こんにちは。
『Natural Healing 陽＆月』のKAORIです☺
GW中のこと、地元に
レジェンド声優さんが来るということで
姉に誘われていベント会場へ行ってきました☺
声優さんはもともと好きだったけれど
ONE PIECEが好きになってからは、もっと好きになって
今回イベントに来る声優さんも
みんなONE PIECEの声優さんということで
GWの混雑は苦手だけど、せっかくだし行ってみるか！
と、面倒くさがりの私は重い腰を上げたのでした☺
・
ちょっと早めにイベント会場に着いたので
少し周辺をぶらぶら回って、約1時間前に戻ったら
想像以上に人が増えていた。
アイドルのコンサートの混雑は慣れているけど
アニメ系のイベントの混雑は、未経験のわたし。
想像以上のぎゅうぎゅう具合に
さすがに戸惑った。
まわりは男性8割だったから
みんな背が高くてモニターさえ見えないし
何よりぎゅうぎゅうすぎて、ものすごく暑い。
目当てのイベントが近づくと、さらに人が増えて
さらにぎゅうぎゅう詰めになり、熱気は増す。
ちなみに、当日の気温は30℃だったらしい。
（どうした今年の5月！）
一応ノースリーブのワンピースに
陽射しよけのため薄手のカーディガンを着ていたのだが
そんな薄着でさえも、耐えられない暑さだった。
そして目当てのイベントは予定時刻になっても
なかなか始まらず、思った以上に体力も気力も使う。
やっと大好きな声優さんたちが登場した時には
とても気持ちが高揚したものの、暑さで身体がクラクラ。
「やばい、ちゃんと見ていられるかな」
どこからか吹き抜ける、ハンディーファンの風のように
ふっと自分にやってきた嫌な予感は、なぜだか当たる☺
・
イベントが始まって数十分
頭がボーっとして、身体がほてってボーっとしてきた。
やばいぞ、この感覚！
汗がだらだら、身体を伝う感覚があるのに
暑さよりも、気持ち悪さと血流の悪さからくる
ゾワゾワ感に襲われる。
そんな感覚に、少しの焦りはあれど
やけに冷静に体調を分析しているわたしもいた。
何を隠そう、私は高校生の時から
めちゃくちゃすぐに貧血になるタイプだからだ。
（自慢げに言うことではない☺）
体力のなさもあるんだけど、私は暑い日や運動の後に
ものすごく体温が上がりやすい体質で
暑い日に自転車で高校に着いた途端
熱さで貧血になって、保健室に直行したり
当時貧乏高校で、学校にほぼ空調なかったから
よく集会などで人が密集した空間にいると
すぐにくらくら倒れるのだった。
（小学校の頃、運動会の練習の後に予防接種があった時
事前に体温を測ったら、39℃を越していてびっくりした。
熱中症レベルの体温の上がり具合も、しょっちゅうなのである）
大人になってからは
大好きな舞台の立ち見のチケットが取れて
喜々として見ていると、天井席の熱がこもった空間に
またすぐにクラクラ、よく係員に保護されてたな☺
最近貧血もよくなってきたと
思ったんだけどな～
ひさびさにやってきた貧血の前兆のような感覚に
焦りつつも、ひどく冷静に状況を分析した。
前にも後ろにも、簡単に動けないくらい
ぎゅうぎゅうに人が詰まっている。
フラフラな状態でここを歩いたら、むしろ危険だよな。
とりあえず、あとちょっとだろう。
ひどいときはよく目の前が砂嵐になって
しゃがみこんでしまうので、そこまでは大丈夫そうだし
とりあえず落ち着いて、ゆっくり深呼吸をした。
・
ところが、また新たな問題が。
たぶん、貧血気味で気分が悪くなってきたからか
周囲の匂いに耐えられなくなってきたのだ！☺
過度な密集度合いによる熱と、興奮による熱気で
誰もが汗をかいて、立ち込める体臭。
そしてイベントにより漂う、色んな食べ物の匂い。
ソースにしょうゆ、ほのかなニンニク臭。
背の高い男性たちに囲まれているため
熱気も匂いも籠って、私を追い詰める。
そんなとき、司会の方が言った。
「では、そろそろお時間なので
