書き手の仕事は、AIに取って代わられる時代が来るのか? | 「改善」と「改良」

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フリーランスです。コピーを書いたり、書籍をつくったり、いろいろとしています。

「ありえない仕事術」という新ジャンル

ポッドキャスト番組『Uncover 新章 未解決事件現地調査』を知ったのは、エックスで流れてきた投稿でした。確か、同じテレ東出身のディレクターを例に挙げ、この人は「笑い」、あの人は「政治」、だから僕は「健康」をテーマにしたYouTubeチャンネルを作るというようなことが書かれていました。

 

実際、そのYouTubeを視聴すると〝健康〟とは言いながら、上出氏本人がとある〝未解決事件〟に関する解説を行っていました。概要欄には、「間違って動画をあげてしまったので……」ということも書かれています。

 

それを観た時に、絶対に面白いことを展開しようとしていると感じました。

 

少し、話はさかのぼりますが、2024年に上出遼平さんは徳間書店から『ありえない仕事術』という書籍を出版されます。そのタイトルの通り、「あのハイパーハードボイルドグルメリポートをつくったクリエイターが語る〝仕事術〟」を指南する内容なのですが……これから読む方のために詳細は省きますが、良い意味で期待を裏切られます。

 

でも、結果的には「仕事術」というタイトルをしっかりと回収するので、読者から一切の文句もでなかったと思います。

 

そのときの衝撃を、今回のポッドキャスト番組とYouTubeチャンネルにも感じました。

 

〝健康チャンネル〟と標榜しながら、実態は未解決事件のある真相を探るポッドキャスト番組へと連結している。もしかすると〝健康〟を広義の意味で捉えると、「未解決事件の真相」も入るかもしれないのですが。

 

このあと、YouTubeとポッドキャスト番組の両方を追いかけていきますが、どのような着地を見せるのか。今から気になって仕方がありません。

 

 

きょうは、事務所に出社をしまして、國友公司さんからお送りいただいた新刊「ルポ路上メシ」(双葉社)をパラパラと読んでみたり、ダイヤモンド・オンライン用の原稿を書いたり、とある企業のインスタのお仕事が年内で終了するお電話がきたり、学校案内の取材スケジュールを詳細に記入したりと、いろいろなことがありました。

 

書き手の仕事がAIに置き換えられる時代が来ます。

あと、お知り合いでもある編集プロダクション「イージーゴー」の江郷路彦さんが今朝、エックスで書いておられたことをほんやりと考えていました。

 

 

もっとも気になったのは、AIの活用に関する部分で、下記の部分です。

今、メディア側で議論されているのは、「ライター業務がAIに代替される」というレベルを超えて、「AIあればメディアなんていらないかも!?」という段階です。私自身、この視点はその通りだなと感じ始めています。

メディアが不要ということは、ライターのみならず、ビジュアル面やマネジメントしていく部分もAIに取って代わられるという時代が来るのかもしれません。

 

江郷さんは、そのひとつの答えというか可能性として、

「大企業」か「優秀な個人(プロデューサー・マルチタレント型)」という両極端しか生き残りが難しい

強いIPを持つ大手出版社や、小規模(10人以下など)で機動力の高い独立系出版社は強さを維持できる

と推測しています。

 

今朝のことなので、まだ明確な答えは出ていませんが、パッと頭に浮かんだのはセルフレジのことです。

 

ぼくは、大阪市内から遠く離れた場所に住んではいるのですが、駅前にあるスーパーマーケットの多くはセルフレジに移行して、今はレジの後ろにスタッフの方が数名立っています。

 

もしかすると、多くのひとがセルフレジに慣れてくる時代になると、後ろで対応するスタッフの人数も少なくて済むようになるかもしれません。

 

でも、駅前から少しだけ歩いたところにある中華料理屋さんのレジはセルフレジにならないような気がしています。その目の前にある、接骨院も同様にそう思います。

 

そこにヒントが隠れているような気がするので、明日も考えてみようと思っています。

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