中央線キャバクラ放蕩記 -4ページ目

松本人志監督作品~「R100」

「松本映画大コケ!吉本大混乱!」

東京スポーツの一面に刺激的な文字が躍ったのは一昨日の事。

公開直後から不入りで、

各地の映画館では打ち切りが続出しているという。

東スポによれば10億円の赤字となる見通し。


また、ネット上での素人評論家達の評判も芳しくない。

「意味不明」

「逃げてる」

「俺って、凄いだろう~って感じの自意識過剰が鼻につく」

こういう意見が世を席捲している。

新宿バルト9でも早期の打ち切りが決まったようなので、

慌てて見に行ってみた。


松本人志監督第4作、R100。

驚くべきことに・・・傑作であった・・・


前3作がダラダラとした贅肉だらけのブヨブヨ映画だったのと比較して、

今作はまずタイトさが目に付く。

贅肉をそぎ落としたスリムな作りなのだ。

映画として、非常に見やすい作品となっている。


やはり前3作との比較となるが、

結果的に”斜にかまえた笑い”になってしまっていたこれまでと違い、

今作は、しっかりと真正面から笑わしにかかっている。

「松本人志ここにあり!」という心意気が、

画面から鮮烈にほとばしってくる。


今作に関して、「逃げてる」という映画評いくつか見た。、

「逃げてる」がどの部分を指すのか、映画を見ていればわかるのだが、

あれを「逃げてる」と感じるのか?

あれを「逃げてる」と感じる感受性の方が、どうかしてるのではないか?

というのが私の率直な感想だ。


この映画、劇中劇というスタイルを用いた作品なのだが、

「逃げてる」という意見は、

この劇中劇を用いた作りに対しての意見だと思われる。

あれを「逃げてる」だとか「あざとい自虐」と評するのは、

いくらなんでも無理があるし、ピント外れだろう。

不自然さや嫌味なエキセントリックさも、一切感じないし。


松本人志監督作品R100。

現時点での松本監督の最高傑作であることは間違いない。

第4作にして、やっとこさ松本人志が映画監督となりえた、

記念碑的作品である。


さて、この映画は、SM映画としての側面を持ち合わせている。

SM映画として最も重要なのは、ズバリ!ヌキどころである。

SM映画には笑いだとかタイトさだとか人間を描くだとか、

そんなものは一切必要ない。

ヌケればいいのである。


SM映画R100、ヌキどころはあったのか!?

残念ながらヌケる箇所は一箇所だけであった。

しかし、その一箇所が、メガトン級の興奮をもたらしてくれる、

超ド級のヌキどころであった。


カウンターで寿司を食らう主人公。

そこに現れた、ボンテージ姿の佐藤江利子。

出てくる握り寿司を、ことごとく手のひらで叩き潰す佐藤江利子!

ああ、なんたる興奮!

佐藤江利子が、己の食うべき握り寿司を、

手のひらで次々につぶしてゆくのだ!

男なら誰しも、思わず「江利子様・・・」とつぶやいてしまうことだろう。

私自身は、このシーンを思い出して、すでに5回ヌイている。



興行的に大苦戦が伝えられるR100。

世の評判も芳しくない。

しかし、まだ誰も気づいてないようだがこの映画、傑作である。


アイムジャグラー研究Ⅱ

③完全確率抽選


いよいよジャグラーの真髄に迫ってゆきたい。

現今のパチスロ5号機は、

完全確率での抽選が義務付けられているという。

まず、完全確率とは如何なるものなのか?

ジャグラーにおける完全確率抽選を、

私は下記のように考えている。


アイム系設定6の場合、メーカー発表では、

ビッグ、レグともにおおよそ268分の1の当選確率だ。

パチンコ玉を268個用意する。

その中の一つを赤く塗りつぶす。

一つを黒く塗りつぶす。


268個のパチンコ玉をラーメンの丼に放り込む。

そこから無造作にパチンコ玉を一つ取り出す。

それが赤ならビッグ、黒ならレグ。

当たってもハズレても一回一回、取り出したパチンコ玉を丼の中に戻し、

それを延々と繰り返す。

私が想像する完全確率抽選とは、こういうものだ。


ジャグラーの抽選方法がこういうものであれば、

設定がすべて、確率がすべてである。

果たしてジャグラーの抽選方法とは、本当にこういうものなのか?