最後におひとりずつ、挨拶をお願いします」
あ、もうすぐ終わりだ。
よかったあ。
でも、私の体調も限界らしい。
さあ、耐えられるか・・・！
結果、だめだった☺
姉が楽しみに誘ってくれたんだから
なんとか耐えようと思っていたのに
最後の挨拶の途中、姉が心配して
「大丈夫？ もう出ようか？」と声かけてくれたとき
「もう、だめかもしれん、ごめん」と
ついつい素直に口が動いていた。
イベント終了、2分前。
わたしと姉は大勢の人混みをかき分けて
イベント会場を後にしたのだった。
＊
熱気あふれるイベント会場を出たものの
その周辺もものすごい人。
ちょっと人の少ない建物の前で
力なくしゃがみこむ私に向けられる
通りすがりの人々の視線。
ああ、恥ずかしい。
そして、姉に申し訳ない。
しゃがんでいると徐々に気分が戻って
歩きながら「具合悪くなってごめんね」と姉に謝ると
「いいよ別に、見たいものは見れたし」と言ってくれた。
過度に心配しないし、わたしのフォローもしない
割とクール目に答えてくれるのは、姉の優しさである。
まだすこし「悪かったな」という想いは残っていたものの
わたしも過度に謝るのはやめることにした。
会場近くの百貨店に戻り
涼みつつ、物産展の抹茶ソフトを食べたら
それがめちゃくちゃ美味しかった。
そしたら、さっきの具合の悪さはどこに行ったと思うくらい
もうすっかり、わたしは元気になっていた。
元気すぎるくらい、元気になっていた。
元気になったら、申し訳なさはどこへやら。
「気分悪くなっちゃったけど、楽しかったね」
「アニメのイベントってあんな感じだったんだね」
楽しい、嬉しい感情だけが溢れて
結局、わたしたちの楽しい思い出となった。
わたしはなんやかんやで
いつもまわりの友達や家族に迷惑をかける。
忘れものはするし、電車乗り換え間違えるし
すぐお腹下したり、貧血になる。
でも、そんなわたしに迷惑をかけられる
友達や家族は、意外にもそんな私を「いつものこと」と
何でもないように受け入れ、対応してくれる。
むしろそれが、何よりのイベントのように
何年も語り継がれる、大切な思い出になっていたりする。
昔は、人に迷惑をかけるたびに
ずーんって落ち込んで、すぐ自己嫌悪に陥っていた。
昔はよく「ほんとうにごめん」って
何度も平謝りしていたけど
それは誰にも喜ばれなることはなくて
しばらく変な空気になってしまうことが多かった。
その昔、姉とそんなわたしの態度で喧嘩になった。
そうして言われたのだ。
「別に謝られたいわけじゃないんだよ。謝るんだったら
今を楽しめるように、早く気持ち切り替えなさい！」
そう言われても、わたしの謝り癖が
すぐに変わったわけじゃないけど
少しずつ、周りを信頼して
だめな自分もサレンダーしていったら
過剰に謝るより、すぐ「ありがとう」と感謝するようになって
そしたら相手の笑顔も増え、自己嫌悪も少なくなった。
なんか、不思議だよね☺
今日もわたしは誰かに迷惑をかけちゃうけど
いつも誰かに助けられ、その分感謝することが増えてる。
やさしさをもらうたびに
わたしも周囲の人や、近くの人が困っていたら
すぐに動けるようになろう、と改めて思う。
それはただ、わたしが31年みんなに迷惑をかけて
誰かに助けられた感謝を返しているだけ。
ダメな自分は見せたくないし、なりたくないけど
そう思えるならば、たまには悪くもないよなって
なんだか心が温かくなる☺
そんな今日この頃なのでした。
ということで、上手な締めにはなりませんが
今日はそんなお騒がせのエピソードのお話なのでした☺
＊
GW明け、気圧も気温も不安定だし
ちょっと身体が疲れてくる頃ですね！
無理せず、自分らしく、楽しみながら
また毎日をゆるゆる、そして大切に生きていきましょう☺
今日もみなさまに
たくさんのしあわせが届きますように☺
KAORI☺
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