#004 桑木志帆 | ひよこきんぎょのJLPGA(日本女子プロゴルフ)ツアー観戦記

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菊地絵理香選手を中心に、試合レビューを書いていきます。

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 「阿部プロはこのインタビューの翌週に初優勝したので、桑木プロも今月中に優勝しますよ」

 

 インタビュー中にそう告げると

 

 「え? そうなんですか!」と良い反応をくれた桑木選手。

 

 すると、先日の資生堂レディスで見事に初優勝を果たした。

 インタビュー原稿は最終日の前にすでに完成していたのだが、その優勝決定の瞬間に、例の敏腕デスクからLINEが飛んできた。

 

 「ひよこさん、というわけでよろしくです」

 

 要・加筆、変更ということだ。そりゃそうだ。

 さすがに優勝決定の夜これから、本人が追加取材を受けてくれるはずもなく、締め切りはすぐそこに。日曜にお仕事か……と思うところだが、不思議とうれしい気持ちが勝った。


 下記のインタビュー・プレ記事は優勝直前の桑木プロの言葉になる。


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 「今季の目標は〝キャリアハイ〟

 これまでの自分を超えていきたい」

 

 まずドライバーをまっすぐ飛ばして、

 ショットでチャンスにつけて、

 パターを入れる。

 普通のことなんですけど、

 私は飛距離やパターなど

 際立つ武器をもっているわけではないので、

 まず安定したプレーが基礎にあって、

 その上に攻めるときとそうでないときの

 メリハリをつけていくんです。


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 ツアープロインタビュー第4回ゲストは桑木志帆。

 昨季からの活躍は改めて書くまでもない。資生堂やTOTOでの記憶に残る〝敗れ方〟は私たちに大きなインパクトを与えた。

 

 そのため、「今季初優勝を期待する選手」として開幕からこれまで、その意気込みを何度となく語らされたのだろう。

 私も仕事上、それを聞かなければならなかったのだが、途中でその熱量のギャップを感じ始めていた。

 

 聞く側のこちらの熱量が、当の本人より高い。いや、高すぎではないか?

 

 インタビューの終わりに丁寧に頭を下げた桑木。

 「私のタイミングで必ず優勝しますから」

 と言っているような気がした。

 

 ※詳しくは7/20(土)発売のワッグル9月号「トップを走るゴルファーたち」をご覧ください。

 

ニチレイレディスにて。仲良し朱莉ちゃんと談笑中