エレベーターのドアが開き、ロビーへ出ると、ガラスの向こうに、オッチャンの姿が見えました





ガラスの向こうのオッチャンも、私がエレベーターから出てきたのが分かったみたいで、私に向かって恥ずかしげもなく両手を振っています(笑)





ハル「もう、オッチャン、恥ずかしいったらありゃしない(笑)」





そして、自動ドアが開き、オッチャンとご対面です♪





するとオッチャン、自動ドアから出ようとする私を制止して、こっちに入ってくるではありませんか???






オ「おっはよう! ハールヒー!!」




何故かオッチャンを見ると笑みがこぼれます




ハル「オッチャン、おっはよ~♪」




ハル「でも、どうしたん、いきなりこっちに入ってきて」




するとオッチャンは右手を私の方に上げてきました




その手には、どこかのお店の袋が持たれていました






オ「ほれ、あの日管理人さんにお世話になったやろ?」




ハル「え?」




オ「ほら、ハルヒが高熱で倒れた日、ハルヒを病院に連れて行くとき、管理人さんも手伝ってくれはったんや」




ハル「あ、あぁ!」



オ「で、お礼をせなアカンって思ってたけど、なかなか管理人さんに会う機会が無かったし、今日お礼を持ってきたって訳でんねや(笑)」




そうか、あの日そんな事があったんやぁ・・・


なんか意識朦朧としてたし、ほとんど記憶にない(汗)





するとオッチャンは管理人室のドアの所まで行きました






今日はまだ朝早く、管理人さんが管理人室の受付席には座っていないので、オッチャンは管理人室のインターフォンを押しました







あっ、私もお礼せな!



そう思い、オッチャンのすぐ横まで行き、管理人さんが出てくるのを待ちました




インターフォンから聞こえてくる管理人さんの声


管「はい」




オ「あっ、朝早くから申し訳ありません。私、この間仲原さんが熱を出した時にお世話になった者です」




管「・・・・・・・」





管理人さん、必死で思い出してる最中なのか、しばらく無言・・・






管「あっ!」




やっと思い出したか???






菅「あの時の、不審・・・ いやいや、あの時のお兄ちゃん??」



オ「あっ、はい・・・・」





あぁ、やっぱりオッチャンはあの時不審者と間違われてたんや(汗)





すると、管理人室のドアが開き、管理人さんが出てきました






管「ああ、ほんまや、やっぱりあの時のお兄ちゃん!」





管理人さん、やけにオッチャンにフレンドリー・・・・(汗)



一緒に困難を乗り越えた戦友かのような対応(汗)





管「いやね、昨日の夕方にも若いお兄ちゃんが仲原さんを尋ねてきてな、なんか暗い顔してたしちょっと薄気味悪かって・・・」




オ・ハル「えっ?」




管「そやし、また昨日のお兄ちゃんが来たと思って牽制してしもたやんか(笑)」






次回、第221話「陰」へ続く