人間は「エネルギー容量とバランス」を持っています。人はそれぞれエネルギーの容量が決まっているそうです。エネルギー容量の多い人と、少ない人では生き方が異なります。故・松井光輪管長は、1人の弟子(霊能者)によれば、「エネルギーの塊のような人」だったそうです。松井管長は、2015年の12月に87才で亡くなられましたが、亡くなる前に1ケ月位病院に入院されたと思います。私は、松井管長が入院された事は全く知りませんでした。また、松井管長が入院することなど夢想だにしませんでした。それだけ、日々精力的に活動されており、身体が弱くなったような感じは全くありませんでした。やはり、それだけ凄いエネルギーを持っていたのだと思います。

 

松井管長は、「難病の人を救う事」を願っており、お大師様に「お加持による治療法を伝授され」、亡くなるまで精力的に多くの難病患者を治されたり、様々な事を日々夜遅くまでされていました。松井管長のような活動をする為には、多くのエネルギーが必要だと思います。ですので、松井管長は「自分のエネルギーにあった生き方」をされたのだと思います。私は小柄ですが、自分のエネルギーは「多くもなく、少なくもない」と思っています。ですので、松井管長のような精力的な活動は出来ませんが、地道にコツコツと自分が出来る事を行っています。殆どの人は、自分のエネルギーの容量が多いか少ないかは、よくよく自分を見つめれば分かると思います。少し動けば疲れるような人は、エネルギーの量が少ない人だと思います。逆に、休みなく活動される人はエネルギーの量の多い人だと考えられます。

 

 

眷属とは、「神使い、神様の部下の様な存在」で、神様を手助けしています。沢山の種類の動物が、眷属として様々な神社に居ます。例えば、「龍、天狗、八咫烏、狼、鹿、鶏、猿、牛、鳩、犬、ネズミ、猪、虎、羊、巳など」です。これらは、本当の動物ではなく、所謂「霊獣」であり、「霊力」を持っています。

 

 

眷属も霊力を高める為に絶えず修行しており、中には神様に近い位の霊力を持った眷属もいます。例えば、まだ神様にはなっていない「お稲荷さん(狐さん)」がお祀りされていたりする神社もあり、そこではお稲荷さんが参拝者に願いを聞き、願いを聞き届けたりしているのです。まだ神様になっていなくても、それだけの霊力があるのです。因みに、狐さんの場合は、神様になっていく過程で、身体が狐さんの色から白色に変化していきます。先ず、尻尾から白くなり、手足、身体、頭と白くなっていき、神様になれば神々しい色(輝かしい)になります。

 

 

眷属の大きさは、自然の動物とは異なり、霊力の強い眷属は大きな姿をしています。たとえば、狼の眷属の場合、リーダー格(その神社には何体も狼がいます)の狼は大変大きな姿をしています。その分、霊力は強く、神様の子分的存在として神様を補佐しています。

 

 

勿論、神社の中には眷属のいない神社(小さな神社や新しく作られた神社など、例えば楠木正成様などは神様になられたばかりですので、眷属はいません)もあります。大きな神社になる程、多くの眷属がいます。そして、それらは全て役割を持って仕えています。

 

 

私は、日本で一番多く眷属がいる神社は、京都の伏見稲荷だと思っています。何故なら、伏見稲荷には1万柱を超える膨大な数の神様が「稲荷山」にいらっしゃるからです。それぞれの神様に何体もの眷属がついていますので、膨大な数の眷属が居るのです。稲荷山に登るには、長い急な坂道を登らなければなりませんが、歩行困難者である私も稲荷山に登ったことがあります。多くの眷属が私が登るのを助けてくれた(背中を押してくれます)ので、何とかのぼれたのです。

 

 

神社に動物(犬や猫たちなど)を連れてきている人も居ますが、できれば連れて行かない方が良いと言えます。何故なら、眷属は動物は嫌いであり、神様に対して失礼な行為と考え、大変怒る眷属もいます。勿論、中には動物を連れて行っても全く怒らない神様もいます。その場合はもちろん連れて行っても良いですが、その見分けが出来ないので、出来れば動物を連れていかない方が無難なのです。

 

 

因みに、日本サッカー協会のマークは「八咫烏」ですが、八咫烏は「熊野本宮大社の眷属」です。本当にいるのです。奈良県の春日大社には鹿が沢山いますが、眷属も鹿です。ある時故・松井管長と奥様が春日大社の神様からご招待されたそうで(松井管長は、殆どのご神仏に知られていましたので、こんなこともあるのです)す。神様は眷属のトップの鹿に「松井管長達を丁重にお迎えするように」指示していたそうです。ところが、鹿はその意味を理解できてなくて、松井管長の奥様に覆いかぶさったそうです(その場合、大きな鹿が背中に乗るので奥様は倒れ垂れます)。勿論、その眷属は神様からおしかりを受けたそうです。

 

 

様々な眷属の中でも「龍」は大変強い霊力を持っており、天気を自在に変えることも出来ます。勿論、龍にも霊力の強いものと弱い者がいますので、強い龍という事です。様々な龍は、様々な体の色をしており、大きさや性格なども異なります。

 

 

神様に近い霊力を持っている眷属は、神様の信頼も厚く、神様が留守をする時には「神様の代理」を勤める事もあります。例えば、三重県にある椿大神社(ご祭神は猿田彦大神様=山岳系の神格の高い神様)の本殿には、龍が神様の代理としています。そして、参拝者の願いなどをお山にいる猿田彦大神様に全て伝えています。

 

 

霊能者の桜井識子さんは、穂高神社奥宮の神様に許可を頂き、眷属の龍を必要な時に呼び寄せ(アメリカに居ても呼び寄せられます)、雨天を晴天に変えてくれるように依頼出来ます。勿論、神様の留守中に起こったことは、留守番をしている眷属が全て報告する事になっています。眷属の中から、修行をして神様になっているモノも沢山います。最も知られているのは「お稲荷様」だと思います。キツネ(霊獣)が修行され、神様になっているのです。こうして、眷属から神様になられているモノ達には、高級神となっている神格の高い神様もいます。例えば、大国主命様は、巳様です。