里見女流名人が復帰戦を勝利で飾りました。
そしていよいよ１月１８日（日）からは清水市代女流六段
とのユニバーサル杯女流名人戦五番勝負が始まります。
記念と言ってはなんですが、里見香奈女流名人著書
『女流名人倉敷藤花 里見香奈 好きな道なら楽しく歩け』
を読みました。２０１０年７月発行。
里見さんの幼少期から高校時代までを中心に、
その将棋との歩みを紹介した本です。
ブレザー姿の高校生活の写真などをふんだんに使い
写真集的要素も含まれています。
初タイトルである女流名人を清水さんから３連勝で奪った
棋譜を、「師匠である森雞二九段と里見さんの二人で解説」
など一読の価値ありと思います。
いつものフレーズですが、ご興味がありましたらどうぞ。
そして本日、１月１４日スポーツ報知で女流名人戦の
直前特集が掲載されていました。
里見さんへのインタビューの一部を紹介します。
復帰戦について
里見「以前と勉強スタイルが変わって正直、思うような準備が
出来ていなかった。内容的にもまだまだ。ただ、持ち時間の
長い対局を最後まで集中して指しきれたというのが自分に
とって一番の収穫でした。」
体調は？
里見「休場前とあまり変わっていません。普段は体を動かし
たりもできるんですが、いつ（症状が）出るかわからない怖さ
は常にあります。」
休場中に感じたこと、気付いたことは？
里見「やっぱり私は将棋が好きなんだなあ、と。体がついて
いかなくなって、自分の意志とは逆に将棋から離された
ことがすごく悔しかった。将棋をやめようと考えたことは
無かったです。」
「意思とは逆に将棋から離された」との表現を使っています。
尚、復帰は女流棋戦のみに留めて、４月から始まる三段リーグ
は引き続き休場する予定とのこと。
第一局が地元出雲での開催、「すごく恵まれている」と表現し
タイトルの防衛に意欲を見せていました。
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