おくればせながら
あけましておめでとうございます。
幸多き年となりますことを
ご祈念申し上げます。
初詣に行った方、 また、これから行かれる方、
色々だと思います。日中は比較的暖かいですが
お出かけになる際には、十分な防寒対策をして
お出かけください。
①神事のご案内
さて恒例の神事のご紹介です
1日には『大戸開き神事』をはじめ多くの神事が
厳粛に斎行されました
5:00 大戸開神事 西本宮・東本宮
8:00 新年朔祈祷 東本宮
9:00 摂末社歳旦祭 境内各社
以下は毎月の恒例のお祭りです。
14日 10:00 月次祭 東西本宮並びに惣社
28日 11:00 唐崎神社月次祭 唐崎神社
今月は以上となります。
②境内の様子
以前にもご紹介しましたが、大戸開神事前(午前五時ごろ)に
西本宮の楼門前より空を見上げますと
『北斗七星』が輝いておりました。
日吉大社の『上七社(西本宮・東本宮・宇佐宮・牛尾宮・白山宮・樹下宮・三宮)』は、天空にあっては『北斗七星』であるという考え方から次のような御神歌があります。
空にすむ 星となりても 君か代を
友にそ守る 七の神垣 (法印経賢)
訳:大空に澄んだ光を放つ星となっても、我が君の御代を
共にお守りする日吉の七社の神垣よ
残念ながら写真に納める事は出来ておりませんが
『北斗七星』は、下の『山王宮曼荼羅図』のような
配置で輝いておりました。
(ちょっとわかりづらいですが 八王子山の右に〇が七つあります)
朔日は月が見えず暗かったため、星空が見えやすかったと
思います。来年、『大戸開き神事』を見学される方が
おられましたら、ぜひ覚えておいて戴きたいと思います。
③巳の神さま
さて、毎年干支参りをされている方は、
どこにお参りされましたか?
蛇にちなんだ社寺は、全国的にたくさんあります。
近畿圏となりますと、神社であれば
奈良県桜井市の大神神社さんがありますね。
日吉大社ですと、〝巳・蛇〟に関連するお宮は
前述の大神神社と御祭神を同じくする、西本宮の
大己貴神(おおなむちのかみ)さまです。
大己貴神さまは、大国主(おおくにぬし)や
大物主(おおおものぬし)といった多くのお名前を
お持ちの神さまです。
大己貴神さまは、天智天皇の御代に大神神社より御遷りに
なられました。天皇が大津に都をお開きになられた際、
奈良の都の守護神である大物主神(大己貴神)を
大津京の守り神としてお招きされたのです。
以来、当社では大己貴神さまとしてお祀りされ、
日吉大社の最も尊い神さまとして親しまれてまいりました。
大己貴神(大物主神)さまが、『蛇』に変身されるお話は
古くから大神神社に伝わっており、「大己貴」とは
「大きな貴い蛇(己)」を表すとも云われています。
余談となりますが、当社の奥宮が鎮座する八王子山は、
上空から見るときれいな円錐の形をしているといわれ、
蛇がとぐろを巻いている姿を表すとも
いわれております。
日吉といえば〝申(さる)〟をお使いとする神社ですが、
巳の年に〝蛇〟に関連する社寺にお参りすると金運が
上昇するというお話もあります。初詣の際は当社、
特に西本宮に願いを込められては如何でしょうか?
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寒さもこれから本番を迎えますので
体調を崩されないようお過ごしください。