島崎和歌子

本名:島崎和歌子

1973年3月2日生まれ

高知県南国市出身

デビュー曲:「弱っちゃうんだ」

(1989年5月5日)

事務所:ゴールデンミュージック

レコード会社:東芝EMI

キャッチフレーズ:ワカコドキドキ

 

1987年夏、「何か思い出に残る大きなアクシデントが欲しい」と思い、「ロッテCMアイドルはキミだ!」に応募し、準グランプリを獲得する。芸能事務所ゴールデンミュージックプロモーションにスカウトされ、芸能界入りとなる。

 

89年1月に連続ドラマ「こまらせないで!」で女優デビューを果たす。主演の荻野目洋子を虐める気の強い高校生役という重要な役どころで登場となった。5月に70年代アイドル歌謡テイストのデビュー曲「弱っちゃうんだ」で歌手としてスタートを切る。

 

「弱っちゃうんだ」(89/オリコン最高48位・1.2万枚)…オーディションではグランプリは相川恵里チャンに奪われたものの準グランプリを獲得。歌唱審査では中山美穂の「50/50」を歌ったというが、レトロティックな楽曲でデビューとなった。事務所社長より第2の山口百恵として成功すると期待されていました。

明るく元気なキャラに似合わず、歌声はしっとりした雰囲気。事務所の先輩の柏原芳恵サン風と言いましょうか…。

 

数少ないショートカットのアイドル歌手としてボーイッシュな魅力を発散していたが、アイドル業界の状況が「アイドル冬の時代」と呼ばれるほど悪化していたこともあり、殆どのアイドルは活躍の場に恵まれず、話題や人気の獲得できずにいた時代であった。彼女も例外ではなかった。

 

7月には、小沢なつきの降板により打ち切りとなった子供向け特撮ドラマ「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」の後番組として急遽制作が決定した「魔法少女ちゅうかないぱねま!」の主演に抜擢され、幼年層やアイドル愛好家より注目されることとなる。

ドラマの主演したことにより、歌手としてブレイクするチャンスが到来したと思われたが、2nd「元気がソレを許さない」、3rd「恋のピー・カ・ブー」が挿入歌として起用されるものの、ヒットには至らなかった。

 

「魔法少女ちゅうかないぱねま!」(89)…小沢なつきが「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」の撮影ボイコットしたため、急遽制作となった作品。しかし、彼女のアイドル時代の大きな仕事と言える作品となりました。斉木しげるサンや柴田理恵サンも出演。

「恋のピー・カ・ブー」(89/オリコン最高43位・1.0万枚)…「魔法少女ちゅうかないぱねま!」挿入歌として起用されましたが、ヒットには至らず。”ピー・カ・ブー”は”いないいないばぁ”の意味。この曲ではソレを呪文としていますが…。魔法少女のドラマの挿入歌だからかな?


事務所期待のアイドルとして、雑誌での扱いも大きく、また明治、大塚食品などの大手企業のCMにも登場、正統派アイドルとしての雰囲気で活動を続けていく。

 

「イソジン」…ボーイッシュで明るく爽やかな魅力を持った彼女には、医薬品のCMはバッチリでした。

「マイクロマジックポテト」…アイドルが"チンチン"とは…。筆者の地元の名古屋圏では、"チンチン"は"熱い"という意味がありますが、このCMでは、"レンジでチン"するから"チンチンポテト"なんでしょうネ。

 

当時のリバイバルブームに乗り、高田みづえのを「南南西」をカバーしたり、大御所作詞家・阿久悠氏の作品をリリースするもののヒットには至らなかった。

 

「南南西」(90/オリコン最高47位・1.5万枚)…高田みづえサンの名曲をカバー。リバイバルブームでありましたが、ヒットせず。しかし、売上げ枚数は自己最高を記録。C/Wでは、渡辺桂子サン「赤道直下型の誘惑」をカバーしております。

「J・Jがいた夏」(90/オリコン最高44位・1.2万枚)…大御所作詞家・阿久悠氏による作品。J・Jっていうのは、やはり異国の人だろうか?日本人だと、ジンボ・ジョウジとかジョウ・ジロウとか?そんなカンジ?

 

女優としても精力的に活動し、90年には東宝映画「スキ!」で映画初出演にして主演に抜擢される。以後、「乙女物語 あぶないシックスティーン」(91)、「ふたり」(91)、「超少女REIKO」(91)などに出演。

テレビドラマでは「いつも誰かに恋してるッ」(90)、「スクールウォーズ2」(90)などに目立つ役で出演していた。

女優としても露出があるものの、こちらでも人気や一般的な知名度獲得には繋がらないモドカシイ状態であった。

 

「スキ!」(90)…人気のミュージシャン大江千里サンと共演。91年、ドラマ「結婚したい男たち」の主題歌「格好悪いふられ方」が大ヒットとなります。本人はゲスト出演していましたネ。現在、ニューヨークでジャズピアニストとして活動。

「ふたり」(91)…チョイ役として出演でありましたが、主題歌「草の想い」を劇中で歌うシーンがあります。主演の石田ひかりチャンもアイドルからの転換期を迎えており、この作品で注目を浴び、その後、NHK朝ドラ「ひらり」で主演も務め、国民的女優として大ブレイク!