ジャグラーの開発者はインタービューで、こういう発言をしている。


「ジャグラーの良い所は出玉の推移の波なんです。

この波は作るのが難しいんです。

ちょっと言い方が悪かったかな。

波を探すんですよ。

同じプログラムが出来たとしても、ロムを焼いた日によって、

結果的にですが、波が実際に変化するということなんです。」


ジャグ連、北連と呼ばれる確率を無視した不自然な連チャン。

それは、開発者の言葉を借りれば「波」であるという。

この「波」こそ、ジャグラーを無機質なスロットゲームから、

表情豊かな愛溢れる娯楽の王様へと昇華させている根源なのだ。

では「波」とは、いったいどういうものなのか?


④波


全国6千万人に及ぶとされるジャグリスト達。

仕事や恋愛よりもジャグラーに比重を置く美しき生き方。

その中に一握り、ジャグトラストと呼ばれる人種がいる。

朝10時から閉店まで、ひたすらジャグラー。

閉店後は、じっくりとジャグラーのデータと向かい合い、

血の滲む研究を夜毎繰り返す。

起きている間、ジャグラーだけを打ち続け考え続ける。

これがジャグトラストと呼ばれる男たちの生き様だ。


「最も美しい人間の生き方とは、起きている間、

麻雀だけを打ち続ける生き様である。」

有名な言葉である。

たしかに、起きてる間麻雀だけも美しい生き方である。

しかし、私はここに宣言する。

起きてる間ジャグラーだけも、負けないぐらい美しいぞ、と。


ジャグトラストならば必ず経験があるはずだ。

あの「キテル」と感じる状態を。

35ゲーム以内でビッグ6連チャン。

怒涛のジャグ連11発。

あの「キテル」と感じる状態を、何度か経験されてるはずだ。


逆に「冷えてる」状態を感じたことも一度や二度ではないはずだ。

2000回転で、ジャグ連9連チャンを含む合算96分の1。

完全な高設定台。

差枚4000枚も夢じゃない。

ところが、そこから286レグ、312レグ、228ビッグ、402レグ。

冷え冷えである。

気がついたら合算も130分の1。


「キテル」「冷えてる」、これが開発者の言う「波」なのだ。

「波」を捕らえてこそ、ジャグラーの勝者になりえるのだ。

さて、ジャグラーにおいて最重要な「波」の捕らえ方である。

数百万回分の、ジャグラーの当選履歴を研究した結果、

非常に重要な事柄がわかった。


それは、解答とされるような規則性は存在しない、ということだ。

わかりやすく言えば、「よくわからん」と言う事だ。

そう、「ジャグラーはよくわからん」という事がわかったのだ!


比較的見受けられるデータとして、

好調時のジャグ連中レグ2連後はハマリやすい、

高設定っぽい台でも260、320、400、320とハマリも連チャンする、

650以上ハマッた台は次の当たりが早い、

などがあるのだが、例外もクサルほどあり、

信用をおけるほどのデータとはなっていないのだ。


我々ジャグトラストにとって重要なのは、己が打っているその一回である。

その一回が、今後どういう挙動をするのか、

過去のデータから導き出すのは非常に困難なのだ。

そう、研究に研究を重ねてわかったことは、

「ジャグラーはよくわからん!」ということなのだ!!!


その、よくわからんジャグラーと今日も対峙するジャグトラスト達。

麻雀であれば相手は人間だ。

多少は相手の気持ちも読むこともできる。

しかし、ジャグトラストの敵はジャグラーなのだ。

感情の無い機械なのだ。

それにつけて、規則性もよくわからん、と来たもんだ。

なんたるロマンであろう!!!

相手はわけのわからない感情の無い機械!

そんなヤツと戦うのだ!

これぞ男のロマンである!!!


