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岸壁のにゃん

写真の数分前まで、実は、8mぐらい先の白黒のマスクにゃんとにらめっこをしていたんですね。ビットの影に隠れてチラチラっという感じです。

縄張りかな、それとも何か気になることがあったのかな……。んー、ちょっとわかんなかったですね。

いずれにしても、にゃんの奥深い世界の一端を垣間見まさせていただきました。

山川町、山川漁港にて撮影しました。


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見れば知っている風景を、言葉になおすこと。

これってすごく難しい。

一緒に見た同じ風景でさえ、一字一句まで同じ感動などないように。

人が人に理解を求めるとき。

美しい円(まる)を描く心がけに倣って、
しなやかで屈託のない言葉が選べますように。


静岡市美術館にて開催中の、
「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」を訪れての感想。


「青春とはある時期ではなく、心の持ち方を言う(サミュエル・ウルマン、1840年-1924年、アメリカの実業家)」

物言わずにそびえる高層ビルは企業然として、例えば、威圧的な人工の象徴だろうか。

冷徹な外観ではあるが、崩れ落ちるのを恐れているように見える、もろさとも。
あるいは遠ざかる自分の人生を思って老け込みたくもなる。


わたしはそういう時、いつか見た夕陽と、いつか聞いた潮騒に振り返るのだ。


ただただ、鮮やかであった。


それが、わたしの青春の心持ち。


誰にもある、心の風景や懐かしく思うことに、「青春」の泉があるのかもしれない。


ある日のカレンダーよりの感想。



 最近、ポプラ社より発行されていた「百年文庫」をよく読むようになった。


 日本、北欧……と、諸国のさまざまな作家に問わず、一冊に一つのテーマを定めている各書は、私の狭窄とした世界観に気づかせてくれるものであった。まったく新しい感動である。

 どれについても、名作揃いであった。



 私もいつか、百年にわたって語り継がれるような作品を書く人間になる。


 何もかも見失った人間の、あまりにも茫洋としたこの志がただ一つの光。