 

ブレイクできなかったアイドルは、静かにブラウン管から消えていくか、女優に転向するかというところであったが、面白さを前面に出し、バラエティ番組に活路を見出だした「バラドル」に転向する流れが出てきた時代でもあった。

井森美幸、森口博子、山瀬まみを始め、松本明子、石野陽子(現・いしのようこ)、松本典子などが代表的な存在であった。

その流れの中で、バラエティ番組で共演した島田紳助に明るく物怖じしない性格を認められ、91年から「オールスター感謝祭」のMCに大抜擢される。わずか18歳の現役アイドルの司会者は当時は珍しく、注目を浴びることとなった。

以降は彼女はゆっくりとアイドルを離れ、バラエティー番組に活躍の場を移していった。

 

「オールスター感謝祭」(91-)…当初は問題の読み上げが中心のアシスタント色が強かったが、現在では事実上の進行役を兼ねている。テロップでも島田紳助(後任の今田耕司)とともに「総合司会」との肩書きが付けられている。彼女

を売れっ子タレントに押し上げた番組であり、今も続く長寿番組。彼女の代表作と言ったらコレですね!

Risky「My life is… 」(99/オリコン最高37位・1.4万枚)…第16回の放送中に主題歌CDを制作という企画が突然知らされ、挑戦することに…。レコーディング、ジャケット撮影など全て行った。制作にかかった4時間28分はギネスブックにも載った。Risky名義でデビュー。作詞の秋元康曰く「企画がリスキー(危険)だから」と。

 

93年、アニメ映画「ドラえもん のび太とブリキの迷宮」のED曲「何かいい事きっとある」、臍を露出した挑発的な衣装で歌った「HのあとにはI(愛)がある」などをリリースするものの売上げは芳しくなく、94年のアルバム「ブルージィ・バケーション」をリリースを最後に歌手活動に区切りをつけることとなった。(その後、企画モノとしての楽曲リリースは散発的にあった)

 

「HのあとにはI(愛)がある」(93/オリコンチャートインせず)…あら、大胆なタイトルですこと。大人しく人見知りをする性格で、担任の先生が心配するくらいだった女のコがどうしたら、こんな作品を歌うようになるのかしらン?「彼氏とキスした」と話す級友には「ふしだらで、許せない」と、嫌悪感を抱いていたという。今の彼女からは想像できませんねぇ…。翌94年に歌手活動を中断。ソレは事務所社長の判断であり、本人も売上げ不振を認め同意したという(涙)

 

バラエティ番組で活躍するようになってからは司会、アシスタント、レポーター業をこなしながら、女芸人風のポジションで番組に出演することも多くなる。

豪快な笑いと思ったことを何でも口にするトーク(実際は考えてるでしょうが)、そして酒豪…という個性を発揮し、そのため、元アイドルだからキレイだけど結婚したくない女性といったキャラクターが確立。

 

97年の「わいわいティータイム」では肥満気味のため、ダイエットに挑戦するなど、若い女性がやらないような仕事から、01年には、元アイドルらしいビジュアルを生かし、写真集「wakako」を発売し、セミヌードを披露するなど、多岐に渡って活動。

05年7月からは、出身地の高知県観光特使任命も担当している。

 

写真集「wakako」(01)…”現在レギュラー番組7本を抱える国民的人気マルチタレント その人気絶頂期に魅せる驚愕セクシー”と帯には記載されており、セミヌードを披露しています。しかし、「オールスター感謝祭」で参加賞として提供した際、出演者からの評判は悪かった…という(笑)

CM「四国銀行」(90-)…デビューの翌年より長期に渡り出演している。高知はチャンネル数が少なく、デビュー当時は、島崎が出演する番組が放送されておらず、郷里での認知は充分ではなかったという。彼女自身も上京当初はビルの高さと数、TVのチャンネルの多さに驚き、休日にはテレビばかり見ていたという。

高知県観光特使任命…毎年、よさこい祭りに参加。また、出身の小学校が100周年を迎えた際には、卒業生として記念行事に出席、トークショーを行い、恩師やかつての級友と再会している。

 

08年には20周年を迎え、それを記念してベスト盤「島崎和歌子 20th anniversary BOX」を発売し、イベントも開催。また、09年には主演ドラマ「オーバー30」の主題歌「Happy Life 〜明日に向かって〜」を発売、島崎和歌子名義では16年ぶりとなる新曲となった。(しかし、その後、楽曲リリースはない…)

 

気取らない性格で、「ワッコさん」、「和歌子ねえサン」と呼ばれ親しまれ、バラエティ番組に欠かせない存在となっている。現在、4本のレギュラーを抱え、活躍している。


「島崎和歌子 20th anniversary BOX」(08)…本当にアイドルだったの?という雰囲気になってしまいましたが、アイドルしてました。その証拠の作品群。CD+DVDの豪華盤。

「ウチくる!」(15)…元アイドルで美人なのに、面白エピソード満載のため、バラエティ番組で重宝されている。アイドル時代の話、未だ独身である話、そして、酒の話(笑)。飲み仲間は大久保佳代子、バービー、いとうあさこ等の女芸人。酒癖は悪く、朝になっても飲み続け、飲む相手を帰さないなど、数々の芸能人が被害に遭っている。バラエティでの面白トーク披露もいいですが、今年30周年、歌手活動再開のお知らせはありませんか?

 

「アイドルだったことは都市伝説じゃないよ」という発言がたびたび聞かれるが、今年、アイドル歌手としてデビューしてから30年…記念イヤーを迎える。