アントニオ猪木は言った。

「いつなんどき誰の挑戦でも受ける。」

男のロマンである。

猪木のロマンに我々は心震わせた。


平成25年、我々の前に大きくそびえたつジャグラーという名の怪物。

今日も我々は怪物と対峙する。

そこにロマンのある限り、我々はジャグラーを打ち続ける。

アイムジャグラー研究

この項は非常に専門的な記事となっております。

アイムジャグラーに関する、

最低限の知識を持ってる方に向けての記事です。

合算、設定、回転数、ジャグ連、差枚等専門用語が頻出しますが、

それらの意味に関しては各自お調べください。



この2ヶ月、アイム系を毎日1500回転以上回している。

履歴を発表しているホールのホームページにて、

おおよそ200万回転分のデータを徹底研究。

北電子の埼玉志木工場に突撃単独取材。

こんな日々を続ける私のジャグラー研究の一端。


①設定看破

ネット、専門誌等あらゆる媒体にて有力視される攻略法、設定看破。

ジャグラーにおいては合算確率とレグ確率で設定看破は容易だとされる。

4000回転回っていて合算130分の1以上ならば5か6はある。

3000回転でレグ確率が200分の1以上ならば6だ。

設定5か6に座れば、ほぼ勝ちは約束される。


はたしてそうなのか?

まず設定の確率収束に関しては、様様な意見があるが、

現在では8万回転あたりで大体収束されると言われている。

すなわち設定6を8万回転回し続ければ、

ビッグ、レグともに260分の1、合算130分の1に収束される。

これにて機械割り105%、差枚プラス12000枚が実現される。


この8万回転という数字、実際のところ現実的ではない。

一日回し続けて8000回転。

この8000回転という数字であれば、設定6だろうが、

マイナス差枚に終わることが十分に考えられるのだ。


私の実体験で言えば、朝一から回し続け4000回転を超えるまで、

合算90分の1をキープ。

差枚3000枚プラス。

ビッグがやや先行。

設定6を疑わなかったし、本当に設定6だったのかもしれない。


そこから2000回転でレグ10連発にビッグ1回。

おおよそ1500枚呑まれるという経験をした。

いい所を打っていたので、差枚プラスで終えることができたが、

もし私がピーク時に神ヤメしたとしよう。

4000回転で合算90分の1だ。

座らぬ※ジャグリストがいるだろうか?


※ジャグリスト

生活の中心がジャグラーな者。

趣味の一環でなく、

仕事や恋愛と比してもジャグラーを優先する者。


4000回転90分の1、どう見ても設定6をツモッたジャグリスト。

そこからレグ10連発を含む、

涙の差枚マイナス1500枚を経験したかもしれない。

これがジャグラーなのだ。

高設定が見えていても大負けすることも十分ありえる、

これがジャグラーなのだ。


かといって、設定は関係無いと言ってるわけではない。

なにも信じれないジャグラー世界において、

多少なりともあてにできるのは、やはり設定および、

設定看破最大の指針、合算確率なのだ。


②合算確率

20時30分、ホールについてジャグラーの島を一回り。

4000回転で合算110分の1の台が落ちていたとする。

当然座ってみる。

大きくレグに寄っていたとしても、やはり座らずにはいられない。

そんな台を打つと、やはり差枚プラスで終えることが多いのも事実だ。


ただし、20時30分にホールへ着いて、そんな台に座れることは稀だ。

2000回転で合算187分の1、3000回転で165分の1、

800回転でビッグ1回、こういう台からその日の台を選ばねばならない。

これが現実である。


こういったパッと見クソ台からどれを選ぶか。

私が実践して、かつかなりの勝率を誇るのが、

スペック本来の数字よりも必要以上に確率の悪い台を選ぶという、

「超クソ台との一瞬のときめき戦法」である。


2000回転回っていて、合算350分の1以下。

まれにだが、こういう台がある。

90分の1でぶっ飛ばして来た天国台も6000回転を超えると、

概ね110分の1前後の合算に収束するのは、

ジャグリストなら誰もが経験したことがあるだろう。

すなわち、それの逆を行ってるのだ。


2000回転で350分の1以下の台。

3000回転までに250分の1ぐらいまでに収束する例がほとんどなのだ。

200万回転分のデータからも、それは読み取れる。

クソ台であっても、ある1000回転に関しては、

差枚500~1200枚プラスが十分に期待できるのだ。


当然、合算確率収束の時期にビッグに寄ることが勝つ条件なのだが、

クソ台がビッグに寄ることが多いのは、

ジャグリストの皆さんなら体験的に理解できるだろう。

合算確率の収束を狙った、「超クソ台との一瞬のときめき戦法」。

実は合算130分の1の台に座ったときよりも勝率がいい。

当然、クソ台なので深追いは禁物だ。

「一瞬のときめき」を味わっていただきたい。


つづく