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先週閉会した北杜市議会第4回定例会では、市長所信において中学校統合2校の設置場所が示されました。また、7名の議員が中学校統合について質問したこともあり、会期中は多くの市民の皆さんが傍聴に訪れました。

その中のお一人が、傍聴後にSNSへ感想を投稿されていました。 ご本人の了解をいただくことができましたので、ここで共有します。 


(以下、原文) 

今日は一日、北杜市議会の傍聴に行ってきました。 

八ヶ岳山麓の北杜市。8校ある中学校を2校に統合する計画が進められています。
6,322筆にのぼる「立ち止まって住民合意を求めてほしい」という署名に対しても、「充実した学習環境を目指す思いは同じ」として、実質的には十分に受け止められていないように感じました。 

東京23区とほぼ同じ面積に中学校が2校だけ。
スクールバスで本当に1時間以内に通えるのでしょうか。 

中学校がなくなる地域社会への影響をどう考えるのか、という問いに対し、「学区が変われば地域社会のあり方も変わるので、考える必要はない」との答弁があったことには、正直、強い違和感を覚えました。 

地域とは何か、地域に根ざすとはどういうことなのか。 

かつて、歴史教育の現場で熱く議論されてきた「地域とは、人々が働き、学び、育み、憩う場である」という考え方を思い出しながら、今回の統合案は、そうした地域の積み重ねそのものを否定してしまうのではないか、という怒りと悲しみを感じました。 


この数年、全国的には少子化が進む中で、北杜市は若い世代の流入もあり、合計特殊出生率が1.38まで回復しています。 

市の総合計画案でも、この水準を今後の最低値として想定しています。 

しかし、武川や白州から、日野春を越えた場所まで中学生が毎日バスで通うことになれば、子育て世代の流入は減ってしまうのではないでしょうか。

この水準の人口流入を維持しようとする施策が、今回の統合案の中に十分見えてこないことも気になります。 


また、北杜市は不登校や長期欠席の児童生徒の割合が高い地域でもあります。 

小学校では県内平均の約2倍近く、中学校でも約8%、長期欠席全体では14%にのぼります。 

小規模校であれば、子ども同士や教員との相互理解が進み、変化にも気づきやすい。
一方で、4クラス規模になれば、教員間での情報共有や、養護教諭が全体の状況を把握する負担は格段に増します。 

議会では「校内に居場所をつくったので問題はない」との答弁もありましたが、学校現場の経験からすれば、そんなに単純な話ではありません。
通えなくなった子どもたちが、結果として切り捨てられてしまうことにならないか、強い不安を感じます。 



この感想は、統合に賛成か反対かという以前に、
「地域とは何か」
「学校は誰のためにあるのか」
という問いを、私たちに真正面から投げかけているように思います。 


皆さんは、どのように受け止められたでしょうか。