さぁ、今度は車で海のほうに向かいますよ。

 

次のマニアックスポットはどこでしょう~?


寺泊方面へ車でおよそ1時間。

 

地震のあとで「山のほうは行くな」とあれほど言われてたのに、ナビがどんどん

山道を指し示すのね

 

あ、この道?

え、ちょっと道が狭いんですけど

 

…山じゃね?

大丈夫?土砂崩れとかしてないの??

 

弥彦山スカイラインという洒落たカタカナ名の山道をしばらく進むと、
ちょっと小高い山の上の山寺に到着です。

 

心配された地震の影響はまるでなく、道も建物も被害は一切ない。

 

安心して観光されたし。

 

 

西生寺
西生寺は天平5年(733年)に僧行基が開いた真言宗智山派の古刹である。
古くは親鸞聖人も止錫した(恵信尼消息)と伝えられ、樹齢800年の大銀杏は
寺泊町文化財に指定されている。

 

 

マニアックスポットハンターのまめクロさん、一体何を見に来たでしょーか?


実はワタクシ、ここに秘仏を見に来たのです。

 

そう、


即 身 仏 です。

 

いいえ、ミイラではありません。


一般的にミイラは死後、身体の腐敗を防ぐために人工的に臓器を取り除いて

防腐処理を行い、乾燥させ、布でくるんで棺に収められます。

 

即身仏とは、生きている間に難行苦行と言われる修行に耐え抜き、生きながら

そのまま入滅した僧です。

 

ここに、弘智法印という昔の高僧の即身仏が安置されているというので

拝観に参りました。


< 弘智法印即身仏 >
現在全国に約24体の即身仏がお祀りされています。
そのほとんどの即身仏が江戸時代以降に修行された行者さんのものです(約200年~300年前)。
唯一、弘智法印即身仏だけが江戸時代からさらに300年さかのぼった鎌倉時代の即身仏で、
今から約640年前のものとされています。


日本で一番古い即身仏ですって! (゚O゚) ホヘェ~

 

スゴくなーい!?

他の即身仏よりも断然古いじゃなーい!

 

 

弘智法印は千葉県八日市場市大字大浦鈴木五郎左ェ門の次男として出生、
同村の蓮華寺の住職の後、行雲流水の旅にたたれ、江戸や奥州の寺々を建立、
更に高野山で修行の後、西生寺奥ノ院で三千日のきびしい木食行(五穀十穀断ち)
を成満して、貞治2年(1363年)10月2日御歳66才で御入定された。

 

「弘智」となるのは、西生寺「奥の院」で即身仏と成るための修行を始めた

頃からだって。

 

なるほど、もうここには即身仏になりに来てるのね。
ここに決めたんだ。

 

アタイは…最期の地は、う~む、どこにしよう?

 

日本全国やたらと旅しているのは、それを探しているのかも。

 

 

即身仏を拝観する場合は、駐車場の隣にある事務所窓口で申し込みます。
即身仏の拝観料金、大人500円。

 

拝観時間を指定され、20分後とのことでしばし境内で時間つぶし。

 

他に参拝客が誰もいない…寂しい。。。(;_;)

 

 

 

弘智法印即身仏立像
高さが5.5メートルもある青銅で出来たこの立像は、弘智法印即身仏の修行の

お姿です。
足腰の非常に丈夫だった方とされ、立像の足元にはその功徳を得る事ができる

「水かけわらじ」があります。

 

 

デカくて怖い Σ(;゚ё゚;)

 

あと、逆光でまったく顔が見えない。

 

 

 

水かけ草鞋の功徳
この草鞋に水をかけますと足が丈夫になります。

 

 

な、なんだって!? Σ(゚Д゚)

 

かけるかける!

実は出がけに右足をグニッってたんだ!

 

昔からどうにも右足が弱点なのよさ。。。

 

 

 

阿弥陀堂
御本尊「阿弥陀如来」がお祀りされており、脇仏は右に金色の「大日如来」、

左には「薬師如来」です。
西生寺の御本尊は今からおよそ3,000年前にインドで鋳造された、一寸八分

(約5センチ)の純金仏です。

 

 

5cm (・エ・) チッチャ

 

「漢委奴~」の金印かよw


この純金阿弥陀仏、言い伝えによると、神様がインドから飛ばしたらしいよw

ええ~~ウソだぁ~~w ( ´´ิ∀´ิ`)

 

まぁでも5cmサイズなら、その気になれば飛ばせるか。
30cmあったら無理だろうけどさ。

 


それにしても雨降ってなくて良かった&蚊のいない時期で良かったぁ~

こーんな緑深い山の中、夏場だったら藪蚊に刺されまくりだよ

 


時間になりました。
弘智堂(即身仏霊堂)前に集合です。

 

作務衣姿のご住職らしきお坊さんが来まして、仕切り棒を取り外し
お堂の中に案内してくださいます。

 

あっ、私1人?
マンツーマンレッスン??


残念ながら堂内は撮影禁止です。

 

ご住職の読経が終わると、「中まででどうぞ」と即身仏が安置されている

場所の目の前に案内されました。

 

一礼をして、覆いを取り払われます。

 

いよいよ即身仏とご対面です!


ドキドキ ドキドキ

 


Σ(゚Д゚)

 

 

弘智法印即身仏

 


そこには座禅を組んだまま今もなお説法をしているかのような即身仏が。

 

 

うわぁ。。。

 


うわぁ。。。

 


即身仏、初めて目の当たりにした…。

 


うわぁ。。。

 

 

座禅を組んだ生前の状態で、そのまま入滅してるんですよ!


身長170cmくらいだった人が!

