無翼の天使100 | 恋愛小説 くもりのちはれ

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『真菜、言うことがあるだろ!』


朝のリビング・・・娘の目から見ても完璧な美男・・・パパの声が響く。


「えっ?!あっ・・・えっと・・・」


まさかバレてる?


帰ってきたのは午前3時、そろりそろりと歩いた廊下、あの時・・・起きてたの?


「パパ・・・あのぉ・・・『真菜、パパは挨拶しなさいって言ってるのよ。』


ママが、パパの前にコーヒーを置いて、私に“大丈夫だから”と目配せをする。


「あぁー、おはようパパ。おはようママ。」


『おはよう、真菜。で、アイツは?』


はっ?!やっぱり気づいてる?アイツって、慶人のことだよね?


「いやぁ・・・元気だよ♪元気も元気、毎日バスケなんかしちゃって、でもって・・・


勉強も真面目とは言えないけど・・・頑張ってる・・・えっ?」


慶人のフォローを必死で話し始めた私に、ママがパパに見えない場所から首を横に


大きく振って“違う”って訴えてる。


『あっ?尚斗がバスケ?勉強?』


えぇっ・・・慶人の事じゃなくて、アイツってお兄ちゃんの事だったの。


『はははっ・・・へぇー、本気の女ができると人間も変わんだな。あの尚斗がねぇ・・・』


ワザとなのかホントに勘違いしてるのか・・・珍しく楽しそうに笑ったパパは、時計を


確認すると立ち上がる。


「あっ、イヤ・・・パパ・・・それは、お兄ちゃんじゃない・・・って聞いてないじゃん。」


目の前にはママを抱擁するパパ


年頃の娘の前で、そんな濃厚なキスは、ちょっと勘弁して欲しいよ。


出かける前の夫婦の約束事って言うけれど・・・一体、いつまで続ける気なの?


まっ、でもバレてなくて一安心。


『今日は、いつもより早く帰るから。』


ママを解放して、リビングのドアを開けるパパ


「いってらっしゃい♪」なんて笑顔で見送る私


そう、そう・・・そうだよね・・・それで終わるはずなど無い。だって私のパパは、


渡会 歩


にっこりと微笑んだままの私の方に振り返ったパパが、途轍もない爆弾を落とす。


『真菜、海藤のガキに言っておけ!俺の娘に手をつけたからには、それなりの覚悟


しておけってな。』




※100話で終わらなかったよぉ・・・一体いつまで続くやら・・・

 live*さんメッセージありがとう!

 スランプ気味のrikoですが、これからも読んでくれると嬉しいです。


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