わたしのブログをご覧いただき、有難うございます。

 

昨日、山梨県立男女共同参画センターの「集約」について、山梨県庁担当部局との意見交換会が甲府のぴゅあ総合であり、いってきました。

 県庁の方針としては、ぴゅあ総合に人的資源や財源を集中させ、機能を強化して、現在あるぴゅあ峡南とぴゅあ富士については閉館し、オンライン講座や相談を受けるサテライトとして別に設置するという説明でした。

 わたしからは概ね次のようなことを述べさせていただきました。

「この問題は男女共同参画の実現という目標に照らした議論をすべき。県庁当局は施設に来なければ男女共同参画運動に参加できないという状況を脱して、施設に来なくても参加できるという環境を整えるということが、多くの県民の皆様の参加の機会を提供するうえで重要である』と言っているが、施設(不動産としての拠点)とサテライト(機能としての拠点)を二律背反のものとしてどうして考える必要があるのか。両者は二律背反的な関係にあるのではなく、相補的な関係にあるのであり、機能としての拠点は不動産としての拠点と組み合わせることによって(逆もまた然り)より効果的になる。女性団体が求めていた『3館の機能の充実・強化』とはまさにそういうものだったと思う。しかし、県庁は両者を二律背反的に捉えることによって、二者択一の選択肢を出し、『サテライト案』という選択を迫っている。

 コロナ禍以降、大学でもオンラインの導入が急速に進んだが、1年間やってみて分かったのは、オンラインだけでは十分ではないということ。やはり、対面が基本であり、オンラインは対面と組み合わせることによって初めて効果を発揮すると思った。

山梨県の男女共同参画の現状を考えると、その実現のためには、不動産としての拠点と機能としての拠点両面から3館の維持、機能の充実・強化を図る必要がある。『そんな予算はない!』と言うかもしれないが、男女共同参画はそのくらいの予算を組まなければならない程度に優先順位の高い課題だと思う。」

 しかしその後、会場から「ぴゅあ富士を閉館しないで欲しい。」という意見が出ると、「ぴゅあ峡南とぴゅあ富士の建物の閉館は決定事項です。」と県民生活部長が言われて、びっくりしました。

 県民と意見を交換して、男女共同参画を推進するために今後のより良い方向性を探る目的で開かれるものと思って参加したのに、これでは県庁の決定を伝達する場でしかありません。

 堪りかね、「部長が言われたのは、男女共同参画を実現するために閉館するという話ではなく、お金の都合で閉館するという話です。男女共同参画を実現するためには何が必要なのかということについて合意がないまま2館閉鎖という決定がされるから、皆さん納得できないのだと思います。まずは男女共同参画を実現するための内容を煮詰めてから、2館の閉鎖を含めて答を出すべきだと思います。将来に禍根を残さないためにも、性急に事を進めないよう、お願いします。」と意見しました。

 男女共同参画は県民の福祉の問題です。県民の福祉とは、経済的な利益ではありません。人権、民主主義、地方自治など、憲法に保障された公共の価値を含みます。それが「効率」という物差しで測られては間違ってしまいます。

 今後この問題がどのように扱われていくのか、9月から始まる県議会を含め、県政の動向を注視していきたいと思います。