こーんな子供みたいな小ささになっちゃうの!!

 

こんな湿気多いであろう新潟の地で良く保存できたね!?

 

説明によると、即身仏になる前に腐らないよう工夫したからだそう。


米などの穀類を断ち、その代わりにかやの実、熊笹の葉の芯などを食べる

木喰行(もくじきぎょう)という断食修行(五穀十穀断ち)を行う事によって、
腐りやすいとされる脂肪を落とし、腐りにくい体質に変えるのだそうです。

 

えええ~~痩せちゃう~~~!!

 

おにぎり食べちゃダメなの!?

米食べなきゃ42.195km走れないじゃない!!

お腹空く~~~!!

 

唐揚げは!?

唐揚げ食べちゃダメなの!?

カロリー気にせずマヨネーズつけて食べるのが好きなんだけど!

 

チョコレートチョコレートは!?

チョコレートくらい食べてもいいでしょ!?

 

っていうか、酒生ビールは…?

 

せめてアジ魚しっぽ魚あたま…?

 

あれもダメ、これもダメ… (T_T) ソンナ 殺生ナ…


このような厳しい修行を3000日間も続け、その後、座禅を組んだままの

御姿で亡くなられたのだそう。

 

木の実笹の葉だけとか…


ライザップも真っ青。。。

 


何故にそのような厳しい修行をしてまで即身仏になろうとするのか。

 

衆生救済のため、自らの身を即身仏にして世の中の平安のために祈りを

捧げるという決心。

 

この当時は「末法」(※弥勒信仰による末法思想)の始まるころにあたり、
世の乱れが弘智さまの目に映り、また世間のみならず仏教界でも(高野山でさえ)

目に余るものがあり、弘智さまは長く高野山にとどまる事はなかったそうです。

 

確かにねー浮世離れした高野山じゃ、下々の苦難は見えないねー。

 

そしてたどり着いた越後の地。

 

ここから長岡を見守ろうって?


えーじゃあ長岡の災難・二度の戦火も救済すればよかったのにー (・з・)


アタイ思うんだけどさ、そんな即身仏になったって人々を救えないと思うんだ。

生きてこそ、動いてこそ、人の助けになると思うんだ。

そりゃ生きてりゃ何かしら他人に迷惑をかけることもあるだろうけどさ、
1つ迷惑かけても、3つ助けてあげられれば、そっちのが救済になると思うんだー。

信心の欠片もない人間ww σ(`∀´)


66歳でやり切った感かなー。

 

「わが生涯に一片の悔いなし!(byラオウ)」的な。


あ、分かった!

即身仏になって観光客を呼ぶ手助けをするとか!?

 

いや、現に私1人じゃーん!


え、でも駐車場わりと広いし、もしかしたらこれは地震の影響で今は参拝客が

減ってるんであって、いつもならもっと賑わってたりする?

 

じゃあ生きてる私が出来ることは、「長岡は地震の影響もなく安全ですよ」
って発信して、魅力的な観光スポットをPRすることかな☆ (´∀`)

 


実際、間近で見てちょっとビビりました。

 

640年も前の実在した人物が、遺体ではない「即身仏」という形で
現存するなんて。

 

エジプトのミイラも見たことあるけど、何かこう、即身仏は最期の覚悟が
見えて背筋が固まる思いです。

 

興味がある方、是非訪れてみてください。

 

子の年(来年)に衣替えらしいですよ。

 

あとこのお堂、天井画(八方にらみの猫の絵、ちょっとラブリー♪)や、
欅の一枚板を両面から彫り抜いた彫刻の装飾も見応えがあります。

 

や~良い物を見させてもらった!

 

 

拝観時間までの時間潰しに見学した宝物殿

 

 

 

こちらに木製の即身仏が収められています。

 

これは「江戸への出開帳用」として江戸時代に製作されたレプリカで、
本物を出すと傷んだり紛失されてしまうのを恐れてこの木像を出展したとか。

 

ちゃんと弘智さまの魂が入っているそうです。

 

マジでー!? Σ(゚Д゚)

 

やっべ、テキトーに見学しちまった

しかもなんなら、この木像の前のベンチでスマホいじってたわw


他にも加藤清正直筆の書状だとか、弘智法印即身仏を見つけた下級奉公人の

ドクロだとか、色々展示されています。

 


おもむろに出現した

 

 

 

雷獣のミイラ

 

雷獣ってなにー!? Σ(;゚;ё;゚;)

 

想像上の怪物じゃないのー!?

雷とともに地上に落ち、人畜を害するという伝説のー!?

 

マニアックにもほどがある


以下は説明文より。

 

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雷獣とは江戸時代初期に絶滅したといわれる幻映の獣。
高い大木に住んでおり雷が鳴ると盛んに動きまわる習性をもつネコ科の獣で
黒褐色で胸腹は黄色、足長く5指あり、爪長くして曲がり、口尖る
ネコとは全然異なっています。

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う、うん…猫よりはデカい気がするかな…?

 

絶滅した黄テンの一種ともいわれて、全国の企画展にひっぱりだことか。

 

 

 

こちらは狼(タイリクオオカミ)の剥製

 

もっふもふです。

 

なんだここは、即身仏だのミイラだの剥製だの

 

 

 

 

こちらは受付窓口にいたネコ科の動物。

 

私のゴッドハンド按摩により完全降伏したところ。

 

それはもう、受付のご婦人(住職の奥様かしら?)が驚くくらい。

 


摩訶不思議なワンダーランドでした。

 

西生寺、オススメです。

 


まだまだ続く、長岡マニアックスポット巡り!

 

 

 

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