2023年12月2日(土)の金沢紅葉探しの続きです。
金澤神社の参拝を終えて、いよいよ兼六園へ。
兼六園マップの下の方、随身坂口から入園しました。
私は県民なので、土・日曜日は無料で入園できますから、
兄の分だけ320円を支払いました。
兼六園の紅葉の名所と言えば山崎山。
石川門方面から入って来ると一番奥なので、
普段は比較的人が少ない所です。
随身坂口から入ると、迷わず直進しました。
右手に見えて来たのは、成巽閣(せいそんかく)の赤門。
時間が早かったので、まだ開いていませんでした。
成巽閣は、文久3年(1863年)に、加賀藩13代藩主・前田斉泰が、
生母・真竜院の隠居所として、兼六園の南隅に建てたものです。
山崎山が近くなるにつれて、地面がオレンジ色に・・・。
こちらが山崎山です。
もともとは一面を覆った苔の緑が美しい築山。
別名「紅葉山」とも呼ばれ、秋になるとカエデ、トチノキなどが
赤や黄色に美しく色づきます。
秋まで気温が高かったせいか、
真っ赤に染まった木は少なく、全体的にオレンジ色です。
それでは、早速、山崎山に登ってみます。
登り口は何ヶ所かありますが、
こちらの登り口の脇には芭蕉の句碑があります。
「あかあかと 日は難面(つれなく)も 秋の風」
夕日が赤々と輝き、もう秋だというのに、
それも知らぬげな残暑である。
しかし、さすがに吹く風は秋になったと感じさせる・・・。
頂上で休憩しながら、辺りの景色を眺めてみました。
山腹には白川御影石でつくられた「御室の塔」があります。
ちょっとわかりづらいですが、山麓の岩間から流れ出る水は、
約570mの曲水となって霞ヶ池に注いでいます。
山崎山周辺の風景です。
(つづく)