交差する地点で、bugaluさんと合流。
なんと、炭素車体が揃い踏みの中、予想外のフォールディングバイクで登場。
チェーンリングやリアディレイラーにアルテグラをおごっているところが、物欲を刺激してくれます。
ていうか、境川CRのような場所を走るには、ベストチョイスといえましょう。
途中一回のトイレ休憩を挟んで、境川CRを抜けて国道467号へ。
大渋滞している車の横をすり抜けて、ようやく江ノ島の駅に到着。
あの海を渡る橋のところとか、もうちょっと江ノ島らしい写真を撮ればいいものを、忘れてました。うう。
そこからお久しぶりのマサさんと、おそらくはじめましてのshigemiさんと合流しまして、昼食タイムです。
なんか画像が横ですが、気にしない。
はっきり言ってものすごい並んでまして、おそらく一時間半は店の前でだべってましたでしょうか。
この日私、太ももとかものすごい日焼けしてたんですけど、おそらく自転車じゃなくて、この店に並んでいる間にこんがり焼けたものと思われます。っていうか、天気予報マジあてにならん。
しかも名物の生シラスは不漁ということでありませんで、とりあえずコストパフォーマンス重視でシラスかき揚げ丼をチョイス。
って、コストパフォーマンス高すぎやろ！？
あ、ちなみに写っているドリンクは、ノンアルコールビールです、念のため。
笑ったのは、示し合わせたわけでもないのに、みんなこのかき揚げ丼を頼んでいたことです。
とりあえず安い。量多い。油もので腹が膨れる。という思考回路は全員共通だったということです。なんて安物嗜好なんでしょう。
そして情けないことに、一人として完食したものは、おりませんでしたとさ。
たとえるなら己の力量を省みず、激坂に挑んで玉砕するにわかクライマーの如し。
気ばかり若くても、内臓はしっかり中年ということが露呈してしまいました物欲党。あぁ、あと20年若かったら。
そして、油にもたれる胃をもてあましつつ、海の見える堤防で揃い踏み。しばし物欲雑談です。
ていうか、shigemiさんに何とかカーボン車体を買わせようとする、かなぴん☆さんの執念はいったいどこから来るのか？
そしてあまり帰りが遅くなると夕立ちが心配ということで、早々に帰路へ。
帰りはアップダウンの多い尾根幹線を嫌って、尾根緑道～野猿街道をチョイス。
江ノ島にはない、生い茂る緑にほっとします。田舎のねずみ、都会のねずみじゃないけれど、あぁ、やっぱりおいらは山のねずみだなぁ、と思った次第。
そしてakiさん、かなぴん☆さんと別れて、家まであと15分というところで、猛烈な夕立が……。
お昼にあてにならんといった、天気予報の復讐か？
「あはははははははははは……！！」
と思わず笑っちゃうぐらい、バケツをひっくり返したような大雨。しかし、日焼けに火照った肌には心地よいシャワーのよう。
雨宿りしても無駄だな、と思って家まで一気に駆け抜けたわけですが、家に着いた瞬間、きれいに上がるおまけつき。
あぁ、虹がきれい……。
何だかんだで楽しかった江ノ島走行会ですが、唯一の心残りは、nekki5149さんとお会いできなかったことです。
今度機会があったら、境川からいっしょに走りましょうね。
最高速 46.7km/h
平均速 22.5km/h
距離 119.78km
時間 5：18：09