当院サイトのアクセス解析を見ていると、ここのところ急にアクセス数が増えてきた記事があります。
それがフラマー症候群に関する記事です。
これは体質的に冷え症である方が、眼科疾患になりやすかったり進行しやすい傾向があるということを説明した記事です。
フラマー症候群の方は自律神経系が過敏であるため、少しの刺激にも敏感に反応し、末梢の血液循環が悪くなりがちです。
そのため脈絡膜や網膜の血流も悪くなりやすく、栄養や酸素が欠乏したり、老廃物が溜まりやすくなり、結果的に眼科疾患の発病や悪化に繋がるのです。
このフラマー症候群は一般的にあまり知られておらず、また知ったところで対策が難しいため放置されがちです。
またここのところ冷え込みが強い日が何日かあったことで、元々冷え症に苦しむ方の中で、目の症状がある方に見付けられたのかと思っています。
つい最近ご来院された方は眼科疾患をお持ちの方でしたが、日常生活の中では冷え症の方が辛いため、フラマー症候群に対する治療を優先して欲しいと仰っていました。
一般的には冷え症と眼科疾患を比べると眼科疾患の方が重症のような気がするかもしれませんが、ご本人にとっては冷え症の方が苦痛であったのでしょう。
男女問わず冷え症に苦しむ方は多く、小さいころから手足のしもやけ症状に悩んでいる方がいらっしゃる一方で、社会人になってから業務のせいで冷え性になった方までいらっしゃるようです。
またフラマー症候群の方は眼科疾患だけでなく、それ以外の自律神経系が関わる様々な疾患とも関係する為、転ばぬ先の杖で鍼灸治療を受けて頂くことも良いかもしれません。