『桜川』


春、

という

おだやかな時代に

この花は生まれた



いつだったか
君と見た花は

あの年の
この花で、


今、
目の前に咲き誇っているのは

今年の
この花だ



立ち止まり
振り返る僕を
あざわらうかのように

この花は
毎年

鮮やかに咲き、

潔く散る


そして、

目まぐるしく移りゆく
都会の喧騒に動じることなく

この花は
毎年

美しく

ひとの心を洗う



毎年、変わらない

けど、

毎年、変わってゆく



上を見上げ
はしゃいでいる
人ごみの中を


僕は、
つま先ばかり見て
歩いていた


川の中に
流れゆく
花びらの多さ


大都会に

桜色の川を見つけた


うつむいてても

立ち止まってても

美しいものは

見つけることはできると

今年もまた

この花は

新しいことを

教えてくれた




桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜桜



ひとつ前の記事のコメントにて、

Yさんから
お題をいただいたので

創ってみました音符音符音符


少し長いぽえむになりましたが、

いかがでしょうか!?