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iDeCoの加入年齢引き上げが、いよいよ現実的になってきた...

 

この勢いだと年金受給開始時期も70歳からになるのは既定路線なんだろう(^^;

iDeCoといえば、個人的に老後資金目的での選択肢でいうならNISAより断然利点が多いのに(確定申告時の積立金分の所得控除はマジで有能)、政府は今まで一貫してNISAを推奨して、iDeCoには全く触れてこなかった印象。

 

そもそもiDeCoは杜撰すぎる制度設計のおかげで破綻した厚生年金基金のかわりに税制面を優遇した、いわば受け皿...つーか、100年安心とか嘘くさいスローガンやら失われた年金とかで社会保険庁は解体されたけど、当時3階建てと言われた年金構造の1階は国民年金、2階は厚生年金、3階部分が厚生年金基金といわれていた。

 

社員が安心して老後を迎えられるためにと国が企業からせっせとお金を集める反面、バブル期に福利厚生の充実をうたう企業にとってはバカ正直に法人税払うより厚生年金基金への加入は就活生向けのいい宣伝にもなってたわけだけど...そもそも加入事業者が限られてる上にバブル崩壊後に社員の大幅削減、更には倒産や離脱企業が後をたたず、残された会員のみでの費用負担はどー考えても無理でしょって感じだったけど、基金の運用先にされてる保険会社や信託会社大丈夫なのって思ったもんだよ(^^;

 

厚生年金基金の破綻後は、年金の3階建て分部はいまじゃ私的年金といわれるようになったけどw

 

iDeCoの話をするとどうしても投入背景やそもそもの年金制度の杜撰さの責任追及とかヤブヘビ感満載なので、役人含めて政府(与党)はあまり口に出してこなかったことは容易に想像できる。

 

だもんで年金運用目的としてはiDeCoより優遇面に劣るNISAを推し進めてきたんだろうけど...NISAの手軽さ(初期費用0円)や流動性の利便性は年金というより学資保険や住宅財形みたいな割と近い将来に向けての貯金みたいな気がするよ、勿論老後まで切り崩さないでずっと積み立ててもいいんだけど、だったらその間に積み立てた金額分の所得控除があるiDeCoの方が全然いいじゃん。

 

ここに来てiDeCoを拡充とかっていうのはやっぱりNISA!NISA!って政府が言ってきてもお年寄り世代には響かなかったんだろう年代別の加入者数をみても30代~50代がボリュームゾーンになっている。

 

お国(財務省)は、やっぱり退職金を手にしたばかりの60代もっというと70代や80代のタンス預金をなんとか引っ張りたいというのが本音だろう...まさかと思うけどある程度運用実績が伸びてきたら非課税枠や優遇された税制を徐々に減額していくような気がしてならないぞ(汗

 

円安での弊害も色々言われてるけど、そもそも国がNISAやiDeCoを進めてるんだから結果的に円売りを後押ししてるよーなもんじゃん(苦笑)今はこんな状況なので誰がやっても利益が出てる感じだけど、本質だとNISAとかで毎月定額で外国債に投資してるならホントは投資してる間は値下がりしてくれてる方がいいと思うんだけどね...毎月1万円で投資してるとして外国債が1万円の価値だったら毎月1単位づつ積み立てていくので1年で12単位持てることになるけど、これがリーマンショックみたいなことで大暴落して5千円の価値に下がったら1年で24単位持てることになる、そんな感じで何度か暴落しつつ長期的に見て満期のタイミングの頃には経済成長を経て1単位が2万円くらいになってると安値の時にどれだけ沢山買い付けで来たかで配当が全然違ってくるもんね...そー考えると70歳とかで初めてたかだか数年の運用期間しかないんじゃリスクしかない気がする、ましてこれだけ円が安いんだし。

 

因みにNISAは米国がはじめたISA(Individual Savings Account)をパクッて頭にN(NIPPON)をくっつけた単純なもので、直訳だと個人用貯蓄口座ってなる、対してiDeCoは「個人型確定拠出年金」に対しての愛称を一般公募して決まったもので individual-type Defined Contribution pension plan(正確にわからずネットで調べましたw)ということで、名前だけ見ても年金積立っていう目的ならiDeCoに軍配があがると思うよ

 

 

随分前の週刊宝石のコラムで選挙時の各政党を「強盗」「詐欺師」「スリ」って例えてた人がいたけど、さすがにNISAやiDeCoの優遇税制が変えられるような事にでもなったら、オレオレ詐欺とやってる事そー変わらねー気がするぞ