石山観音公園
津市芸濃町楠原字石山にある小さな丘陵に三重県指定文化財になっている「阿弥陀如来立像」「地蔵菩薩立像」「聖観音立像」と「西国三十三ケ所観音」などの磨崖仏が彫られ、「三十三ケ所めぐり」が造られている。
公園入口の如意輪観音は西国三十三ケ所第一番札所の那智山青岸渡寺の観音様を現したもので第三十三番は谷汲山華厳寺となる。
途中に馬の背と呼ばれる大岩から伊勢湾に浮かぶ神島や知多半島が望める。
石仏は案内順路に巡れば1時間ほどでお参りできる。
その他、駐車駐車場車場の奥から小川に下りると水の浸食を受けた崖の両側に磨崖仏と梵字が刻まれている。
 
三十三ケ所観音菩薩を参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し極楽往生できるとされているお願い
 

公園の案内図
順路と石仏の位置が確認できる。
 
公園の入口
一番は石段の手前の右側にある
那智山青岸渡寺の如意輪観音の半跏像。
 
石段を登り公園を巡ります。
 
指定文化財
「地蔵菩薩立像」
座高3.24m 持っている錫杖の形から、室町時代初期とされている。
 
第2番
紀三井山 金剛宝寺の十一面観音
 
指定文化財
「聖観音立像」
座高2.52m  石山磨崖仏群の中で、唯一造られた年代が分かっている。
嘉永元年1月25日に造り初め、4月27日に完成、5月27日に開眼。
 
巡拝道の整備などは明治に行われたそうで歩きやすいです。
 
第四番
槇尾山施福寺の十一面千手千眼観世音菩薩
 
第五番
紫雲山葛井寺の十一面千手千眼観世音菩薩
 
第六番
壷阪山南法華寺の十一面千手千眼観世音菩薩
 
第七番
東光山岡寺の如意輪観世音菩薩
 
第八番
豊山長谷寺の十一面観世音菩薩
 
東屋を少し下った岩場
遠く伊勢湾から知多半島を望める
 
馬の背
鹿毛が首を垂れ草を食む姿を思わせるとこらから馬の背と呼ばれるみたいです。
 
馬の背にて
風が強い強風の力が入ってますドキドキ
 
第二十五番
御嶽山播州清水寺の十一面千手観世音菩薩
 
第二十六番
法華山一乗寺の聖観世音菩薩
 
第二十八番
成相山成相寺の聖観世音菩薩
 
二十九番
青葉山松尾寺の馬頭観世音菩薩
 
第三十番
竹生島宝厳寺の千手千眼観世音菩薩
 
第三十一番
姨綺耶山長命寺の千手十一面聖観世音菩薩

第三十二番
繖山観音正寺の千手千眼観世音菩薩
 
第三十三番
谷汲山華厳寺の十一面観世音菩薩
 

指定文化財
「阿弥陀如来立像」
像高3.52m石山で最大で台座を含めると5mにも達する巨像で最も古く鎌倉末期の作。
 
駐車場の端に立っている看板
階段を下りた直ぐ右にあります。
 
橋の下の地蔵菩薩 座像0.75mあり仏 対岸に梵字が彫られている
 
右に座像、左に立像の磨崖仏が2体 龕を深く彫って背面の丸味まで彫り出している。